2013年7月6日(土)
セガが運営中のオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』。本作をプレイしている編集やライターによる、リレーコラムの特別編として座談会を掲載する。
『ファンタシースターオンライン2(以下、PSO2)』は、セガが運営するオンラインRPG。ネットワークゲームの楽しさや驚きの他、冒険を感じられるゲームとなっている。PC版に続いてPS Vita版がサービスインとなり、今後はiOS/Android向けのサービスも予定されている。
座談会に参加しているのは、『電撃PlayStation』(アスキー・メディアワークス刊)で『PSO2』を担当しているチーム電撃警備保障のレトロ吉田、ステラ、ユウヒの3人。“一歩上を行くアークスを目指す”をテーマに、新クラスや新武器など、さまざまな事柄について語っている。なお、座談会は“ファンタシースター感謝祭2013”東京会場直後に行っているため、情報として古いものもあるが、そこはご容赦いただきたい。
▲レトロ | ▲ステラ | ▲ユウヒ |
――“ファンタシースター感謝祭2013”はいかがでしたか?
レトロ:まず、あれだけの人数が集まることに正直ビックリしたのが、第一印象ですよね。尋常じゃないレベルで人が来た……尋常じゃないと言うと言葉が悪いですけども。『ファンタシースターポータブル2 インフィニティ』のイベントと比べると、すごい増え方ですね。
ステラ:3、4倍?
レトロ:恐らく5千人以上、1万人未満くらいの人数は集まったんじゃないかと。とりあえず1万人弱はきたんじゃないかな。すぐに帰っちゃった人たちもいたと思うんで。イベント運営の部分でいろいろあったとは思うんですけど、それを差し引いてもそれだけの人数が集まったことに、まず大きな意味があるんじゃないでしょうか。ユーザーさんのなかには「見込みが甘い!」という人もいたと思うんですけど、逆にこれは読めないかなーと。
ユウヒ:ただ、春に行われたイベント“ファンタシースターシリーズ25周年記念コンサート シンパシー2013”の時も物販ブースにはすごい人が集まっていましたし、もうちょい会場のキャパシティを増やしてもよかったかな、と思います。特に物販は。
レトロ:ただ、他のイベントで大きい会場を用意したら、客席がガラッとする光景も見てきたので、それを考えるとうれしい悲鳴ではないかと思います。
――総評としては、ゲームの規模としてかなり大きくなったことを肌で感じられた3人だったと。
(一同笑)
▲約8,000人が詰め掛けたと推察される“ファンタシースター感謝祭2013”。ファンシーンは確実に成長を続けている。 |
――“エピソード2”で登場した新種族・デューマンを見た感想をお願いします。
レトロ:外見的なインパクトは他種族よりも大きかったです。
ユウヒ:「角かい!」っていうね(笑)。
レトロ:角とオッドアイっていう中二病の心をくすぐる設定っていう(笑)。
――角を動かせたり、調整できたりするのはちょっとおもしろいと思いました。
レトロ:男は一角獣みたいになっちゃうけど。「オッドアイが好き!」という層は確実にいるよね。
ユウヒ:俺、結構好きっすよ!
ステラ:中二心に響きます。デューマン自体は『ファンタシースターポータブル2 インフィニティ』の時に追加されていたから、驚きはそこまでなかったです。
レトロ:まぁ、新しいって感じではないよね。響きとしては。
ユウヒ:あれホンマなんですかね? ステージでT隊長が「デューマンをパクった!」っていうのは。
レトロ:オモシロおかしく言っている部分はあるけど、先に考えたのは木村さんだったんじゃないかな(笑)。
ステラ:あれはネタとしてはあるけど、「こういう企画がお互いにあるなら使っちゃおうか?」みたいな流れはあったんじゃないの?
レトロ:ただ、それがなかったら“ナギサ”というキャラクターは生まれなかったわけだし。そう考えればいいんじゃないですか? ナギサさんカワイイですから!
――無料でやっている人からすると、2キャラまで無料というのは、ちょっとうれしいでしょうね。
レトロ:うれしいと思いますよ、やっぱり。ただ、課金している人もひと枠増えるので、単純に“もう1キャラクター作れる”ようになる。要は「もう1キャラクターでデューマンを作ってね」という感じだと思います。
そのタイミングで、恐らく「新しく始める人がいてほしい」という願望もあるんでしょう。皆がデューマンを使うことで、同じスタートラインで一斉に始められるタイミングになる。そういうセガさんの意向を感じます。
ユウヒ:もちろんデューマンを作らなくてもいいんですけどね。男キャラをやっていたら女キャラを作ってもいいでしょうし。
レトロ:僕は今いるキャラとほぼ外見を似せる形にして、ちょっと設定だけ中二な感じかなっていう、ネガティブな感じのキャラにしたいな。ちょっと話が飛びますが“サポートパートナー”って新しく入るじゃないですか。そこを女の子にする! 自キャラは男、サポートしてくれるキャラは女!!
――住み分けですね。サポートパートナーは、『ユニバース』のパートナーマシナリーのようなイメージでしょうか?
レトロ:あれは基本的に元からあるものをデバイスで変える、みたいな感じでした。基本的には女の子中心だったけど、少年みたいなのもいたりとか。
ステラ:後半は執事も増えましたね。あとは、着ぐるみも。
レトロ:今回はそれを自分のキャラクターと同じように設定できるところが一番大きな違いで、たぶん服とか装備も全部自分で変更できる。今までの僕だったら、スクラッチで女性服が出てきたら投売りしていたわけです。そこをサポートパートナーに着せることによって……メセタ稼ぎがひとつできなくなったなぁと思いました(笑)。
――自分のキャラとサポートパートナーで、統一感を出したいという人もいるでしょうし。
レトロ:自分の分身にする人もいるでしょうし、それこそパティを作ってる人はティアにしちゃうとか。
ステラ:個人的には、ラッピーを自分とサポートに着せて“親子”にしたいですね(笑)。
レトロ:サポートパートナーにアクセサリーをつけられるのであれば、自分とサポートに棺桶をつけて某超有名RPGごっこをできますね(笑)。このゲームのユーザーは、新しいスクラッチが出るごとに“何かに似せる”ということをやりたがる人が多い。オッドアイが入ってきたら、もっとやりやすくなるでしょうね。
ステラ:某シューティングのキャラが出てきたりとか、あると思いますよ。
▲第4の種族・デューマンが登場。オッドアイが選択可能など見た目のインパクトは十分。実装にあわせて2キャラクター目が無料というのもうれしい配慮だ。 |
(C)SEGA
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