『エスカ＆ロジーのアトリエ』ついに実機プレイを体験！ 熟練ライター視点で今作の手応えを最速レポート!!

文：ライターM

　全世界○千万の『アトリエ』ファンの皆様、今年もまた、徹夜で錬金する日々が近づいて参りました！　ガストより、6月27日に発売されるPS3用ソフト『エスカ＆ロジーのアトリエ～黄昏の空の錬金術士～』。その最新版ROMをひと足早く遊ばせていただいたライターMが、レビュー……はまだちょっと気が早いので、その手応えをインプレッション記事としてお届けします！

　なお、イベントシーンの詳細などは遊んでからのお楽しみということで、突っ込んだ部分にはあえて言及していません。決して、寝食を忘れて長時間プレイし過ぎたあげく、気がついたら記事を書く時間がなくなったとか、そういう理由ではないですよ？

▲エスカかロジーのどちらかを主人公に選んでゲーム開始！

▲アバウトなエスカに対して、ロジーはかなり几帳面。それにしても、エスカのアバウトっぷりは、どこぞのパイ好きな錬金術士を彷彿とさせます。

■エスカか、ロジーか、主人公選択制が悩ましく……

　今作は、PS3での『アトリエ』シリーズ初の主人公選択制ということで、プレイする前からかなりの時間悩まされました。声優さんの演技の妙もあり、エスカとロジー、2人ともあまりに魅力的すぎて、甲乙つけがたいのですよ。

　声優ネタついでに触れておくと、見た目はちょっと冷たい感じのイケメンなのに、中身は嫌味のない実直な好青年というロジーを演じているのは、声優・石川界人さん。5月13日に配信されたニコニコ生放送をご覧になった方ならわかると思いますが、石川さんの言行はあまりにもそつがなく、世の中にこんなカンペキな19歳がいたのかとため息が出るほど。筆者など、自身が19歳だったころを思い出して、恥ずかしさに居たたまれなくなりました。話がそれましたが、バツグンの演技力に、制作サイドから出演オファーがあったというのもうなずけます。

　一方、エスカ役の声優・村川梨衣さんと言えば、独特のテンションでおなじみ。明るく元気で、ちょっとドジっ娘だったり食いしん坊だったりするところが村川さんのイメージにピッタリ（余談ですが、エスカは村川さんほどテンションは高くありません）。声や演技は決して媚びていないのに、なぜか無性に守ってあげたくなる。まるで妹のようなヒロインを見事に演じられていました。

▲『アトリエ』ファンにはおなじみ、杖振りによる先制攻撃もあります。この時のエスカの「とぅぉ～～～ぉぅ！」という気の抜けたかけ声は必聴！　年端もいかないちびっ子が、身の丈以上の長い何かを振り回しているような、なんとも言えない味わいの雄叫びなのです。

　さすがに2人分のストーリーをやり込める時間はなかったので、選んだ主人公による違いの話は導入部分のみでご容赦を。序盤では、キャラクターの登場するタイミングがわずかに異なる他、同じイベントでも主人公ごとのモノローグを通じて、それぞれの見方や考え方、感じ方などが描かれています。先に進めば、各主人公専用のイベントも用意されていますが、基本となる大きな物語展開は同じようです。

　調合の設定ではエスカが錬金釜を使った調合、ロジーが最先端の機器を使った練成となっていたため、選んだ主人公ごとにシステムまで異なるのかとも思いましたが、そのあたりも共通でした。どちらの主人公を選んでも調合と練成、両方を楽しめるのでご安心を。

▲ニコニコ生放送内でも登場した『アトリエ』名物のタル。セリフも「た～る♪」、「たるです」、「たるー！」などと、ムダにバリエーションが豊かなところがステキ。

→前作から上げたハードルを大きく越えてきた！（2ページ目）

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データ

関連サイト

• “アトリエプレミアムライブ”公式サイト
• 『エスカ＆ロジーのアトリエ～黄昏の空の錬金術士～』公式サイト
• 『エスカ＆ロジーのアトリエ』＆『アーシャのアトリエ』～『黄昏』ポータル～