2013年2月20日(水)
――ゲームのアフレコについて聞かせていただけますか?
実は僕はそれほどこのゲームで音声を収録しているわけではないんです。冒頭の部分と各キャラクターのエンディングとシステムボイス、仲間との掛け合いとか攻撃とか……っていうおおまかにわけると3パターンくらいの出演なんです。ですから、ゲーム本編がどうなっているかっていうのは、実はちょっとわからないんです。
ゲームの設定が第76層以降を攻略するという、原作やアニメにはまったくないお話でしたし、各キャラクターのその後の物語が描かれるっていうのがとても新鮮で、ifの展開にすごく引きこまれました。
僕がいただいた台本では物語はどうしても断片的ではありますが、それでもとても魅力的で、この間にどんな展開があったのか、収録している時からすごく気になっていました。少しだけネタバレになるかもしれませんが、このゲームってすでにアスナと結婚している状態で始まるわけなんですよ。それなのに他のキャラクターと仲よくなったりとか、エンディングでは……とか、いったいアスナはどうしたんだって思ったりしました(笑)。
――もしも松岡さんが冒険するとしたら、誰をパートナーにしたいですか?
そうですね……僕はリズをパートナーに選びますね。リズ好きなんですよ! またナビゲーションピクシーのような形でユイがいたら完璧だな、と(笑)。
――それでは話題を変えて、もし茅場晶彦に何か一言、言うとしたら?
複雑ですね……。でもまずは「《SAO》というゲームを作ってくれてありがとうございます」と。人がたくさん亡くなってましまいましたが、フルダイブ技術の基礎を作った、『SAO』の世界に多大な影響を与えた人物ではあります。この人がいたからこそナーヴギアが生まれ、そこからさらにさまざまなフルダイブ型ゲームが生まれてきたわけですし。
いろいろな思いを込めて、ありがとうございました、と。それと同時に、「少しは謝罪しろよ!」と。アニメの第14話の最後もそうでしたけど、「お前だけわかって満足するんじゃない!」と思うところもあったので(笑)。
――それでは最後に、ゲームを楽しみにしているユーザーへメッセージをお願いします。
本作はPSPを舞台にifの物語が展開していきますが、ゲームでしかありえない設定や体験できない世界が、たっぷりと広がっています。そこを何回も何回もプレイして楽しんで頂きたいです。携帯機なので移動の合間とかに気軽にできると思いますし、ぜひ全部のキャラクターとのエンディングまで見ていただけたらなって思います。
【次回予告】声優陣インタビューのラストを飾ったのは、キリトを演じる松岡禎丞さんでした。こちらの質問に対して、どれも真剣に悩みつつ、しっかりと答えてくれました。特にアフレコについての質問では、答えを聞いているこちらにも、ものすごいプレッシャーを受けて臨んでいたことが伝わってきました。
しかし、別々にインタビューした戸松さんが、ライバルヒロインとしてリズベットを挙げていましたが、松岡さんもリズベットを選ばれるとは……。ちょっとビックリしました。
さて、来週からは再びゲームの情報をお届けしてまいります。もうしばらくしたらプレイレポもお届けしていく予定ですので、こちらはもうしばらくお待ちくださいませ。
(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project (C)2013 NBGI
※画面は開発中のもの。
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