2013年6月21日(金)
松下:それでは最後に、お2人の好きなキャラと嫌いなキャラをお聞きしたいと思います。
柴:その前に松下さん。なんで好きなキャラランクの24位にヨコオさんが入ってるの?
松下:なかなかに熱狂的なファンがおられるらしく(笑)。
柴:なんだろ、正直腹立つなぁ(笑)。藤坂さんならわかるでしょ、この気持ち。
藤坂:僕、キャビアを辞めて6~7年経つんですよね。つまり、ヨコオさんと離れて6~7年経つわけですけど、その間になんだかあの人がネットアイドルみたいになってて笑っちゃうんですけど(笑)。
松下:ネットアイドル……否定できない(笑)。
藤坂:それがもう、おかしくておかしくて。あと、これは言ったら怒られそうだなぁ。
柴:言っちゃいなよ。ここまで来たら。
藤坂:なんかあの人、バレンタインデーにファンからすごいチョコをもらったらしいよ。
柴:マジで? すごいなあの人。なんなのあの人(笑)。
松下:これはもう、今回もロッカーに入ってもらわないと。今、ちょっとだけそう思っちゃいましたよ、僕。
藤坂:いや、間違ってませんよ。だって彼のよさって、ゲームが出た後に、ファンの皆さんにロッカーに入れられてたってところじゃないですか。
松下:あの“横尾ロッカー祭り”のAA(※)は衝撃的でした(笑)。
※“横尾ロッカー祭り”のAA:『DOD1』発売後、苦労して最後のエンディングを見たユーザーの気持ちを表したAA(アスキーアート)のこと。
藤坂:基本は虐げられているけど、どこか愛すべきところがあるよねっていうのが、彼のいいところだと、僕は思うんです。
柴:うんうん、間違ってないと思うよ、その感覚。なんにせよ、「ヨコオタロウが24位になったことは腹立たしい!」と柴が言ってたって、ちゃんと書いておいてください(笑)。
松下:わかりました(笑)。そのうえで、好きなキャラは……。
藤坂:そりゃあもう、ヨコオさんでいいんじゃない?
柴:そうだね、ヨコオさんでいいよ! 大好きですよ、僕も。
松下:いやまぁ、好きなんでしょうけど(笑)。
柴:好きなキャラも嫌いなキャラもヨコオタロウ。それしかない。
藤坂:そうそうそう。
松下:ちなみに、今日はスケッチブックを用意してきちゃいました。せっかくなので、藤坂さんには好きなキャラを描いてもらおうと思います。
柴:ヨコオタロウ! ヨコオさんを描こう!!
松下:まぁ、それもある意味、ファンサービスなんですかね(笑)。
柴:ええと、今でも覚えてることがあるんですよ。『DOD2』の打ち上げの時、なんかクイズを出したんですよね。で、出された質問の答えをボードに書こうって流れの時、まったく答えに関係ないことを書いてきた人がいて。
松下:それがまさかの藤坂さん?
藤坂:「はい! ヨコオさんを描きました!」って(笑)。
柴:その絵がめっちゃめちゃおもしろかったんですよ。藤坂さん、ちょっと再現してみてください。
藤坂:でも、最近ちょっと忘れてるかも。
松下:藤坂さんに似顔絵を描いてもらえるなんて、すごく光栄なことなんですけど、これでヨコオさんが「顔出しNGです!」とか言ってきたらどうしましょう?
柴:その時は、目線だけ入れればいいんじゃない?
藤坂:いいと思います、それで。
松下:犯罪者扱いじゃないですか(苦笑)。あ、ペンも用意してきました。
藤坂:いえいえ、常に自前のペンを持ち歩いていますから、お気になさらず。……はい、できました。
松下:こ、これは(笑)。
柴:うん、似てる似てる(笑)。
藤坂:いやでもちょっとね、昔のほうが上手だったです。ごめんなさい。
松下:バッチリ雰囲気が出てると思いますけど。
柴:でも、たしかにちょっと変わってるかな。昔はもう、本当に大爆笑するほど似てたからね。
藤坂:ちょっと忘れちゃってますかね。ちょっと待ってて、もう1回描いてみる。
松下:じゃあ、その間に柴さんの好きなキャラをどうぞ。
柴:だから、ヨコオさん。
松下:いやいや、せっかくですし、それは置いておいて。
柴:うーん、好きって難しいんですけど。……じゃあ、カイムかな!
