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2013年4月27日(土)

『ソンソン』『エグゼドエグゼス』『1942』をレビュー! 30年前の記憶を呼び覚ます『カプコン アーケード キャビネット』複数人レビュー第2弾

文:meganeチョロ松野村一真

■『1942』で味わう敵機の計算されつくした攻撃! パターンではクリアできない激辛シューティングが再び

『カプコン アーケード キャビネット』

 『1942』が登場したのは1984年のこと。当時のゲームセンターは“薄暗くて怖い場所”で、中学生だった自分もビクビクしながら通った記憶があります。そして、シューティングゲームの全盛期でもありました。前年の1983年には、あの『ゼビウス』が登場。少ないおこづかいの中から工面したコインを、皆が夢中になって投入していたわけです。

 シューティングゲームが決して得意ではない自分でしたが、『ゼビウス』に追従したそのころのタイトル群に対しては、1つの大きな不満がありました。それは、多くのタイトルで敵の登場パターンが決まっていたために、“記憶ゲー”になってしまっていたこと。そのせいか、効率のいいパターン通りの操作を行うだけで、ゲームを遊んでいるという実感を味わうことができませんでした。

『カプコン アーケード キャビネット』 『カプコン アーケード キャビネット』

 第二次世界大戦で活躍したP-38ライトニングを駆って、日本軍を思わせる軍用機と戦う『1942』は、そんな当時の常識をくつがえしてくれる、刺激的なタイトルでした。敵機の動きが非常に速いので同じパターンに陥ることがなく、さらに地上の目標物が存在しないから別種類のショットで狙う面倒もないと、直感的でアクティブなプレイが楽しめたのです。

 さらに、宙返りで敵の攻撃を避けられる! ボムで敵を一掃できるわけではないですが、ギリギリの判断で絶体絶命のピンチを切り抜けられるという、プレイヤーの反射神経のよさが問われる骨太なシューティングゲームだったのです。まあ、その分だけ難しかったわけですが……。

 さて、めちゃくちゃ久しぶりのプレイ。ゲーム開始直後、「あ」とつぶやく前に撃墜されてしまいました……。敵がめっちゃ狙って撃ってくるよ! 体当たりをかわした先に弾が置いてあるよ! 敵の計算されたいやらしい動きに対抗するには、もうコンティニューしまくりしかないです。「こんなに難しかったかなー?」という感覚を味わいたい人は、ぜひチャレンジしてもらいたいですね!(フツフツとくやしさがこみ上げてきたチョロ松)

3ページ目で『ソンソン』を掲載!

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