PS3『ビビッドレッド・オペレーション HIP』の序盤をレビュー！ かわいらしいHIPに注目【春のレビュー祭り】

文：カネキング

　ども、カネキングです。4月末～6月上旬にかけて、電撃オンラインが注目するゲームのレビューを連日掲載していく特別企画“春のレビュー祭り”。今回は、バンダイナムコゲームスから6月20日に配信されるPS3用ダウンロード専用ソフト『ビビッドレッド・オペレーション －Hyper Intimate Power－』のレビューをお届けしたいと思います！

　本作は、3月末に放送が終了したTVアニメ『ビビッドレッド・オペレーション』を題材にしたゲーム。プレイヤーは、主人公・一色あかねちゃんの日常を描いた会話パートと、あかねちゃんを操作して人類を脅かす敵・アローンを倒すアクションパートの2つを交互に進めていくことになります。

　ゲームの冒頭に設定やキャラクターの紹介が入りますので、アニメを見ていない人でも楽しめるようになっていますが、やはりプレイするには、アニメを見ていたほうがより楽しめるのは間違いありません。そこで簡単に、アニメについても語りつつ、ゲームの内容を紹介していこうと思います。

■ゲームはアニメのストーリーをなぞる形で進行

　『ビビッドレッド・オペレーション』は、中学2年生のあかねちゃんと、そのお友だちの二葉あおいちゃん、三枝わかばちゃん、四宮ひまわりちゃん、そして黒騎れいちゃんの5人の友情を描いたアニメ。しかし、心温まるエピソードとは裏腹に、謎の敵・アローンに人類の未来が脅かされているという、ハードな世界設定が存在しているのも、本作の大きな特徴です。

▲左から、れいちゃん、ひまわりちゃん、あかねちゃん、あおいちゃん、わかばちゃん。彼女たちの心の交流と、アローンとの戦いが描かれます。

　このアローンに対抗するには、あかねちゃんのおじいさんが作った“ビビッドシステム”が必要不可欠。この唯一無二の対抗手段“ビビッドシステム”を扱えるのが、なんとあかねちゃんたちだけということで、彼女たちはアローンとの戦いに巻き込まれていくのです。

　アローンとのバトルにおいては、あかねちゃんがお友だちと友情パワーを高めることで、“ドッキング”してより強力な形態に変身するのが大きな見どころでした。ゲームでのバトルパートも、このドッキングがしっかりフィーチャーされています。

　あかねちゃんたちの楽しい日常と、アローンと死闘を繰り広げる人類というギャップが印象的なアニメでしたが、ゲームでもAVGパートは非常にほんわかしております。今回のレビューで紹介できるのはエピソード2までということで、ほんの序盤までしかプレイできませんでしたが、物語はアニメと同じノリで展開すると考えてもらって大丈夫です。

　なお、序盤をプレイした限りでは、ストーリーはアニメをなぞる形で進行する模様。当然書き下ろしのイベントCGも用意されていますので、こちらも必見ですね。時系列としては、ひまわりちゃんが仲間に加わりビビッドイエローにドッキングできるようになった、TVアニメ第4話以降から物語が始まります。余談ですが、エピソード2のサブタイトル“私にできること”を見て、ちょっとニヤリとしてしまいました。高村和宏監督のファンなら誰だってあの作品が思い浮かぶことでしょう。このあたりは、ちょっとしたファンサービスなのかもしれないですね。

▲ひまわりちゃんがお友だちになった第4話以降から物語が展開します。要するに、ゲーム序盤から全員登場するということですね。

→アローンとのバトルでカギになるのは……？（2ページ目へ）

(C)vividred project・MBS (C)2013 NBGI
※イラスト・画面は開発中のもの
※カスタムテーマのイメージは全てPS3のもの

データ

関連サイト

• 『ビビッドレッド・オペレーション －Hyper Intimate Power－』公式サイト
• 『ビビッドレッド・オペレーション』公式サイト