2013年5月16日(木)
セガが運営中のオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』のリレーコラム。今回は、『電撃PlayStation』のライター・ホロ=ロゥがお届けします。
『ファンタシースターオンライン』シリーズは、ドリームキャストで発売された1作目を中心にプレイしていたホロ=ロゥです。見知らぬ人とのコミュニケーションが、これほど楽しいものだとは思わず、寝る間も惜しんでプレイしていたのを覚えています。思えば、オンラインゲームに注目するようになったのも、この作品がきっかけだったかもしれません。
というように、自分はオンラインゲームの醍醐味は、他のプレイヤーとのコミュニケーションだと思っています。『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』でも、チャットやロビーアクションを通して他のプレイヤーの方々とコミュニケーションを取ることは可能です。ですが、もっとも特徴的なのは、図形を切り貼りして図像を作る“シンボルアート”という機能でしょう。今回は、『PSO2』ならではの機能・シンボルアートの作り方についてお話していきたいと思います。
▲シンボルアートは、そのまま発言する他、アークスカードに表示したり、マイショップの広告として使うこともできます。また、小型のシンボルアートはチームフラッグとしても使えますよ! |
シンボルアートは、豊富に用意された図形を拡大縮小させたり、回転させたり、色を付けたりして、アートとして完成させる機能です。実際にゲーム中に使われるシンボルアートを見渡してみると、アニメやマンガのキャラクターのイラストを作って、名(迷?)セリフと一緒に表示させる方が多いようですね。
シンボルアートは、他人が表示したものを任意で保存できる機能が備わっているので、気に入ったものがあれば保存しておくといいでしょう。保存する際は、“メインメニュー”→“システム”→“シンボルアート”と進み、開いたウィンドウ左上の“1.保存リスト”と書かれたタブを“ヒストリ”に変更。そこには表示されたシンボルアートが一定数履歴として残っています。残しておきたいものにカーソルを合わせて“保存する”を押せば、保存完了です。“シンボルアート、保存させていただきました”という言葉とともにお礼を伝えると、そこからつながる交友関係もあるかもしれませんよ。
さて、では実際にシンボルアートを作ってみましょう。「私は絵がヘタだし、絶対無理!」という方もちょっと待ってください。描きたいものがあってスキャナーを持っていれば、絵の得手不得手は関係ないんです。ここでは、簡単なシンボルアートの作り方をご紹介しましょう。スキャナーを持っている方は、ぜひ試してみてください!
まずはシンボルアートで描きたい絵の見本を用意しましょう。ここでは、『電撃PlayStation』の『PSO2』攻略記事に載っている、4コママンガのイラストを例として使用します。せっかくなので、自分のキャラクターのシンボルアートを作ってみたいと思います。これをスキャナーを使って取り込みます。必要な部分以外は切り取ってしまいましょう。
スキャンで取り込んだ後、必要な部分を選択範囲で囲んで切り離します。Windowsに最初からインストールされている“ペイント”がお手軽でしょうか。今回はフリーソフトの『GIMP 2』で行っています。検索すれば日本語で解説している親切なサイトがたくさん出てくるので、ご参考ください。
次に、用意した見本画像をPC画面の最前面に透過して映すフリーソフトをダウンロードします。いくつか種類がありますが、自分は『FrontViewer3』を使っています。細かい操作は割愛しますが、単純なソフトなのでPCの知識はほぼ必要ありません。
『FrontViewer3』を起動すると、車の写真が表示されたウィンドウが開くと思います。この画面に、先ほど用意した見本画像をドラッグ&ドロップしてみましょう。すると、デスクトップの最前面に見本画像が表示されます。他のウィンドウを重ねても、見本画像の下に隠れてしまうのが分かると思います。
このままでは『PSO2』の画面が見えないため、この見本画像を透過させます。やり方は簡単。見本画像の上で右クリックをし、“半透明表示”をクリックするだけ。無事、下の画面が透けて見えるようになりました。
ついに作成作業に入ります。『PSO2』の画面でシンボルアート編集画面を開きましょう。表示率は200%にしておくのがオススメです。ここで、シンボルアートのパレットに対し、見本画像が大きすぎるor小さすぎる場合は、『FrontViewer3』のウィンドウを右クリックし、“表示サイズ”から“任意の倍率”で大きさを変更しましょう。
(C)SEGA
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