2013年4月26日(金)
もえみ:先日、謎のオジサンがたくさん登場するティザーサイトが公開されました。スマートフォン用ネイティブアプリとのことですが、どのようなゲームなのでしょうか?
栗田:タイトルはまだ言えませんが、“おやじ”を育てていくゲームです。
もえみ:おやじさんを……育てる……?
栗田:おやじって育ててくれる人じゃないですか。逆におやじを育てるってあまりないので、それをやってみようかなと。最初は全然違う作品を考えていたんですが、最終的にこのゲームに行き着きました。
もえみ:おやじさんはどうなっちゃうんですか?
栗田:生まれたり、死んだり、進化したり……。
もえみ:人じゃないものにもなるんですか?
栗田:いえ、どんな姿になっても、彼らは日本人です。
もえみ:虫っぽいおやじさんもいましたが……。
栗田:虫じゃないですね、人間です。おやじを虫扱いするのはよくないと思います。最近そういう若者多いですからね。
熊谷:虫って言い方は悪いけど、ごめん、僕にも人には見えない(笑)。
栗田:本作には、いろいろなおやじが出てきます。僕も年齢的におやじというカテゴリの中に入ってきまして、おやじ・中年というものをテーマにしたゲームを作ってきたことがなかったので、今回おやじのゲームを作ることになりました。
もえみ:なぜ、おやじさんはパンツ一丁なのでしょうか。
栗田:これがクールジャパンなんじゃないですかね。ジャパニーズトラディショナルスタイルですよ。
もえみ:な、なるほど。おやじさんはどういう風に育てていくんですか?
栗田:簡単に言うと、“観察箱”で飼います。虫かごの中で飼うイメージですね。カブトムシやクワガタなどと同じ方法で育ちます。エサは多分なんでもいいと思います。
熊谷:基本おやじが好みそうなものを、ね。
栗田:そうですね。脂っこいものは控えたほうがいいですね。
もえみ:黒烏龍茶とか飲ませたほうがよさそうですね! では、どのような層をターゲットにこのゲームを作られたのでしょうか?
熊谷:まず、おやじじゃないですよね。
栗田:若い子たちに遊んでもらって、お父さんやお母さんとの関係性を見直してもらえればと。小さい子どもたちにもやってもらえればうれしいですね。生命の神秘という部分を学習できるので。
もえみ:反抗期の子もお父さんと仲よくなるかもしれませんね。
栗田:そうですね。特に女の子は「おやじキモい!」なんて言いますしね。
もえみ:このゲームを遊んだ女子高生が、自分のお父さんのことを「かわいい」って思ったりするんでしょうか。
栗田:なったらいいですよね。
熊谷:そこが目標だよね。
栗田:そうですね。やはり会社的には社会貢献が大事なので、本作を通して家族の関係ももっと円滑に進む世の中になっていけばいいな、と。
もえみ:見た目とは裏腹にメッセージ性の強いゲームですね……。おやじさんって、1人ずつ育てるんじゃないんですか?
熊谷:1人ずつではありません。基本的におやじって群れますから。
栗田:おやじの世代ってあまり人見知りしませんからね。
▲おやじのイラストはすべて栗田プロデューサーが手掛けている。 |
→次のページでは、ゲームのコンセプトについて詳しく聞きました!(5ページ目へ)
(C)Liica
データ