2013年5月14日(火)
本作におけるもう1つのゲーム要素が、ギャングチームの存在だ。他のプレイヤーとチームを組むというもので、レベル20以上のプレイヤーがチームを作成できる。すでにあるチームに参加するのにレベル制限はない。チームには専用の掲示板が用意されている他、攻撃や防御にボーナスが付くという特典もある。
またチーム専用のイベントとして、チーム抗争が発生する。定められた期間に他のチームと戦うというもので、相手チームのメンバーとバトルして勝つことで抗争ポイントを獲得できる。この抗争ポイントを多く獲得したチームが勝利となる。
チームにはリーダーとなるヘッドの他、特攻隊長、親衛隊長、支援部隊といった役職があり、それぞれに独自スキルを持っている。例えばヘッドのスキルは、発動後の一定時間に限り、メンバー全員の攻撃力と獲得できる抗争ポイントが増えるというもの。メンバーとの連携が重要になるため、抗争勃発中には掲示板で綿密な打ち合わせが行われている。
他にもバトルで負けた時に奪われる抗争ポイントを半減させるバリケード、期間中1回しか使えないものの、回復アイテムのビールを消費して強烈な攻撃を繰り出す“全力攻撃”などもある。お互いのチームが何をいつ使うかという駆け引きと、チームメンバーの息を合わせた連携が重要で、一筋縄ではいかないおもしろさがある。
▲チームメンバーと協力して敵チームとバトル。ただ敵とバトルして勝つだけでなく、チームメンバーのスキルと息を合わせた動きが求められる。 |
本作はクエストを進めつつ、他のプレイヤーとお宝を奪い合うという、最近のカードバトル型ソーシャルゲームの中では、かなりシンプルな内容になっている。チーム抗争は熱い駆け引きがあるものの、期間と参加者(チームメンバーのみ)が限定されるコンテンツ。全体的に真新しさに欠けるという点は否めない。
しかしながら、ややこしいシステムを覚えることなく、不良・ギャングという題材の魅力と、カード集めや強化そのものの楽しさを味わえるのは間違いない。いくら斬新なシステムを搭載しようと、それをプレイヤーが求めていないなら、そんなものはないほうがいいのだ。
本作はシンプルな遊びへと舵を取りつつ、ブラウザ型ではなくアプリ型である点を生かし、操作性の向上や、映像・音楽などの演出面を強化している。短時間で気軽に、しかし快適でリッチなプレイングを追及するタイプのゲームだ。不良という題材と、短時間でもプレイ可能というところに惹かれるならば、クオリティの高さにはきっと満足してもらえるだろう。
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