2013年2月14日(木)
2月14日に東京都・表参道の“246COMMON Food Carts&Farmer’s Market”にて、発売日がいよいよ来週21日に差し迫った『メタルギア ライジング リベンジェンス(以下、MGR)』の発売記念イベントが開催された。
本作は、『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』の約4年後を舞台に、『MGS』シリーズに登場する雷電を主人公にしたアクションゲーム。『ベヨネッタ』や『ヴァンキッシュ』などでおなじみのプラチナゲームズをパートナーに迎え、新たな体制で開発されている。
ステージには、KONAMIの小島秀夫監督と、新川洋司アートディレクター、是角有二プロデューサー、プラチナゲームズの稲葉プロデューサーという4名が登壇した。
小島監督は本作について、プラチナゲームズに開発を委託することで社内外から色々と言われたものの、結果的には素晴らしい出来になったとコメント。また、『メタルギア』シリーズで初めて発売予定を守ったタイトルなので今まで以上に嬉しいと語った。続いての稲葉プロデューサーは、『メタルギア』という看板の重さに悩んだが、スタジオ全体としては楽しんで作れたとコメントした。
発売記念イベントは、欧米・アジア・日本の全世界同時発売に向けて、本日の日本を皮切りに世界9カ国で開催される。小島監督と新川アートディレクターがヨーロッパ各国、是角プロデューサーと稲葉プロデューサーが北米・南米という、2手に分かれての世界行脚になるという。中でも若干早く19日にソフトがリリースされる北米会場のロサンゼルスでは、18日からカウントダウンパーティという形でイベントを開催。『MGR』の楽曲を手がけたアーティストによるバンド演奏も行われるとのことだ。
日本では、発売日の2月21日に、全国10店舗のゲーム取扱店にて発売記念抽選会が開催される。通常版/限定版/本体同梱版/コナミスタイル限定版を購入した人が抽選に参加可能で、全員がもらえる“MGRなり斬り雷電マスク”をはじめとして、さまざまな賞品が用意されている。
『MGR』についておさらいとして解説と紹介が行われた後は、本邦初公開となる『MGR』のTV-CMが上映された。日常のストレスをゲームで発散するというコンセプトのもとに作られた2種類のCM映像により、会場は爆笑の渦に包まれた。このTV-CMは15日から放映されるという。
さらに、同様のコンセプトで作られた海外版のTV-CMも上映された。日常の些細なアクシデントで溜まったストレスから自身が雷電に変身するという、日米のセンスの違いにも注目だ。
続けて上映されたのは、発売直前に公開される最終トレーラー。このトレーラーは、小島監督、KONAMIの小林カットシーンディレクター、プラチナゲームズの斎藤ディレクターによるコンペ形式での制作になっているとのことで、本日上映されたのは小林カットシーンディレクターのもの。小島監督のものは本日できたばかりで、持ってくることができなかったという。
その他にも、互いの作る内容を知らないまま作っていたら三者ともファーストカットが同じものになったという話や、小林カットシーンディレクターのトレーラーが音声を多用していることを知ったので小島監督は逆に音声を使っていないという話など、こぼれ話も多く飛び出していた。小島監督や齋藤ディレクターのトレーラーは順次公開されるので、楽しみに待とう。
次は、本作のビジュアル面を新川アートディレクターが紹介。“ダークヒーロー”というコンセプトでデザインし直された雷電や、最初のひらめきで描いたラフでいいものができたというブレードウルフなど、デザインにまつわるエピソードが明かされた。
(C)Konami Digital Entertainment Developed by PlatinumGames Inc.
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