2013年5月30日(木)
TGLは、PS Vita用ソフト『ホチキス』を8月29日に発売する。価格はパッケージ版が5,229円(税込)、初回限定版が6279円(税込)、ダウンロード版が3,980円(税込)。
本作は、2012年に発売された同名のPC用恋愛アドベンチャーゲームをPS Vitaへ移植したもの。“身近に感じる女の子との学園ラブコメ”をコンセプトに、学園に出現する露店を中心とした物語が描かれる。原画はmaruiさんとみことあけみさん、シナリオは原人さんと木場貴志さんが担当している。
主人公・元山茂は、口のうまさだけが取り柄の学園生。
茂の通う恒楠学園には、“学園生活をあくまでも学生の視点から楽しく過ごそう”というコンセプトでさまざまな品物を取り扱っている、知る人ぞ知る露店が出現するという。
扱う品は教師ごとの試験対策虎の巻だったり、部活の対戦相手の情報ノートや、学園の女子の生写真、果ては惚れ薬っぽい物まで多岐にわたる。過去には、学園で流行っていたおまじないなどにあやかった、恋愛成就グッズなども販売していたらしい。
その店は“学園生活相互助研究会”、略して“互助研(ごじょけん)”と呼ばれている。互助研に興味を持った茂は「どんなものか」と覗きに行くが、なぜかそこにいたのは、学園のアイドル的存在・芦川ゆきのだった。
ゆきのは“互助研”の会長がいない間の店番をしているとのことであったが、その接客はあまりにたどたどしい。茂は業を煮やし、彼女に代わって自ら商品を売りさばいてしまう。
その流れで茂は今後も手伝い要員として扱われることになり、持ち前の口上のうまさを駆使してなんとか切り盛りしていく。
そんなある日、ゆきのに屋上へ呼び出された茂。彼女は思いつめた表情のまま、あるものを渡してくる。
「これは縁結びのホチキスなんだって」
そんな恋愛アイテムをいきなり渡された意味に混乱してしまう茂だったが……。
彼女が悩ましい表情をしているのも、茂にホチキスを渡したのも、そのすべての始まりは“互助研”にあった――。
最寄り駅から徒歩十数分、山の手にある坂道の中腹に立つ学園。自由な校風は創立以来だが、進学率は高い。社会勉強や実習訓練などを重んじているため、経済活動実習という名目のもと、購買部などの運営が学生に任せられている。
学園公認の購買部。学園の方針により、一般的な購買部とは違って学生主体で運営されている。
学生の間で代々引き継がれている、学園非公認の研究会。学生たちに学園生活を楽しく過ごしてもらうことを目的として設立された。生徒の間では知る人ぞ知る存在で、“互助研”と呼ばれている。大抵の場合は、学生が1人で運営している。
学生たちの要望に応える商品が受け継がれていて、試験対策用の秘蔵のノートや教師別出題傾向虎の巻から、学園マドンナのブロマイドや教師のスキャンダルネタ、告白成就の自称恋愛グッズまで、独創的な商品が扱われている。
(C)TGL/だいだい
データ