2013年6月8日(土)
ガストから、6月27日に発売されるPS3用ソフト『エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~』。その完成発表会が、コーエーテクモゲームス日吉本社にて、昨日の13:00に開催された。この発表会の模様は、ニコニコ生放送にて生中継が行われている。
▲写真左から、プロデューサーの岡村佳人さん、エスカ役の声優・村川梨衣さん、キャラクターデザインを担当した左さん。 |
最初に登壇したのは、コーエーテクモホールディングス代表取締役社長であり、ガストの代表取締役社長でもある襟川陽一さん。襟川さんは、ガストが今年20周年で、シリーズの15作目となる本作が発売されることに際して、お客様が『アトリエ』シリーズを愛してくれた結果だと感謝の意を表していた。
▲代表取締役社長の襟川陽一さん。 |
襟川さんによる挨拶の後は、ソニー・コンピュータエンタテインメント・ジャパンアジア(SCEJA)のプレジデントである河野弘さんからの、お祝いのビデオメッセージが届けられた。このビデオメッセージで河野さんは、『アトリエ』シリーズは、初代PSからPS2、PS3と、PlayStationフォーマットを支えてきてくれた大切なタイトルだと語っていた。
▲SCEJAプレジデントの河野弘さん。 |
続いては、『エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~』のゲーム内容の紹介に。ここで、ディレクターの岡村佳人さんが登壇し、まず本作がガストの20周年記念タイトルであることを語った。この時、岡村さんは「『エスカ&ロジーのアトリエ』も20周年記念タイトルの1つ」と、20周年記念タイトルが他にもあることをほのめかすような言い方をしており、司会者にそのことを突っ込まれると、「詳しい話については、また改めて」としながらも、20周年記念としていろいろな展開を予定していることを明かした。
岡村さんによる本作の内容紹介は、この発表会用に用意されたゲーム映像を見せながら行われた。まずは、エスカを主人公に選んだ場合と、ロジーを主人公に選んだ場合のオープニング映像を流しつつ、ユーザーからのニーズに応えて2人の主人公を用意したこと、選んだ主人公によってゲーム内イベントの雰囲気が変わること、どちらの主人公を選んでもゲームの要素はすべて楽しめることなどを説明していた。
お次の解説は、調合システムについて。前作『アーシャのアトリエ』をプレイしたユーザーからの意見を反映し、さまざまな改善が施されているとともに、初心者でも入りやすいシステムになっていることが解説された。また、戦闘での使用など、調合で作ったアイテムの使いどころが増えていることもあわせて語られていた。
調合関連で新しくなった点として、武器や防具の調合が、錬成システムという形で復活したことも語られていた。ゲーム内では、エスカが調合、ロジーが錬成を担当する形で行われるという。
続いて流れたゲーム映像は、フィールドの探索について。コーエーテクモグループの自社エンジン“KTGL”を採用したことで、前作よりグラフィックが大きく向上。流されたゲーム映像でも、その効果がはっきりと見て取れた。他にも、ロード時間の短縮をはじめ、ユーザビリティにつながるシステムの基礎部分の改善も施されているとのことだ。
また、作業的になりがちだったアイテムの採取に関しては、“フィールドイベント”というシステムが追加され、よりよいアイテムの採取や、強敵との遭遇などが楽しめるようになっているという。
最後は、戦闘システムについて。最大の特徴は、前作が3パーティであったのに対して、今作は前衛3人+後衛3人の6人パーティになったこと。パーティ人数の増加については、以前からユーザーの要望が多かったところで、これも“KTGL”の採用で実現した部分だと語っていた。ゲーム映像では、6人パーティでキャラがスムーズに動き、巨大な敵にド派手な攻撃を次々と繰り出していく様子が流れ、この映像に合わせて岡村さんは、「今作の戦闘システムのベースとなった初回特典の『マナケミア2』と一緒に遊んでいただいて、この数年でのガストの進化や、演出等のクオリティアップを感じてほしい」と語っていた。
ゲーム内容の紹介後は、1つイベントのお知らせが。コーエーテクモゲームスが運営するオンラインサービス“my GAMECITY”にて、6月12日の13:30から“アトリエ検定(アーシャ編)”が開催されることが決定した。『アーシャのアトリエ』に関する難問奇問が100種類以上も出題され、挑戦者のスコアランキングも用意されるという。今回は“アーシャ編”ということで、“エスカ&ロジー編”もあるのではと期待が膨らむところだ。
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