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2013年6月7日(金)

前作から見違えるほど進化した『FIFA 14』――サッカー好き編集者がプレイの感想を本音で語る!

文:ゴロー

 続いてハンズオンに移行し、『FIFA 14』を体験させてもらうことに。今回のハンズオンはPS3版で行われ、完成度は60%とのこと。ここでは、前作『FIFA 13』のプレイ経験があるサッカー好き編集者のプレイレポートを紹介しよう。

■超進化した選手の動きは細部に渡ってリアル!

 どもども♪ 『FIFA』シリーズの“ULTIMATE TEAM”を愛してやまない編集者HIROです。今回『FIFA 14』を先行体験できるという貴重な機会をもらっちゃいました! そこで感じたことをズバッと紹介していきます!!

 まずプレイして思ったことは、いろいろと変わった点が多いものの、しっかりと『FIFA』シリーズであること。ゲームの根幹部分が変わっているわけではないので、従来のシリーズを楽しんできたプレイヤーは違和感なく楽しめるでしょう!

 では、何が大きく変わっているかというと、“プレシジョン・ムーブメント”によって大きく進化した選手自体のアニメーションが挙げられます。『FIFA 12』の“プレイヤーインパクトエンジン”で、選手間の競り合いの動きが表現されたのを見た時と同じぐらいの衝撃でした。選手の歩幅単位でアニメーションを再現しているため、選手がリアルで自然な動きを披露してくれます。

 この“プレシジョン・ムーブメント”は、ゲーム中のさまざまな要素に影響を与えているのが特徴です。ダッシュ時のターンが360度に切り返せるようになったほか、体勢がいいときにシュートを打つと、強力なボールを蹴れるようになりました。また、空中戦のヘディングやボレーなど、各種アクションが多彩になっています。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』
▲選手の動きが1歩単位で計算! 無理なプレイをしたときはバランスが崩れるなど、プレイの精度が落ちてしまうところがリアルです。

■ドリブルとパスだけでなく全身を使って相手をブロック!

 選手の動き以外で違いを感じたのは、相手ディフェンダーとの距離感が狭くなったという点ですね。前作では、パスを受けた選手と相手の距離が離れていることが多く、ドリブルを仕掛けるまでの猶予がありました。

 しかし『FIFA 14』では相手ディフェンダーが近くにいるので、うかつにダッシュでドリブルを仕掛けると、ボールを奪われる場面が目立ちます。それでもメッシやイニエスタのように、スピードがありドリブルのタッチが細かく正確な選手であれば、そのまま抜き去ることもできるんですけどね。

 では、ドリブルが得意でない選手はどうするか? そこで重要になるのが新システムの“プロテクトボール”です。ボールをキープしている際、L2ボタンを押している間は体や腕を使ってシールドするので、相手にボールが奪われにくくなります。これをイブラヒモビッチやドログバのようなパワーが優れた選手で行うのが効果的です! 相手ディフェンダーを引き付けることで、空いたスペースに走り込んだ味方へパスといった、力強いポストプレイを堪能することができましたよ♪

 ここで『FIFA』プレイヤーなら気になるところが1つ。L2ボタンが“プロテクトボール”に使われるならば、今までL2ボタンと右スティックで繰り出せた“スキルムーブ”はどうなったのかという点です。なんと『FIFA 14』では、右スティックだけで“スキルムーブ”が出せるようになっているんです! そのため、左スティックと右スティックの操作だけで、華麗なフェイントができましたよ!! 

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』
▲ドリブル中も“プロテクトボール”が可能。相手が密集しているところを強引に突破する時にも使えます。▲ここぞという時は“スキルムーブ”が効果的。またぎフェイントやヒールリフトなどで、鮮やかに相手をかわしましょう。

■シュートモーションとボールの軌道が物理的に演算!

 とまあ、ここまでがプレゼンで語られていた“プレイのビルドアップ”が進化した要素ですね。もう1つ語られていた“感動できるフィニッシュ”は、“ピュアショット”で選手のシュートモーションが自然になったことと、“リアルボールフィジックス”によってボールの軌道の変化が表現されたことだと感じました。

 実際にも、胸で落としたボールをタイミングよくシュートすることで、レーザービームのような低い弾道のミドルシュートが打ちやすくなっていました。その他、キレイな体勢で打ったペナルティエリア斜め45度からのシュートが、カーブを描いてゴールに吸い込まれる場面も! 前作よりもゴールシーンが多彩になり爽快感が増していたので、とにかくシュートを打つのが気持ちよかったです!!

 ちなみに『FIFA 14』では、無理な体勢でシュートを打つとバランスを崩してしまうので、シュートの威力と精度が弱くなります。実は、今回のハンズオンを始めたばかりの頃、自分がシュートを打つと大半がバランスを崩していました……。今まで、自分は無理な体勢でばかりシュートを打っていたんだなあって実感させられましたよ(笑)。でも、だからこそ理不尽なゴールは減っていると言えるかもしれません。

『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 14 ワールドクラス サッカー』
▲正しい姿勢でシュートを打った場合は、威力と精度ともに十分! ゴールが期待できます。▲時には無理な体勢からのシュートも必要。何よりも決定機を逃さないことが大事です。

■直観的な操作と試合の組み立てを楽しめ!

 以上をまとめると、『FIFA 14』はサッカーゲームで求められる直観的な操作に加え、味方選手の動きを把握して、どのように攻撃を組み立てるかの戦略性が増しているように感じました。プレイヤー自らが仕掛けるだけでなく、味方選手のAIと連動した動きで攻撃を展開し、ベストなタイミングでフィニッシュを決めるという爽快感。この2つが新たな『FIFA』の魅力と言えるでしょう!

 なお、まだまだ開発中のロムだったためか、パスを誰もいないところに出す、トラップミスが多い、味方同士が接触して倒れてしまうなど、選手のAIがうまく制御されていない部分もありました。ただ、これらの動きについては、最後の最後まで調整を行っていくようです。完成版が待ち遠しいっ!!

→合同インタビューで牧田氏にアレコレと質問(3ページ目)

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データ

▼『FIFA 14 ワールドクラス サッカー Ultimate Edition』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2013年秋
 
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▼『FIFA 14 ワールドクラス サッカー Limited Edition』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2013年秋
 
■PS3版『FIFA 14 ワールドクラス サッカー Limited Edition』の購入はこちら
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