2013年5月3日(金)
皆さん、こんにちは。初心者のための『マジック:ザ・ギャザリング(以下、MTG)』講座で講師役をつとめているイズミです。『MTG』は、5月2日に発売される最新セット『ドラゴンの迷路』が登場します。
(01-01)『ドラゴンの迷路』では都市次元ラヴニカの覇権を争う10のギルドが、ラヴニカ中に張り巡らされた謎めいた巨大な迷路の走破を目指しています。ゲームシステムの面では『ラヴニカへの回帰』および『ギルド門侵犯』で登場した各ギルドのメカニズムがより拡張され、興味深い新カードが数多く収録されています。
ここでは『ドラゴンの迷路』の新メカニズムと注目のカードをどどん、と紹介していきます。新しい環境のデッキ構築の参考にしてみてくださいね。
『ドラゴンの迷路』では、1枚のカードに2つの呪文が記された“分割カード”が登場するわ。
(02-02)“分割カード”には“融合”という能力が与えられていて、プレイヤーはこれらのカードをプレイする時に、カードに書かれた呪文のうち、どちらか1つをプレイするか、あるいは両方のマナ・コストを支払って、2つの効果が合わさった呪文としてプレイするかを選ぶことができます。
この《生存/存命》をプレイする場合にあてはめると、こういう感じになるわね。
・(緑)(3)を支払って《生存》をプレイし、3/3のトークンを出す
・(白)を支払って《存命》をプレイし、コントロールするクリーチャー1体につき2点のライフを得る
・(白)(緑)(3)を支払って《生存/存命》を“融合”させてプレイし、3/3のトークンを出したあと、コントロールするクリーチャー1体につき2点のライフを得る
ちなみに“分割カード”を“融合”させて呪文をプレイする場合、覚えておいてほしい点が2つあります。1つは、呪文の効果は左側に書かれたカードから先に解決されるということ。もう1つは、左右の呪文は別々にプレイされるのではなく1つの呪文としてプレイ、解決されるということです。
と言っても《生存/存命》ならば“まずトークンが出て、そのトークンも数に入れてライフを回復する”となっているように、普通にプレイすればそれが一番いい効果を発揮するように作られていて、特に難しいことはないので、安心してくださいね。では続いて《ドラゴンの迷路》注目カードを見ていきましょう!
→まずは『ラヴニカへの回帰』に登場した5つのギルド
に属するカードから見ていきましょっ!(2ページ目へ)
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記事内イラスト:うさ城まに
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