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2013年5月30日(木)

PS3『rain』の先行プレイレビューを掲載――雨の街をさまよう没入感が、肌寒さと雨の冷たさすら錯覚させる

文:Go!!

 SCEより、2013年秋発売予定のPS3用アクションアドベンチャー『rain』。その先行体験プレイレポートをお届けする。

『rain』

 本作は、“雨”が降りしきる幻想的な街を舞台に、“迷子”をキーワードにした少年の冒険が描かれるダウンロード配信専用タイトル。雨に打たれている間しか姿が見えない少年が、同じく雨の中でしか姿が見えない少女を捜して彷徨うという、不思議な世界観で注目を集めている作品だ。

 今回は、物語の導入となるChapter1を先行体験することができた。雨が降る街には正体不明の怪物も徘徊しており、彼らに見つからないようにするには、雨の届かない場所に隠れて姿を消す必要がある。しかしそうすると、今度はプレイヤー自身も主人公の姿を確認できなくなってしまい……。こうした情報を見て、本作のプレイ感を気にしている人も多いだろう。そのあたりはぜひプレイレポートで確認してもらいたい。

『rain』 『rain』

 今回の先行体験レポートは、5月30日発売の『電撃PlayStation Vol.543』に掲載しているレポートを転載している。誌面では、本作のプロデューサーである金田健氏と、ディレクターを務める池田佑基氏のコメントなども掲載しているので、そちらもチェックしてほしい。



■絵本のような、雨が降りしきる不思議な世界。操作は思った以上に直感的

 まずは水彩画タッチの絵本を読むかのような、オープニングからゲームは始まった。雨の中でしか見えない少女を追って、不思議な世界へと迷い込む少年の姿が描かれる。その世界での少年は雨に打たれている間しか姿が見えず、同じように雨の中でしか見えない少女を捜して彷徨うことになる。

『rain』

 しかもそこには、やはり雨の中でしか見えない正体不明の怪物が存在しており、その追跡をかわしながら探索を進めていくようだ。

 そうした状況が説明され実際に操作が可能になると、思った以上に直感的に操作ができることに驚く。スティックで移動し、ダッシュやジャンプもでき、操作は軽快。しかし姿が見えるのは雨の中だけで、屋根の下など、雨の届かない場所に入ると、途端に少年は姿を消してしまう。

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→雨の中でしか姿が見えない不安感と、主人公との深い一体感(2ページ目)

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

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データ

▼『rain』
■メーカー:SCE
■対応機種:PS3(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■配信日:2013年秋
■価格:未定

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