2013年4月11日(木)
日本一ソフトウェアの設立20周年を記念する特設ページ“電撃日本一ソフトウェア”の連載コーナーとなる“キャラクター辞典”。開発スタッフのコメントつきで、人気のキャラクターを紹介していこう。
今回の第16回と、次回の第17回は、かわいいキャラクターたちが歌って踊るミュージカルPRG『マール王国の人形姫』シリーズを一挙クローズアップ。第16回目となる今回は、ディレクターを務めた新川宗平氏のコメントとともに『マール王国の人形姫』シリーズに登場するメインキャラクターについて紹介していく。
『マール王国の人形姫』
・発売日:1998年12月17日
・対応機種:PS
・ジャンル:ミュージカルRPG
・希望小売価格:6,090円(税込)
[備考]
・イラスト集やゲーム使用楽曲を収録した廉価版が発売
・PS Storeのゲームアーカイブスでも配信中
・シナリオを追加した移植版がDSで発売
・iアプリへの移植版が配信中
シリーズ第1作目となる『マール王国の人形姫』は、人形と会話できるという不思議な能力を持った少女・コルネットの物語を、第2作目となる『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』は、コルネットの娘であるクルセイルの恋と成長の軌跡をつづったRPGとなっている。
絵本の中のようなメルヘンチックな世界観と、野村良治(現・Ryoji)氏が描くかわいいキャラクターが大きな魅力となっており、女性ユーザーにも人気のシリーズとして知られている。
▲シリーズを通して、物語の随所にキャラクターが歌って踊る“ミュージカルイベント”が多数盛り込まれている。佐藤天平氏の心温まる音楽や、各キャラクターを演じる声優陣の歌声が楽しめるのがポイントだ。 |
●『マール王国の人形姫』
森で出会ったマール王国の王子フェルディナンドに命を救われ、恋に落ちたコルネット。しかし、王子はコルネットを助けたことがきっかけで魔女にさらわれてしまう。こうして、コルネットと人形クルルの、王子救出の旅が幕を開ける。
▲『マール王国の人形姫』は元々S・RPGとして制作が開始されており、戦闘に移動や攻撃範囲といったシミュレーションの要素が取り入れられている。 |
●『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』
前作から14年後の世界を舞台とした続編。母コルネットの冒険と恋物語にあこがれるおてんば娘のクルセイルが、理想の王子さまを見つけるために旅に出る。
▲『リトルプリンセス マール王国物語2』では戦闘システムがコマンド入力タイプに変更され、前作以上にスピーディな展開となった。 |
●『天使のプレゼント マール王国物語』
PS2で発売されたシリーズ第3作では、『マール王国の人形姫』や『リトルプリンセス マール王国物語2』の冒険の道中にあった話や後日談が、全6話のオムニバス形式で展開する。
▲『天使のプレゼント マール王国物語』では部隊編成システムが導入され、最大16人が入り乱れて戦うド派手な戦闘が繰り広げられる。 |
元気で明るく、恋にあこがれを持つ16歳の少女。祖父とともにオレンジ村で暮らしている。人形と話ができる不思議な能力を持っていて、子どものころから一緒にいる人形のクルルとは大の仲よし。
とある日、村の近くの森でマール王国の王子フェルディナンドに命を救われ、恋に落ちる。しかし、そのことがきっかけで王子が魔女にさらわれてしまったため、クルルとともに王子救出の旅に出ることになる。
『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』では、フェルディナンドとの恋が成就。クルセイルという年ごろの娘を持つ母親として、そしてマール王国の王妃として登場する。
▲あこがれの男性との恋を夢見るコルネット。そして、その男性は実在し、しかも正真正銘マール王国の王子さまだった! コルネットの身分違いの恋の行方はいかに。 | ▲『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』ではフェルナンドとの恋が実り、王妃となっている。ゲーム中では他国へ訪問している最中だが、町での評判は上々だ。 |
『マール王国の人形姫』シリーズは、女性もストーリーと戦闘を楽しみながら、ちゃんとクリアしてもらえるように設計したRPGです。物語も“頑張る女の子たちへの賛歌”という気持ちを込めて作りました。
コルネットはその主人公として、『マール王国の人形姫』を体現してくれているキャラクターです。(新川)
コルネットが幼いころから一緒にいる、妖精を模したかわいらしい人形。他の人形とは違って、コルネット以外とも会話することができる。コルネットの親友であるとともに、本人はコルネットの保護者を自称している。好奇心旺盛で、「女は行動力」という言葉をモットーにしている。
▲コルネットが壁にぶつかった時、「女は行動力」を合言葉にいつも励ましてくれる。この合言葉は、コルネットやその娘クルセイルへと受け継がれていく。 |
シリーズの代表的な決め台詞にもなった「女は行動力!」の提唱者です。
ポジティブな発言が多いキャラクターですが、心の中に秘めている秘密は……泣けます。未プレイの方は、ぜひとも遊んでみてください。(新川)
→引き続き『マール王国の人形姫』のメインキャラクターを紹介!
コルネットとクルルの設定画もここに公開(2ページ目へ)
(c)1998,1999,2001 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
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