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2013年7月3日(水)

美少女たちを思う存分めくりまくれるカードゲーム『アンジュ・ヴィエルジュ』をいち早く体験! ルールやプレイ感を紹介

文:カネキング

 電撃カードゲーム担当編集のカネキングです。月イチ連載のルール紹介ですが、今月は富士見書房さんとメディアファクトリーさんが手掛ける新作TCG『アンジュ・ヴィエルジュ』を特集します!

『アンジュ・ヴィエルジュ』

 『アンジュ・ヴィエルジュ』は、女の子を指揮して戦う美少女満載のオリジナルトレーディングカードゲーム。ライトノベルファンやアニメファンをターゲットにしており、ライトノベルの挿し絵などを手掛けるイラストレーターさんがかわいいイラストをたくさん描き下ろしているのが大きな魅力です。

 メインターゲット層を見てもらえばわかる通り、本作は調整に調整を重ねたデッキを組んで、プレイミスをすることなく戦うようなガチなゲームではなく、好きな女の子たちをデッキに詰め込んで、ぺろぺろしながら楽しむという、比較的ゆるめのTCGになっております。6月5日には、本作の制作発表会も取材してきましたので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲本作は、カワイイ女の子たちとともに戦うTCG。ルールも簡単なので、カードゲームをやったことがないラノベ&アニメファンに特にオススメです。

 正直、見ているだけで満足してしまいそうなすばらしいカードたちですが、この特集はあくまでルールを紹介していくという主旨がありますので、ぺろぺろするのはほどほどにして、本題に入ろうと思います。

■俺の“αドライバー”としての資質を問われるTCG

 まず本作の勝利条件は、“プログレス”と呼ばれる、異能に目覚めた女の子たちのカードを場に呼び出して攻撃し、相手のプレイヤーに8点のダメージを与えることです。

 プレイヤー――つまり我々は、“プログレス”を強化する力を持つ“αドライバー”という設定。女の子たちが受けたダメージは、すべてこの“αドライバー”が肩代わりするという、実にドM……紳士的な設定があるので、女の子たちが傷つくことはありません。存分に戦ってもらいましょう!

 それでは早速、本作のプロデューサーを務める富士見書房の荒井健史さんに教わりながら、実際にバトルをしていきます。荒井プロデューサー、よろしくお願いします! なお、今回のレポートで使用しているカードは、開発中のものになります。デザインやテキストなどは変更になる可能性がありますので、あくまでルールの確認用としてご覧ください。

『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲『アンジュ・ヴィエルジュ』のルールを教えていただく荒井プロデューサー。手にしているのは、お気に入りのメガネっ娘・《琴吹文》ちゃんだそうです。

 まず本作は、あらかじめフィールドに0レベルのプログレスを4人並べるところからスタートします。続いてデッキをシャッフルし、初期手札を、先攻は5枚、後攻は4枚ドロー(カードを引くこと)。その後1度だけ、いらないカードを好きな枚数捨てて、同じ枚数だけデッキからカードを引き直すことができます。

 手札が決まったら、先攻はデッキの上から1枚、後攻は2枚をエナジーゾーンに。これで準備は完了です。じゃんけんをして、今回は荒井プロデューサーの先攻となりました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』 『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲僕の初期手札は2~4レベルのプログレスがいい感じにバラけているので、引き直しはいないことに。はたしてこの手札で大丈夫なのでしょうか……。▲これで準備完了。いよいよ対戦スタートです!

 まずは荒井さんがデッキから2枚ドロー。続いてデッキの一番上をエナジーに裏向きで配置します。というわけで、荒井さんはエナジーゾーンのカードを2枚横向きにしてコストを支払い、2レベルのプログレス《琴吹文》ちゃんを、向かって一番右側に配置してきました。なお配置先にいたプログレスは捨て札に置かれます。

 カード左下に書かれているのが、プログレス同士のバトルで比べ合うパワー。そしてカード右下に書かれているのが、相手プレイヤーに与えるダメージになります。荒井さんは早速文ちゃんで攻撃してきました!

『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲メガネっ娘の文ちゃんは、委員長でありながら格闘ゲームの腕前がすごいというてんこ盛り設定。荒井プロデューサーのお気に入りの女の子です。

 バトルの処理は非常に簡単で、攻撃した際に自身のパワーが前方にいるパワー以上ならプレイヤーにダメージが入る仕組み。今回はお互い5000同士なので、2点ダメージを受けてしまいますね。

 あれ? でも8点与えたら勝ちのゲームで、いきなり2点ダメージが入るって、ちょっと展開が早すぎませんか!? いくらプレイヤーが女の子のダメージを肩代わりするといっても、このダメージはさすがに気持ちいいを通り越して痛いと思うんですが!

「この子は能力がない分強いんです。なので、とりあえず“ガード”してください(笑)」

 なんでも、攻撃された際に手札から好きな枚数のカードを捨てることで、“ガード”の数値をパワーに足せるそうです。というわけで、パワー5000に4000を足して9000に! 攻撃を防ぎました。

『アンジュ・ヴィエルジュ』
▲かわいい顔して、ダメージが2点と痛い攻撃をしてくる文ちゃん。委員長の指導は厳しいということでしょうか……!

→女の子との“リンク”を成功させろ!(2ページ目へ)

(C)Ange Project

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