『シューティングラブ。10周年 ～XIIZEAL ＆ ΔZEAL～』が5月30日に発売――STGを愛するトライアングル・サービスの出発点がここに！

文：皐月誠

　トライアングル・サービスは、Xbox 360用ソフト『シューティングラブ。10周年 ～XIIZEAL ＆ ΔZEAL（トゥエルブジール アンド デルタジール）～』を5月30日に発売する。価格は通常版が6,090円（税込）で、スペシャルパックが8,190円（税込）。

▲通常版		▲スペシャルパック

　本作は、トライアングル・サービスの創設10周年を記念し、同社の原点である2タイトルを『XIIZEAL（トゥエルブジール）』と『ΔZEAL（デルタジール）』として収録したソフト。同時期に制作されたが方向性の異なる、表裏とも言える2つのSTGを楽しめる。

「シューティングの主役は弾幕じゃねぇ、自機だ、いや、プレイヤーだ！」
　『XIIZEAL』

　2002年にタイトーのPS互換業務用基板・G-NET用としてリリースされたSTG。ボタンを押してショットやボムを発射するのは一般的なSTGと同様だが、レバーを激しく左右に入力すると発生するサイドアタックや、バックファイアとして自機の後方に攻撃判定が発生するのが特徴的。キャッチコピー「シューティングの主役は弾幕じゃねぇ、自機だ、いや、プレイヤーだ！」は当時主流だった弾幕系STGへのアンチテーゼだ。

▲全8ステージという大ボリューム構成。

「ショットとボムがあればいい。王道シューティング」
　『ΔZEAL』

　2002年にリリースされたSTG。自機にはワイド・レーザー・誘導ミサイルといった3種類の武装があるが、獲得したパワーアップの種類によって強さのバランスが変わるため、調整が重要となる。『ライデンファイターズ』を手がけたデザイナーによって描かれた、緻密（ちみつ）なメカ系ドット絵も見どころの1つだ。本作の基板は耐久性に乏しかったため、アーケードにおいて万全な状態でプレイできる環境は極めてまれである。キャッチコピーは「ショットとボムがあればいい。王道シューティング」。

▲全9ステージというさらに大ボリューム構成。

　ゲーム本編以外にも、前作『シューティングラブ。200X』で好評だった仕様を継承して実装。通常のハイスコアからステージごとや週間ランキングまで対応した“ゲームプレイ・ランキング”や、表示の大きさや角度を調整する“スクリーン設定”、プレイ中も変更可能な“操作設定”が搭載されている。

▲ゲームプレイ・ランキング		▲スクリーン設定		▲操作設定

■『シューティングラブ。10周年 ～XIIZEAL ＆ ΔZEAL スペシャルパック』

　『スペシャルパック』には、『ΔZEAL』と『XIIZEAL』に使用されたすべての楽曲と、未使用のレア音源を収録したオリジナルサウンドトラックを同梱。サウンドトラックはEnhanced CD仕様となっていて、10周年記念ライブの動画や、藤野俊昭社長が連載していたコラム記事もPC用コンテンツとして収録されている。

■特典サウンドトラック収録内容
・『ΔZEAL』使用楽曲
・『XIIZEAL』使用楽曲
・未使用楽曲
・ゲームセンターテクノポリス＆トライアングル・サービス10周年記念イベント“新潟事変”ライブ映像
【出演】
　Vocal：夏目響子（『25th Anniversary ロックマン Rock Arrange Ver』、『悪魔城ドラキュラトリビュート vol.2』他）
　Guitar：Naoto（『XIIZEAL』、『ΔZEAL』他）
　Keyboard：桐岡麻季（『ANUBIS ZONE OF ENDERS』他）
・知った気になれるゲーム講座（藤野社長によるコラム）

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