2013年2月20日(水)
ども、電撃カードゲームの担当編集・カネキングです。「あのTCG(トレーディングカードゲーム)のルールをメーカーさんに行って教えてもらおう!」という企画を突発的にスタートしたところ、非常に大きな反響をいただきまして、無事に2回目も掲載できることになりました!
今回取り上げるのは、2月22日にブースターパック第1弾が発売される、完全新作のTCG『スカイガレオンTCG』です。すでに全国で体験会は開催されているのですが、足を運べなかったり、そもそもその情報を知らなかったりした方もいるかと思います。
ということで、どんなゲームなのか、発売元であるシルバーブリッツさんに取材に行って遊んできました。今回もプレイレポートに加えて、プレゼントやインタビューもあります。あと、対戦の雰囲気がわかるように動画も撮ってきましたので、どうぞお楽しみください。
本作は、G-modeが展開するソーシャルゲーム『天空のスカイガレオン』を題材にしたTCGです。僕はソーシャルゲームのほうも未プレイなのですが、“題材にした”というよりは、“ソーシャルゲームをカードゲームでできるようにしたTCG”と言っていいぐらい、ソーシャルゲームがそのまま再現されているようです。
先に『スカイガレオンTCG』をプレイした感想から言ってしまいますが、本作は戦略性が非常に高く、かつシミュレーションゲームやボードゲームのような側面も持ち合わせた、かつてないプレイ感のゲームに仕上がっていました。『天空のスカイガレオン』自体が、戦略性の高いゲームのようですね。一手一手を考えながらプレイするTCGが好きな人には非常にオススメです。今回のプレイレポートでは、そういった戦略性の部分にも注目していただければと思います。
▲木村ディレクター |
今回ゲームを教えていただくのは、シルバーブリッツの木村翔平ディレクター。シルバーブリッツが展開するTCG『Lycee』にのめり込んで入社、同時に『天空のスカイガレオン』のヘビープレイヤーでもあるという経歴をお持ちの方です。このあたりのエピソードは、ぜひ後半のインタビューをお読みください。それでは、いよいよ体験プレイ開始です!
まず本作は、自陣となる3×3のマスにキャラクターを呼び出して、相手の3×3のフィールドのキャラクターを攻撃する対戦型のTCGになります。マスはそれぞれ、前列・中列・後列に分かれており、キャラクターがどこにいるかで使える技が変化する仕組みです。たとえば、後列にいる時は回復技、中列にいる時は飛び道具、前列にいる時は目の前の敵に攻撃、といった具合です。ちなみに、いわゆる移動フェイズというものはなく、召喚したキャラクターは、自分の前にキャラクターがいなくなったら強制的に前に詰めなくてはいけません。
▲対戦中のフィールドはこんな感じ。9マスすべてにキャラクターが埋まるという状況は少なく、長い列と短い列ができるような印象です。 |
勝利条件はいくつかありますが、もっとも狙いやすいのが“特技ゲージを7枚ためさせること”です。キャラクターを倒すと“特技ゲージ”がたまっていく仕組みになっていますので、すごく簡単に言うと先に7体倒したら勝ちということです。“特技”については後述します。その他、フィールドにいるキャラクターを全滅させたり、デッキからカードをドローできなくする、いわゆるライブラリーアウトでも勝てたりします。
また、大きな特徴として、本作は“自分のターン”と“相手のターン”という概念が存在しません。どういうことなのか。キャラクターはそれぞれ“AG”という“行動開始順”を表す数値を持っており、これが高い順に行動するのです。なお、同じ数字だった場合は、“先手”のプレイヤーから行動します。
▲カードの右上に表示されている“AG”が、行動順を表します。数値の幅は広いので、同じ数字という状況は少ないようです。 |
まとめると、
・3×3のマスに、キャラクターを呼び出して攻撃
・(すごくざっくり言うと)相手のキャラクターを7体倒せば勝ち
・AGの高いキャラクターから順に行動するので自分のターンと相手のターンはない
というのが大きな特徴です。あと、デッキは60枚ちょうどでなくてはならず、同じ識別子(カード番号)のカードは4枚まで入れられます。それでは、概要をつかんだところで、実際に遊んでみます。今回は、体験会で配布されているデッキを少しカスタムしたものを僕が、カスタムしていないものを木村さんが使いました。
→戦いはもう始まっている!? 準備段階が超重要(2ページ目へ)
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