2013年6月27日(木)
2DアクションRPGといっても、決して懐古主義的なレトロゲームではありません。たっぷり用意された小クエストを順に踏破しつつ、追加で派生するスペシャルクエストをコンプリートしていくやり込み度と、アバターの能力や装備、スキルを強化していく育成要素、見ず知らずのプレイヤーと協力して手ごわいクエストを突破した時の達成感などはまさにMOの醍醐味です。
筆者が選んだのはスタンダードな戦士系で、剣をぶん回して突き進むというシンプルなスタイル。最初のボスを倒し、次なる大マップへ進むくらいまでは、思考を放棄した脳筋プレイでもどうにかなりました。
ガチャを回して運よくSR装備なんかも手に入れて、「うちの子カワイイじゃ~ん」などと自キャラ萌えしたのも束の間。ふと気がつくと、クマだかネズミだかよくわからない野生動物の一撃でもんどり打って昏倒。「タスケテ~」と叫んで辺りを見渡すも「返事がない。ただの屍のようだ……」。そう、3名のNPCは、ゲーム開始直後に敵の群れに突っ込んで、人知れず果てていたようです。
そんなわけで、本作はある程度以上のクエストになると、NPCがあまり頼りにならないのです。ここで痛感するのがマルチプレイのありがたみ。再度同じクエストに挑んだ際、深夜だったにもかかわらず、ウィザード(魔法使いの上位ジョブ)とモンク(格闘家の上位ジョブ)が途中参戦。何も言わなくてもターゲットを合わせてくれたり、背後に迫った敵に氷結魔法をぶち込んで足止めしてくれたり。「わいるどあにまるがなんぼのもんじゃい!!」などと、深夜ならではのアレなテンションで快進撃。この2名のプレイヤーさんは、かなり先のクエストまで同行してくれました。
▲ナビゲーター役のキュートなお姉さんは、塔攻略に挑む冒険者“塔賊”になりたてのプレイヤーに、笑顔で「ボスに挑んでください」と無茶な注文を……。 |
▲塔の中はまるで異次元。広大な大地(!?)が広がり、マップごとに大量のクエストが開示されていきます。 |
まず最初に、以下はオープンベータテストの仕様を前提にした話ですので、そのつもりで読んでいただければ幸いです。
(1)単独で突出しない
本作では、よほど装備を強化しているか圧倒的なレベル差でもないかぎり、数の暴力にはかないません。範囲攻撃で蹴散らそうにも、スキルの発動モーションを潰されてゲージ消失。前後を敵に固められると身動きが取れなくなり、じ~わじわ~とHPを削り取られていきます。
ゲームなんだからお気楽に楽しもうよ~とは思いますが、楽しむことと勝手気ままに無茶をすることは微妙に異なります。1人の戦闘不能は全体の戦力ダウンとなり、自分はもちろん、参加者全員が不幸になるのでほどよく気をつけましょう。
(2)特殊攻撃は諦めずにガード
スキル使用後や連撃終了後の硬直に敵の特殊攻撃が重なるとかなり絶望的です。それでも、下手に逃げようとするくらいなら、迷わず盾アイコンをタップ! 見事ガードが間に合えば、ダメージがガッツリと軽減されます。それはもう、ゼロ一桁変わるくらい。
(3)ターゲットの選択に注意
ボス戦や星印の特殊モンスターなど、HPが多くて堅固な敵が相手の場合、仲間と前後から挟み込むようにするのがオススメ。キャラが重なって特殊攻撃の予兆(赤いエフェクト)を見逃す心配もありません。ただ、つねにターゲットを合わせればいいかといえば、さに非ず。ザコ敵が一斉に出現して取り囲まれるような状況では、火力の足りていないプレイヤーの加勢に回ったり、戦力が偏りすぎないようにあえて違う敵を狙うといった、臨機応変な戦い方が望ましいとです。
(4)マナーにご注意
最後に、画面の向こうで動き回っているキャラクターは、アナタと同じプレイヤーであって、便利なオプションではありません。堅苦しく構える必要は皆無ですが、最低限、自分がやられたら嫌だと思うことは控えましょう。
▲何ごとにもマナーは大事。文字数制限はあるものの、キーボードを使った文字入力にも対応しているので、チャットも楽しめます。 |
●ライターM’s profile
ゲームのために人生を投げ売った、ミクさんとナノーさんをこよなく愛するがっかり系フリーライター。仕事を全部放り出して温泉にでも出かけようと画策するのですが、間違いなく携帯ゲーム機持ち込むよねと自己ツッコミ。
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