松下:ちょっと待って(笑)。今のはずいぶん、脊髄反射的だった気がしますが。
藤坂:話の流れを切ってしまってごめんなさい。できました!
松下:あれ? ちょっとかわいい!?
藤坂:これはね、昔僕が初めて会った頃のヨコオさんです。今とは違って髪が長くて、イタリアとかイギリスの貴族みたいだったんですよ。
柴:髪の毛長かったんですよね、昔は。実は男前なんです。
藤坂:うん。まぁ、今はいろいろとひどいけど。
柴:あんな食生活送ってたら、そりゃ、ああなるって。天一(※)のラーメンとご飯を丸呑みにしてたことありますし。
※天一:こってりスープが自慢のラーメン屋・天下一品のこと。ヨコオさんはこのお店のラーメンが大好物。
松下:本当に天一が好きですよね、ヨコオさん。
藤坂:しかし、昔はもっと似てたんですけどね。
柴:なんか目が違う気がする。藤坂さんの愛が減ったんじゃない?
藤坂:まぁ、よく見てたからね。当時はずっと一緒だったし。
柴:じゃあ、次は僕や松下さんを描いてください。
松下:えぇっ? 僕らも乗っかっていいんですか? こんなにうれしいことはない!!
柴:せっかくですし、記念にさらさらっと。
藤坂:じゃあ、柴さんから描きますよ。
柴:ちょっと、スタートからして雑だな(笑)。そもそも、僕の顔見てないし。
松下:ヨコオさんを描いてる時と顔が違う(笑)。ちょっとほくそ笑んでるよね。
藤坂:そんなことはないですよ(笑)。ということで、はい柴さん。
柴:あ、でもこれ新しい! すごくいい! いいじゃん、これ(笑)。今後フェイスブックの写真とか、これ使おうかな。
松下:デフォルメされてても雰囲気は出てますね、やっぱり。さすがは藤坂さん。
藤坂:次は松下さんを描きますよ。
松下:ちょっとイケメン度マシマシで描いてくれません?
柴:それはいいけど、ギャラは取りますよ?
松下:ちょっと待って。それはひどい(苦笑)。
柴:そりゃそうですよ。天下の藤坂公彦のイラストですよ?
藤坂:柴さん、ちょっと静かにしてて(笑)。
柴:あ、ごめん(笑)。
藤坂:ちなみに松下さん、もう初めてお会いして10年近くになるわけですけど、最近マジで太りましたね。
松下:ぎくっ。わかりますか?
柴:確認するまでもなく太ってますよ。幸せな証拠ですか?
松下:幸せ太りなんですかね? でも、この10年で20キロ近く太って、どっちかといえば不幸なんですけど。
柴:初めて会った頃とか、めちゃめちゃ尖ってましたよね。髪の毛はめっちゃ金髪でツンツンしてて。“触る者はみな傷つけてやる”みたいなオーラが出てたもん。
松下:いやいや。そんな嘘をついてどうするんですか(笑)。
柴:「どうして世の中にはクソみたいなゲームしかないんだ」みたいなライターでしたよね。
藤坂:そんな感じでしたよねー。ってことで、はい、松下さん。
柴:お、雰囲気似てる。
藤坂:ちょっとつまんない感じになっちゃいましたかね。
松下:いやいや、光栄の至りですよ。家宝にさせてもらいます!
柴:出会った頃の、スリムな時に描いてもらえばよかったかもね。あの、人を殺しかねない雰囲気だった頃に。
松下:そのジョーク、もう勘弁してください(苦笑)。
藤坂:ちなみに、こっちが染谷さん。
柴:さすが藤坂さん、特徴が出てますね。
染谷:あ、あすっ! ほぉほぉアシタッ!!(ありがとうございます! 本当に本当にありがとうございました!!)
藤坂:ごめんなさい。ちょっと何言ってるか、よくわかりません。
松下:ああ、お礼を言っているんですよ。興奮して、どもってますけど。
▲ちなみに、座談会の場にいたスクウェア・エニックスの宣伝部のお2人の似顔絵がこちら。これ、本人を知っている人が見たら一発でわかるレベルの再現度です。すごく特徴がとらえられていて、ビックリします。 |
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