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2013年3月22日(金)

『ガンダムブレイカー』で童心に返ったガンプラ好きライターがカスタム要素をレビュー! この気持ち……まさしく愛だ!

文:さくたろう

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■『ガンダムブレイカー』でできるペイント機能をレビュー!■

 本作はパーツを組み合わせて機体を作るだけでなく、カラーを変更したり、光沢処理や汚し処理などのペイント処理を施すことができます。……が、コレが本当にめちゃくちゃ楽しい! とにかく細かく変更できるうえ、ちょっと色をいじるだけで本当にイメージがガラリと変わるので、あきることがありません。というか、こだわりすぎて担当のてけおんに「そろそろ記事書けや!」と怒られたくらいです。

 しかも非常にお手軽で、「ガンプラを作ったことはあるけれど不器用なんで塗装は……」という人でも塗装する快感をバッチリ楽しめます! ガンプラを塗装し終わった際に「あれ? 塗る前のイメージと違うよ……」と絶望した人でも、このゲームなら簡単に塗り直しができるので、恐れずにいろいろ試せるというのもいいですね。いや、本当にいいですね、コレ!

 カラーの変更は、すべてのパーツを一斉に変更したり、各パーツごとにカラーを変更したりといった基本的なことから、“パターン塗装”や“光沢”など本当にガンプラの塗装でできちゃいそうなことができるカラーのオプションまでさまざま。ここでは、そんなペイント機能について解説していきます。

<パターン>

 迷彩やドット風のパターンなど、通常のカラーの他に3種類のパターンを選択可能。下の画像では、例としてすべてのパーツのパターンをまとめて変更していますが、パーツごとにパターンを変更したり、パターンのカラーを変更したりといったことも可能です。

『ガンダムブレイカー』
▲一般的な迷彩パターン。背の高い林の中だと見つかりにくいかも?
『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲直線の幾何学模様で構成されたパターン。落ち着いた色に変更すればもっとカッコよくなりそう。▲ドット風のパターン。色しだいで市街地戦などでは風景に自然と溶け込むことができるかも?

<デカール>

 ミッションで手に入ったデカールは、ここでon/offの切り替えができます。デカールはそのパーツごとのデカールが貼られるので、ザクIIの腕にガンダムのデカールを……といったことはできませんが、機体のディテールアップには欠かせない要素の一つですね。

『ガンダムブレイカー』

<光沢処理>

 このオプションでは、いわゆる“つや消し”“つや出し”の表現が可能です。数値を0にするとマット仕様になって落ち着いた感じに、数値を上げていくと、パーツが光を反射するようになっていきます。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲左が“光沢処理:50”で右が“光沢処理:100”の状態。
『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲光源の位置に合わせて反射するパーツが変わってくるので、実際に動かしてみることで印象が変わります。輝いてるぜ、俺のザク……。

<チッピング>

 ガンプラにおけるチッピングとは、いわゆる“ハゲチョロ塗装”のことで、パーツの端の塗膜がはげて金属の部分が露出している、という状況を演出する塗装の技法の一種のことです。数値を上げることで、パーツの角やつなぎ目部分が金属色になっていきます。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲左が“チッピング:50”で右が“チッピング:100”の状態。

<エアブラシ>

 エアブラシとは、空気の圧力を利用して、霧吹き状に塗料を吹き付ける道具のこと。ガンプラをはじめとした模型作りの塗装を行う際には、かなり便利な道具の1つです。本作では、数値を上げることでパーツの端から中心に向かって陰影(ぼかし)を入れるような塗装を表現することができます。

 ちなみに、現実でエアブラシをかけようとすると、場所や機材など用意するのが結構大変ですが、ゲームならこんなに簡単にできちゃいます。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲左が“エアブラシ:50”で右が“エアブラシ:100”の状態。

<汚し処理>

 これは名前そのままの処理ですね。数値を上げていくこと全身に泥が吹きつけられたような感じになっていって、実際の兵器"らしい"表現をすることができます。ただし最大まで上げると、機体の汚れがかなりひどい感じになってしまうので、ここはほどほどにしたほうがいいかも?

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲左が“汚し処理:50”で右が“汚し処理:100”の状態。

<傷処理>

 この数値を上げると、機体に"傷"の表現をつけていくことができます。実際のガンプラで傷をつけるにはなかなか勇気が必要ですが、こちらはあくまでもゲームなので、いくらでも表現できるのがいいですね(笑)。この処理をすることで、歴戦の機体のような雰囲気をつけることが可能です。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲左が“傷処理:50”で右が“傷処理:100”の状態。

<足元汚し>

 これは名前の通り、足元を砂などで汚していくことが可能です。砂漠などを舞台に戦う際には、この表現をすることでより"それっぽい"雰囲気を出せますね。

『ガンダムブレイカー』 『ガンダムブレイカー』
▲左が“足元汚し:50”で右が“足元汚し:100”の状態。

 以上、今回は機体のカスタマイズとカラーリングに関する解説をお届けしてきましたが、いかがでしょうか。そのままのパーツを組み合わせてもパーツのカラーが合わなくて一見するとイマイチ……と見えてしまうものでも、全体のカラーを統一することで、それっぽい機体を作ることが可能です。また同じパーツ構成でも、カラーしだいでいくらでもオリジナリティを出すことができるので、皆さんもカラーやペイント表現にこだわってカスタマイズを楽しんでみてくださいね!

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS.
※画面は開発中のものです。

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