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2013年7月8日(月)

『英雄伝説 閃の軌跡』最速レビュー。列車砲やクロスベル通商会議など、早くも『碧の軌跡』とリンク!?

文:そみん

 日本ファルコムが9月26日に発売するPS3/PS Vita用ソフト『英雄伝説 閃の軌跡』の先行体験会“トールズ士官学院オープンキャンパス”が7月7日に開催されました。そこで先行プレイできた『閃の軌跡』のレビューをお届けします。

『英雄伝説 閃の軌跡』

 てなわけで、『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』で編集を担当したほど日本ファルコム好きのそみんです。もちろん、『軌跡』シリーズはPC版時代からリアルタイムで遊んできたファンです。

 そんな自分にとって今回の『閃の軌跡』は、PC版『空の軌跡 the 3rd』のころから気になっていたエレボニア帝国が舞台というだけでも大満足。もちろん、ハードがPS3/PS Vitaになったことで、グラフィックやゲームシステムの進化も気になるところです。

 今回の先行体験会では、かなり製品版に近いプレイ感覚で遊べたので、前作からの違いや、まだ明かされていなかった『閃の軌跡』の細かなシステムについてレビューしていきます。ちなみに、別の記事ではjdkバンドも登場したイベントのレポートを掲載しているので、そちらもお見逃しなく!

●『英雄伝説 閃の軌跡』店頭用プロモーション動画

■プレイできたのはシナリオ中心のPS3版とバトル中心のPS Vita版

 今回の体験会では、PS3版とPS Vita版がプレイでき、それぞれ内容が異なりました。PS3版はゲーム中の1シーンを抜粋したような内容で、物語を楽しみながらダンジョン(軍事基地)を攻略していくもの。一方のPS Vita版は完全にバトルとダンジョン(旧校舎)攻略に特化したもので、物語はほとんどありません。そのぶん、スイッチ系のギミックを解きながら進む形でした。

『英雄伝説 閃の軌跡』 『英雄伝説 閃の軌跡』
▲余談ですが、プレス向けの試遊ルームにはヘッドマウントディスプレイまで完備。飲み物なんかもあったりしたので、仕事であることを忘れて、リラックスして楽しんじゃいました。

 パーティメンバーも異なり、PS3版はリィン、ユーシス、ガイウス、サラ、エマ、ラウラ、PS Vita版はリィン、アリサ、フィー、ラウラ、エリオット、マキアスという構成。メインキャラクターとなる《VII組》の生徒9人がすべて登場しているだけでなく、ビールが好きな女性教官のサラもパーティメンバーとして登場しているのがポイントです。

 ちなみにどちらも難易度は4種類(EASY/NORMAL/HARD/NIGHTMARE)から選択可能で、最凶の難易度であるNIGHTMAREは“周回プレイ推奨”との一文が。これまでのシリーズ同様、周回プレイはしっかりと用意されているようです。

『英雄伝説 閃の軌跡』 『英雄伝説 閃の軌跡』
▲左はPS3版、右はPS Vita版の操作方法。

 なお、公式発表としてPS3版とPS Vita版のゲーム内容に違いはない(PS Vita版はタッチ操作が可能など、一部の操作方法は異なる)とされていますが、実際にプレイした感じでも違いは感じられませんでした。今回のバージョンではPS Vita版の読み込み時間が長く感じましたが、あくまで開発中とのことで、実際の読み込み時間は短くなるそうです。

■早くも『碧の軌跡』とリンク!? 列車砲やクロスベル通商会議など、キーワード連発

 物語仕立てとなっているPS3版はネタバレになる部分もあるので、どこまで詳しく書くか悩みますが、シリーズファンとして気になった部分が多々あったので、ある程度は書いちゃいます。

『英雄伝説 閃の軌跡』 『英雄伝説 閃の軌跡』

 まず、この体験版の最初に流れるメッセージによると、時間的には七耀歴1204年8月31日。クロスベルで行われる通商会議に関連して、とある組織がガレリア要塞の列車砲を発射しようとしており、主人公であるリィンたち《VII組》はそれを阻止しようと出撃したようです。

『英雄伝説 閃の軌跡』 『英雄伝説 閃の軌跡』

 ん? なんだか、いきなり『碧の軌跡』で聞いたことがある単語が連発された気が。公式サイトの年表とあわせて考えると……これってやっぱり、アレですよね。今回の体験版がそのままゲーム中の一場面なのかはわかりませんが、それでも気になるところです。

『英雄伝説 閃の軌跡』 『英雄伝説 閃の軌跡』

 あまり語ると本当にネタバレになるので控えますが、公式サイトの年表にもあるように、『閃の軌跡』の時間軸は『零の軌跡』や『碧の軌跡』と重なっているので、いろいろとリンクしてくるのは間違いないということですね。

→もうマイナーチェンジと言わせない! バトルの進化に大絶賛!!(2ページ目へ)

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