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2013年3月4日(月)

PS Vita『神咒神威神楽 曙之光』は主人公たちを更正させる物語――正田崇氏による登場人物紹介企画第1回

文:ごえモン

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■設定解説

●汚染等級

 歪みが発生してから後の時代に定められた、個々人の汚染度を数値化したもの。これはすべての国民に義務付けられ、高濃度の汚染を受けていると診断された者は、死罪も含めた然るべき処置を受ける。

 この汚染を理から外れている陰と定め、反対に理の中にある術の精度は陽として、能力の格付けが行われている。本来、陰陽相まって完全とするのが万象であるためこの区別化は不適切だが、それにも理由があるらしい。

●陽の術

 武術や方術、学問など、習って修める技術であり人の業(わざ)。この世の理に則ったものを指し、その枠内にあるもの。高度な技術は下位からすれば常軌を逸して見えるものの、あくまで森羅万象から外れておらず、ゆえにできることとできないことが明確にある。端的に、説明のつく力と言い換えてもいい。基本、人間である以上、陽の属性は誰もが皆持っている。

・壱(1)~肆(4)

 市井の町民らも含めた一般枠。もっとも数が多いゆえにピンキリであり、段階ごとの差も激しい。少なくとも参以上の者は個々の分野で一線級の実力者と言って差し支えないのだが、それでもこの領域を超えられる者はほぼいない。よくも悪くも、凡人の範囲である。

・伍(5)~漆(7)

 天賦の才に極限の修練、ないし経験を積んだ者だけが辿り着ける達人域。肆以下とは明確な壁があり、選ばれた者たちの領域と言っていい。技術として可能であるというだけで、一般の者らには到底真似できないことを体現している

・捌(8)~拾(10)

 人の頂点。この世の理において無双と呼ばれるに相応しい領域。ゆえに当代一と表現するのは誤りであり、何時の時代にも存在するというものではない。達人を超えた絶人と評するのが正しいだろう。

●陰の異

 森羅万象の理に囚われず、むしろその法則を歪ませる異能。理屈も説明もつかない超常能力。ゆえに誰もが持っているというものではなく、この属性を有する者は全体の一握りである。一般に、東の化外から流れてきた毒と解釈されており、陰を宿す者らは恐怖と嫌悪、そして歪んだ羨望の対象となる。

・壱(1)~肆(4)

 さほど大規模なものではなく、秘め隠していれば周囲に気取られることもない程度の異能力。そのため制御も可能であり、実用的と言ってもいい。高位の陽を修めた者には非常に有利な付加効果をもたらすだろうが、そうでない者にとっては完全な呪いである。脅威度が低いせいで、都合のいい差別対象になり得るからだ。

・伍(5)~漆(7)

 その歪みは人を逸脱している魔性の域。存在として有り得ない現象を起こす力を持つため、もはや冗談めいている。この領域にある者の特徴として“非常に死ににくい”というものがあり、単純な肉体能力が意味不明に突出している。

 その他、個々の異能を制御できるかどうかはまちまちだが、共通して言えることは常人にとって極度の違和感を伴うこと。彼らが纏う異質の空気は、例えどれほど鈍い者でも気付かずにはおれない。

・捌(8)~拾(10)

 端的に災害。そう表現される異能の中の異能。例外なく自分では制御不能な域にあり、ただいるだけで歪みを周囲に撒き散らす。やはり死ににくいという特徴を持つが、それは肉体強度によるものではなく、もっと別の何かである。

●太極

 陰にも陽にも属さない、技術として枠外の法を操る者。曰く、新たな理を創造する器であり、神座の格とも。

●東征軍主力数値

 前述した陽と陰の概念にもとづく力量の格付け。なお、これは物語開始時のものであるため、最終的に誰がどうなるかはわからない。数値もあくまで人界における目安であるため、東地においてはその枠を超えて激変することも大いにありうる。

(C)2013 light

データ

▼『神咒神威神楽 曙之光』ダウンロード版
■メーカー:light
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年4月25日
■希望小売価格:6,300円(税込)
▼『神咒神威神楽 曙之光』
■メーカー:light
■対応機種:PC
■ジャンル:AVG
■発売日:2013年6月28日
■希望小売価格:未定
▼『神咒神威神楽 曙之光』Gユウスケ描き下ろしクロスポスター
■メーカー:アスキー・メディアワークス
■発売日:2013年3月27日
■希望小売価格:4,500円(税込)
 
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