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2013年4月26日(金)

『カプコン アーケード キャビネット』複数人レビュー第1弾! 難易度に阿鼻叫喚の『魔界村』や『闘いの挽歌』などを掲載

文:YK3ゴロー皐月誠kbj

■変形・合体・5つの武装――『サイドアーム』はメカマニア垂涎STG!

 ロボット! それは少年の憧れ。
 変形! それは男の夢。
 合体! それは漢(おとこ)の浪漫。
 STG! それは侠(おとこ)の戦場。

 これらを一度に味わえるゲームなんてあるのだろうか、ハイここにあります『サイドアーム』! そう、『サイドアーム』は変形合体するロボットを操って地球を救う横スクロールSTGなのです! だいたい説明終了。

『カプコン アーケード キャビネット』

 本作の自機はかっこいいロボットです。飛行機形態から人型形態に変形するという、スタート時のドット絵は実に芸コマ。さらに特定のアイテムを取ると、1P機と2P機が合体! 画面全体をカバーするショットで敵を駆逐します。かっこよさ極限!!

『カプコン アーケード キャビネット』
▲α機とβ機が合体!

 自機だけでなく、ザクザク襲ってくる敵や水中からスゴッと出てくる敵など、敵ロボットにも(ある意味で)注目です。自機の武装の1つ“メガ・バズーカ・ランチャー”巨大な神がかった兵器の残骸っぽいステージ背景などには、時代のおおらかさが感じられますね! キャラデザのあきまん(安田朗)さんがこれらの犯人(?)なのか!?

 さて、突然ですが“モビちゃん”というキャラクターを知っているでしょうか? モビちゃんは、90年代前半ごろまで活躍したカプコンのマスコットです。多分、スーパーファミコン版『ストリートファイターII』のカーソルとして見た人が一番多いのではないでしょうか? 最近では『プロジェクト クロスゾーン』で、デビロットと一緒に登場していました。

 モビちゃんは、本作のプレイヤー機をデフォルメしたキャラクターで、『サイドアーム』においては1UPアイテムです。もちろん『サイドアーム』が初登場……本作は、そんな記念的タイトルでもあります。

『カプコン アーケード キャビネット』 『カプコン アーケード キャビネット』
▲複数の武器と左右への撃ち分けを駆使して、侵略者“ボゾン”を駆逐する。敵出現パターンの把握が重要。

 自機の縦長な当たり判定や極端に困難な後半面の敵パターンなど、ゲームとして大味な印象は否めませんが、協力プレイを楽しめる合体システムや“その場復活”のコンティニューがあるため、比較的カジュアルに楽しめるタイトルだと思います。さあ、あなたも“絶対合体”!!(サポートメカと合体してパワーアップしたい皐月誠)

4ページ目で『闘いの挽歌』を掲載!

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