2013年6月25日(火)
ここからは原田プロデューサーが、インターネット、モバイル、ソーシャル、ゲームといったグリーが持つコアバリューとTCGの各要素を結びつけ、グリーならではの新たな価値を生み出していく施策を発表した。
まずは、TCG『聖戦ケルベロス』の発売にあわせて実施される、ソーシャルゲームとTCGの連動キャンペーンの紹介から。このキャンペーンは、『ジーククローネ』の新規描き下ろしイラストを使ったSP(スペシャルレア)《エヴァーグリーン サリア》が、《SR エヴァーグリーン サリア》としてソーシャルゲームでも登場するもの。初回生産分のBOX封入特典としてシリアルナンバーが付いており、これを使うことで《SR エヴァーグリーン サリア》が手に入る仕組みだ。
《SR エヴァーグリーン サリア》は、7月24日~8月23日の期間中にソーシャルゲーム内で一定の条件を満たすことでももらえるが、シリアルコードを使うことで複数枚手に入れやすくなり、同じカードを利用することで仲間のランクやレア度をアップさせる“覚醒継承”をやりやすくなる。
続いて発表が行われたのは、TCGに活用できるスマートフォン(Android/iPhone)用アプリ『DUEL SUPPORTER(デュエルサポーター)』について。『デュエルサポーター』には、いくつかの機能が盛り込まれる。1つ目は、TCGを遊ぶ際に便利な“TCG計算機”。TCGプレイヤーにうれしい“000ボタン”や、数値を登録しておけるカスタム機能などが用意された、TCG用の電卓だ。
2つ目は“ジーククローネツールキット”。文字通り『ジーククローネ』に特化したツールで、BP計算機能やバトルを記録するログ機能を搭載している。たとえば『ジーククローネ』はBPが2000刻みで上下するようになっているが、この計算機では2000刻みでしか計算できないようになっている。計算が複雑になった時などに利用すると便利だろう。“TCG計算機”と“ジーククローネツールキット”は、7月1日にリリース予定となっている。
3つ目は“ジークヘルトカードクリエイター”。これは“ジークヘルト”ルールをサポートするオリジナルカード生成機能だ。“ジークヘルト”とは、本日明らかになった『ジーククローネ』の新たなルール。アナログのカード50枚(1デッキ)に、スマートフォンをカードに見立てた“ジークヘルトカード”を1枚足して対戦する仕組みだ。
“ジークヘルトカード”には専用のリカバリーエリア“ジークエリア”が用意されており、常に盤面にいる状態で戦うことができる。なおこの“ジークヘルト”ルールは、企画段階から設計に含めており、アナログのカードのみを使うスタンダードルールも、ジークヘルトルールを想定した内容になっているとのこと。これにより、スタンダードルールを覚えればジークヘルトルールもそのまま楽しめるようになっているのだそうだ。
“ジークヘルトカードクリエイター”は、この“ジークヘルトカード”をカスタマイズできる機能。カードはフレームやイラスト、キャラクター名やテキストも自由に入力できる。イラストは自分で撮った写真などを使うこともできるが、専用のイラストも配信されるとのこと。配信イラストの中には、『進撃の巨人』のものも用意されるそうなので楽しみに待っていよう。ただし、専用イラストをカードに使った場合、名前やテキストの入力はできなくなるので注意だ。また、カードには能力値がランダムで変化するギミックなどが盛り込まれる。この“ジークヘルトカードクリエイター”は、今秋配信予定だ。
最後は、原田プロデューサーがTCGプロジェクトに対するスタンスを説明した。チームが軸にしているのは、TCGとしてのゲームのおもしろさ、カードイラストやデザインなどのクオリティ、そしてユーザーがカードゲームを楽しめる環境作りの3点。これにインターネットやモバイル、ソーシャルなどの“グリーらしさ”をミックスして展開していくとのことだ。原田プロデューサーは「今後も、業界やお客様にきちんと貢献していける取り組みを考えています」と述べ、説明会を締めくくった。
なお発表会後には記者による質疑応答も行われた。主な質問をピックアップして紹介する。
――『聖戦ケルベロス』と『進撃の巨人』のカードは混ぜてデッキを組めるのでしょうか。また、店舗大会ではどのようなルールが採用されますか?
『聖戦ケルベロス』と『進撃の巨人』は、混ぜてデッキを組むことができます。店舗大会ではまだカードプールが少ないこともあって、混ぜたものと分けたもの、2つのルールでの開催を検討しています。
――今後チャンピオンを決める全国大会などの開催は予定していますか?
将来的には開催したいのですが、現状では予定していません。ユーザーの皆さんにはぜひやり込んで遊んでもらいたいと思っていますので、タイミングを見計らって検討していきたいと思っています。
▲会場には、現物のカードやイラストのパネルなども展示されていた。 |
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