2013年5月29日(水)
皆様こんにちは、日が昇ると眠くなるナイトライター石田賀津男です。本日ご紹介するアプリは、全米No.1を獲得したiOS/Android用ダークファンタジーRPG『Blood Brothers(ブラッドブラザーズ)』です。
全米No.1という言葉は、映画などであまりに使われすぎていて、「逆に胡散臭いわー」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし事実として、本作は全米だけでなく33カ国でNo.1を獲得し、総ダウンロード数は1,000万を突破したという、世界規模の大ヒット作なのです。
■『Blood Brothers』とは?
ヴァンパイアにされた勇者が、帝国へ逆襲をかけるダークファンタジーRPG。自らの血を与えて死者やモンスターをファミリア(仲間)とし、各地を探索しながらレベルを上げて強力な旅団を作り上げていく。主人公と覇王との因縁を巡るストーリーも展開される。
本作については、まず世界観から知っていただきましょう。主人公となるのは、かつて英雄と呼ばれた8人の勇者です。彼らは帝国に仕えていたものの、その覇王に裏切られヴァンパニアにされた上、封印されてしまいます。しかし復活を果たした勇者は、帝国と覇王に復讐を誓います。
8人の勇者は、本作の世界に登場する8つの民族に分かれています。その内容は、ナイト、サムライ、ハイエルフ、ダークエルフ、エイプ、リザードマン、ドワーフ、ゴブリン。前半4つはいかにもファンタジーといった取り合わせですが、後半4つは人間からは程遠く、モンスターにしか見えないものもいます。しかしながら8人とも、姿は違えど中身はヴァンパイア。この中の1人を選んでプレイすることになります。
▲勇者は8つの民族から選びます。勇者というイメージからは遠いリザードマンやゴブリンもいるのがユニーク。 |
主人公が復活してまもなく、自分が復活したことを聞き及んだ覇王と再会を果たすことになります。当然ながら平和的に話をするわけもなく、剣を交えることに。覇王はただのあいさつといった感じですぐに引いていきますが、その後も行く先々で覇王や帝国の手の者と出会うことになります。
はたして勇者は覇王への恨みを晴らすことができるのか……そんなダークな物語が展開される作品となっています。
▲勇者と覇王の因縁が語られるストーリー。結末は、ここから始まる長い旅の先にあるようです。 |
さて、このゲームに触れた人、特に日本人であれば、本作のビジュアルテイストに一瞬ひっかかりを感じるはずです。ひと言でいえば欧米風のイラストで、リアル系ではなくデフォルメされてはいますが、顔は比較的掘りの深いデザインになっています。好みが分かれるところだとは思いますが、本作が世界展開を見据えた作品であることが明確に伝わります。
ゲームでは、Energy(エナジー)を消費してマップを移動し、途中でアイテムを見つけたり、モンスターと戦ったりしながら進んでいきます。基本的にはクエストを進めていくタイプの一般的なソーシャルゲームと同じです。ただこの辺りもビジュアルで表現されていて、主人公がマップをピョンピョンと跳ねるようにして移動していきます。
マップにはスタート地点とゴール地点が設定されており、ゴールに到着すればそのマップはクリアとなります。ただしルートは一直線ではなく、途中でいくつかに分岐します。どの道を選んでも最終的にはゴールにたどり着くようになっていますが、選んだ方向によってゴールまでの距離が変わったり、途中で拾えるアイテムが違ったりします。
分かれた道の先に何があるかは、全体マップで大まかに把握できます。バトルをしたい時は敵の多い方、アイテムが欲しい時はアイテムが多い方など、好みで選べるわけです。一般的なソーシャルゲームのクエストにルート選択が加わっただけではありますが、ビジュアルの効果もあってダンジョンを実際に進んでいく感覚があり、コンシューマーゲームのRPGを楽しんでいる時に近い感覚が味わえます。
▲主人公がマップをピョンピョン跳ねながら移動します。分かれ道もあるので、全体マップを見ながら行き先を選んでいきます。 |
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