超新星『Titanfall』デモプレイレポートをお届け――ロボ兵器“Titan”の挙動に男の子心をくすぐられること間違いなし【E3 2013】

文：megane

　現地時間6月10日“E3 2013”の“Xbox E3 2013 Media Briefing”で発表されたRespawn EntertainmentのXbox One/Xbox 360/PC用FPS『Titanfall（タイタンフォール）』。本作のデモプレイがエレクトロニック・アーツブースで行われたので、その模様をお伝えする。

　『Call of Duty』シリーズを世界的なソフトへと飛躍させたデベロッパー・Infinity Wardの元スタッフにより構成されたRespawn Entertainment。その処女作にあたる『Titanfall』は、E3 2013のアワードを数多く受賞するなど、登場と同時に世界中の注目を集めているタイトルと言える。

　エレクトロニック・アーツブースで行われたデモプレイは、ブース内に設置された個室で行われ、そのプレイを見るために数多くの来場者が列をなしていた。自分も並び始めてから実際に見られるまでに30分以上を費やし、改めて注目度の高さをうかがえた。

▲EAブース内の部屋の周囲には常に人だかりが。受賞しているアワードの数がその影響を知らしめている。

▲コンベンションセンターのサウスホール入り口に展示してあった、おそらく設定での実物大Titan。

　では、『Titanfall』の特徴を説明しよう。まず目につくのは、巨大なロボット兵器“Titan”だ。プレイヤーはこのTitanに乗り込んだり、生身のまま、他の人が乗っているTitanとともに戦ったりできる。今回のプレイデモはマルチプレイのみのデモだったため、実際のストーリーや世界感などはわからない。まずはその動きを見てほしい、というところだったのだろう。

　プレイヤーはジェット装置のついたバックパックを装着しており、常人離れした動きを見せる。2段ジャンプや壁キックを利用した移動など、全体的にスピーディ＆スマート。浮揚感というわけではないが、疾走感はかなりあり、マップ内をアスレチックのように移動できるのは非常に楽しそうだ。

　そして肝心のTitanだが、生身のプレイヤーと比べると圧倒的な火力を持つ。しかし、前述したようにプレイヤー自身の機動力も高いため、建物が周囲にあるような場所では、その巨体が仇となることもある。デモプレイ中にプレイヤーが背中に取り付いて、動力部に近いと思われるハッチを開け、Titanを撃破するというシーンもあった。このTitanは時間とともに上空の巡洋艦から地上へと輸送できるようで、画面左下にTitanを落とせるまでの時間がカウントされていた。

　カウントが0になってTitanがReadyの状態になったら、方向キーの上を押すと、はるか上空の艦隊からTitanが投下された。その後、Titanに乗り込むことになるわけだが、この際のアクションがまた素晴らしい。おそらく自動操縦で行われるという設定なのだろうが、Titanがプレイヤーを掴み、ハッチへと押しこむ。そしてハッチが閉まった後に目の前に外の状況が映し出される。この一連の演出は非常にサイバーであり、未来を感じずにはいられない。

▲Titanに乗った状態の画面（写真はXbox E3 2013 Media Briefingのもの）。

　戦場ではTitanとTitanが対峙する場面も数多くある。デモプレイ中のTitanは片手にメイン武器を持ち、もう片手で何やら相手を引き寄せる磁気のようなものを発していた。そしてある程度ダメージを与えたTitanにTitanが真正面から近づいていくと、Titanの手が相手のハッチをこじ開け、乗っているプレイヤーを掴み出し、投げ捨てるというアクションが行われる。この動作は任意で行われるのか、自動で行われるのかは定かではない。

▲ハッチは以外と開きやすい？

　マルチプレイのゲームモードなどについて、細かい説明はまったくなかったので、詳細についてはまだわからないことだらけな本作。2014年春に北米で発売が予定されているが、日本でもその発売を期待したいところだ。また、以上の説明については、下記の動画でも見ることができる。ぜひ参照してほしい。

■『Titanfall』ゲームプレイ動画

関連サイト

• 電撃オンライン内“E3 2013”特設ページ