2013年3月9日(土)
月島総記:はい、次は細谷はるなです。シナリオチーム内では時折“容姿的には一番好みかも”という意見がささやかれる彼女ですが、キャラクター性の面ではどうですか? | ||
月島トラ:とりあえず作中で描かれる彼女は、ミステリアスな女の子ですよね。何かを話す時もポツリポツリと喋るし、言葉を選んでいる印象が強いという。 | ||
日向もやし:そう、「……」が多めのヒロインですね。“寡黙でどこか影があるヒロイン”。それが彼女の魅力だと思うんですよ。 | ||
月島総記:かなり他人に対して壁を作っている感じもしますね。「その理由はなんだろう? ゲームを警戒している? それとも過去に何かあった? あるいは自分に問題がある?」、ついついそう思ってやきもきしてしまう。そこがいちユーザーとしてプレイした時、おもしろいところですね。 | ||
日向もやし:確かに! 実際クラスにああいう女子がいたら、結構かまいたくなったりしますよね? | ||
月島総記:あぁ、わかります(笑)。からかって怒らせたりしたいかも。 | ||
日向もやし:あと個人的には、笑顔とかが見たくなる。壁があるキャラほど、それを取り払いたくなりますよね。 | ||
月島総記:しかし壁を越えて、そのキャラの内面に触れた時、そこにあるのが“笑顔”ならいいのですが……それ以外の表情が潜んでいるかもしれないのが、このゲームの恐ろしいところですね。 | ||
月島トラ:ドロリとした内面があったりしてね。 | ||
日向もやし:ひと筋縄じゃないんですよ。人間って怖いから。 | ||
月島トラ:人間としてのペルソナをかぶったキャラから仮面を剥いだ時、そこにいるのは人か獣か、はたまた闇か……。 | ||
日向もやし:せっかくなら、美しいものがあると期待したいのですが……そう甘くないのがこのゲーム。見る時は、そろ~っと見たいものです。 | ||
月島総記:ともあれはるなは、高い壁に囲まれた、なんらかの仮面をかぶった女です。でも勇気を出して壁を越え、仮面の向こう側を見たところから、本当の理解と絆が生まれるはずだと思います。 | ||
月島トラ:それは他のキャラにも言えますね~。人が皆、なんらかの仮面をかぶっているという点も。“全キャラにも言えること”の内の1つを、切り取って煮詰めてキャラを掘り下げる。こんな感じで『リベリオンズ』はできています。 | ||
月島総記:ゆえにすべてのキャラは、少しずつ他のキャラに似ている部分を持ちながらも、決定的に違う部分があるんですよね。だからこそわかり合えるかもしれないし、逆に争わなくてはならないかもしれない。 | ||
月島トラ:誰と誰が仲間になり、誰と誰が仲間割れし、誰と誰が争うのか、予想してみるのもおもしろいかもしれません。はるなについても、彼女が誰と絆を結ぶのか、仮面の向こうの表情が何か、どうぞお楽しみに! |
※第5回では充と初音を紹介!
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