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2013年5月23日(木)

『カオスフィールド』から『ラジルギノア』まで――マッドでキッチュなあのSTGを彩ったサウンドが再誕! マスタリング現場に突撃レポート!!

文:ミゲル

 クロンは、7月26日にアルバムCD『Sakura Flamingo Audiography -GREY-』と『Sakura Flamingo Audiography -PINK-』をリリースする。アルバムのトラックについては、こちらの記事でより詳しく紹介しているので、参照してほしい。

 楽曲を手掛けているのは、林康さんと永田大祐さんによるユニット、k.h.d.n.。2年ぶりの新作となるこのアルバムには、k.h.d.n.の再始動としてふさわしい楽曲たちが満載されている。収録曲の中には、10年以上前に制作された楽曲もふくまれているが、再マスタリングによって新たなアプローチが行われている。

 では、よく聞く楽曲の“マスタリング”とはどのようなものなのか。今回、このCDに収録される音源のマスタリング作業の現場となる音響ハウス(東京都中央区)に特別に招いていただいたので、その技術を紹介しよう。

『Sakura Flamingo Audiography -GREY-』『Sakura Flamingo Audiography -PINK-』 『Sakura Flamingo Audiography -GREY-』『Sakura Flamingo Audiography -PINK-』
▲レコーディングやミキシング、マスタリングの音響スタジオの他、動画編集スタジオも併設している老舗スタジオ・音響ハウス。レトロチックなロゴがかわいい。▲7Fにあるマスタリングルーム。二重扉の向こうでは、一体何が行われているのか……?
『Sakura Flamingo Audiography -GREY-』『Sakura Flamingo Audiography -PINK-』 『Sakura Flamingo Audiography -GREY-』『Sakura Flamingo Audiography -PINK-』
▲扉を開くと、真剣に曲を確認するk.h.d.n.の永田大祐さん(左)と林康さん(右)の姿が。▲今回の収録のキーマンはこの方!

 マスタリングとは、作曲家の制作した音楽をユーザーへ向けた形に“調整”する作業のこと。この作業を経て作られたものがマスター音源と呼ばれ、それを収録した原盤から流通向けの製品が量産されることになる。原盤を制作するのは、マスタリングエンジニアと呼ばれる職人だ。

 では、マスタリングエンジニアが行う、曲の“調整”とはどのようなものなのか? 音響ハウスのマスタリングエンジニア・石井亘さんが、初心者にもわかるように噛み砕いて教えてくれた。

実際の楽曲の収録風景を大紹介!
ここだけの情報が飛び出す!?→(2ページ目へ)

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データ

▼『Sakura Flamingo Audiography -GREY-』
■レーベル:Sakura Flamingo Laboratory
■販売元:クロン
■品番:SFBR-001
■発売日:2013年7月26日
■希望小売価格:2,100円(税込)
 
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▼『Sakura Flamingo Audiography -PINK-』
■レーベル:Sakura Flamingo Laboratory
■販売元:クロン
■品番:SFBR-002
■発売日:2013年7月26日
■希望小売価格:2,100円(税込)
 
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