2013年6月12日(水)
スクウェア・エニックスがE3で発表したPS4/Xbox One用ソフト『ファイナルファンタジーXV』と『キングダム ハーツIII』。これらの作品を手掛けるスクウェア・エニックスの野村哲也氏へのインタビューをお届けする。
なお、さらに詳細なインタビューについては、6月20日の電撃オンラインと、6月27日発売の『電撃PlayStation』に掲載するので、そちらもお見逃しなく。
――最新映像はいろいろな意味で衝撃的でしたが、まずタイトルが変更された点についてお聞かせください。
『ファブラ ノヴァ クリスタリス』のプロジェクト発表(2006年)から、2年後くらいには会社から、『FFXV』と改名しての開発をすすめられ、それ以降、『ヴェルサス』で通すか『FFXV』に変更するかの検討が続いていたんです。
――野村さんとしてはどちら寄りの考えだったのでしょうか?
最初は複雑でしたが、ありがたい話ではあるし、ナンバリングにすることで内容の変更はなくていいとも言われていたので、2年程前から、情報公開のタイミングに関して話し合って来ていました。また、『FFXIII』関連はすでは3作目も発表されていて、ライトニングのイメージが定着しています。それでも、中には『FF ヴェルサス XIII』のPVを観た上で、『FFXIII-2』だと勘違いされている方もいます。そういった混乱を避けたい意味もありました。
――『ファイナルファンタジーXV』は、作品の位置づけとしてどういう扱いになるのでしょうか?
『FFXIII』シリーズからは離れましたが、神話を共有する『ファブラ ノヴァ クリスタリス』シリーズの1つであることには変わりません。
先にお話しておかなければならないのですが、この1作でノクトたちの物語は終わらないんです。一旦の区切りは当然迎えますが。
――『ファイナルファンタジーXIII-2』のように続編モノになると!?
詳細まではまだお話できませんが、PVの最後の表示は、これは壮大な叙事詩の一編であると言っているんです。クオリティを維持したまま、『FF』らしさを感じられるボリュームを保持しようとすると、なんらかの手段は必要になります。どういうカタチであろうが楽しんでもらえる着地を考えますので、続報をお待ちください。
→『FFXV』インタビュー後半
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