2013年6月5日(水)
軽快なアクションのオンパレードとなる対戦自体もかなりおもしろいのですが、本タイトルのもう1つの大きな魅力として、シングルプレイ用のストーリーモードが挙げられます。綺羅星のごときヒーローたちやヴィランたちが次々と現れ、物語におけるそれぞれの役割を担いながら、波乱に飛んだ群像劇を紡いでいきます。
場面が切り替わりながら、それぞれが同時進行していくので、最初はとまどうかもしれません。しかし、1度エンディングまで見た後に再びプレイすると、「ああ、これはそういう意味だったのか!」という、新たな発見を楽しむことが可能です。
物語のプロローグは、デイリー・プラネット社の看板が吹き飛ばされ、スーパーマンが暮らすメトロポリスが爆発物で徹底的に破壊されているという、ショッキングなシーンから始まります。その犯人は、そう、バットマンの宿敵であるジョーカー。囚われたジョーカーが、暗い小部屋でバットマンと対峙する中、部屋の壁をぶち壊してスーパーマンが現れます。怒りに打ち震えるスーパーマンは、ジョーカーの首を締め上げ――。
場面は変わって、グリーン・ランタンやシャザム、フラッシュ、ホークガール、アクアマン、ワンダーウーマン、そしてスーパーマン(!?)がヴィランたちと空中で激戦を繰り広げているところが映し出されます。そして同時進行で、宇宙空間に浮かぶ“監視塔”では、ナイトウィングやサイボーグ、レイブンらが、レックス・ルーサーたちを相手に戦っています。その頃、ナイトウィングから応援の要請を受けたバットマンは、捕らえたはず(!?)のジョーカーのもとへ向かい、彼が脱獄に成功したことを発見します。
待ち伏せていたデスストロークの妨害を排除し、監視塔へ向かったバットマンは、脱獄したジョーカーがハーレークィンとともにメトロポリスを爆破しようとしていることを知ることになります。ジョーカーのいる公園へと集結するヒーローたち。しかし、追い詰められたジョーカーを中心に、謎の光が炸裂し、ヒーローたちはまったく違う場所へと転送されてしまい――。
この先はネタバレとなってしまうので、読者の皆さんにはぜひ、自分でプレイして確かめていただきたいところです。1つ言えることは、SFテイストの壮大な仕掛けと、各キャラクターの個性がたっぷりと表現された演出、ハリウッド映画さながらのビジュアルやカメラワークで、超大作映画を見たような満足感を得ることができるということです!
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