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2013年7月9日(火)

【週間洋ゲー通信】『Halo』で知られるバンジーの期待作『デスティニー』のプレイ動画は必見! 完全版と言える内容に(7月1日~7月7日)

文:イトヤン

 この“週間洋ゲー通信”では、1週間の間に海外のゲームメーカーやデベロッパーが明らかにした最新情報の中から、注目のトピックをまとめて紹介していく。

 今回は7月1日から7月7日までの間で明らかになった新情報の中から、9個の話題をご紹介。7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日ということで現地では休日になっているために、大きなニュースはやや少なめ。とはいえ、人気ゲームのDLCに関する情報や、名作ゲームのモバイルでのリメイクなど、注目の話題が目白押しだ!

 

(※参考サイトのリンク先は海外サイトの場合があります)

■友人との探索から大規模な集団戦闘まで! 『デスティニー』の実機プレイ動画(完全版)が公開!!

 『Halo』3部作を生み出したバンジーが現在制作を進めているSF・FPS『デスティニー』。先月開催されたE3のSCEプレスカンファレンスでは、本作の実機プレイデモが世界初公開された。そして、その実機プレイの様子を12分超にわたって記録した動画が、このほど公開された。

 今回の動画は、プレスカンファレンスで行われたプレイを改めて収録し直したもの。パーティプレイを行うプレイヤーが男女2人に変更されている他、プレイの細部がより分かりやすく伝わるようにアングルなども調整された、“完全版”と言える内容になっている。

『週間洋ゲー通信』

 『デスティニー』は、エイリアンの侵略で滅亡寸前となっている未来の地球を、多数のプレイヤーが同時に冒険するというMMORPG的なFPSだ。この実機プレイでも、最初は2人のパーティで探索していたところにレイドボス戦のような“パブリックイベント”が発生して、大勢のプレイヤーと協力し合う集団戦に移行する様子が描かれている。

 本作はPS4/PS3/Xbox One/Xbox 360用ソフトとして、2014年以降にリリースされる予定。FPSの進化系ともいえる壮大なスケールのゲームプレイを、ぜひ確認してほしい。

(参考サイト:『デスティニー』公式サイト

■崩壊を続ける高層ビルでのバトル! 『コール オブ デューティ ゴースト』の予約特典として対戦マップ“フリーフォール”が登場

 次世代の『コール オブ デューティ』として、ストーリーからマルチプレイまで、すべてが新しくなった人気シリーズ最新作『コール オブ デューティ ゴースト』。本作の海外での予約特典として、マルチプレイ対戦マップ“フリーフォール”が提供されることが明らかになった。

『週間洋ゲー通信』

 この“フリーフォール”がユニークなのは、対戦が行われるシチュエーションだ。このマップは崩壊を続ける高層ビルが対戦の舞台となっており、横倒しになったビルの内部では、壊れやすいガラス窓の上を床の代わりに移動しなければならないという。さらに、対戦中もビルの崩壊が進んでいくため、マップの構造や復活ポイントの位置がリアルタイムに変化していくとのことだ。

 “フリーフォール”は、次世代の『コール オブ デューティ』ならではのダイナミックなマルチプレイを、たっぷりと堪能できる対戦マップとなっているようだ。『コール オブ デューティ ゴースト』は日本でもPS3/Xbox 360/Windows版の字幕版が11月14日に発売される他、PS4やXbox Oneでも発売される予定だが、この“フリーフォール”対戦マップが提供されるかどうかは未定だ。

(参考サイト:『コール オブ デューティ ゴースト』公式サイト

■2つのマップや新たなボールゲームを収録! 『Halo 4』の大型DLC“チャンピオンズ・バンドル”が8月20日に配信!!

 『Halo 3』がこれまで持っていた記録を塗り替えて、米国市場におけるマイクロソフトスタジオ史上最もヒットしたタイトルになるなど、発売から1年近く経つ現在でも高い人気を誇っている『Halo 4』。本作の大型DLC第4弾となる“チャンピオンズ・バンドル”が、海外では8月20日より配信開始されることが発表された。

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 “チャンピオンズ・バンドル”は、“バンドル”という名前のとおり、個別でも購入可能な3つのDLCをまとめたものとなっている。そのうち“ブルズアイ・パック”には、“ザ・ピット”と“ヴァーティゴ”という2種類の新たな対戦マップや、“リコシェ”と呼ばれるボールゲームの新ルールが収録されている。また“インフィニティ・アーマー・パック”には3種の新スパルタンアーマーが、“スティール・スキン・パック”にはスチームパンク風の武器スキンが、それぞれ収録されている。

 チャンピオンズ・バンドルの価格は800マイクロソフトポイント(MSP)。また個別に購入する場合は、ブルズアイ・パックが480MSP、残り2つがそれぞれ240MSPとなっている。チャンピオンズ・バンドルには、アーマースキンや武器スキンなどのボーナスコンテンツも期間限定で同梱されるとのことなので、ファンにとっては個別で購入するよりも、バンドル版のほうがお得だろう。

(参考サイト:Xbox Wire

■7月4日は人類の独立記念日だ! エイリアンと戦う大統領を讃える『セインツロウIV』のトレーラーは必見!!

 冒頭で紹介したように、7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日だ。このアメリカの祝日に合わせて、オープンワールドACT『セインツロウIV』の最新トレーラーが公開された。

 ストリートギャング“セインツ”のリーダーがなぜかアメリカ大統領となって、地球侵略にやって来たエイリアンと対決するという、ぶっ飛んだ内容の本作。この動画では、キース・デイヴィッド副大統領の演説に乗せて、主人公の大統領がエイリアンと激しい戦いを繰り広げる様子がたっぷりと描かれている。宇宙船を操縦して巨大円盤に殴り込みを掛ける、どこかで見覚えのある戦闘シーンに注目だ。

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 エイリアンに金的蹴りをぶちかますアメリカ大統領の勇姿が堪能できる本作は、PS3/Xbox 360/PC用ソフトとして、海外では8月20日に発売予定。日本での発売も決定しているが、発売時期などは未定だ。

(参考サイト:『セインツロウIV』アメリカ公式サイト

■農場で“はたらくくるま”が大活躍! PS3/Xbox 360版『ファーミング シミュレーター』の最新映像が到着

 作物の栽培から収穫、そして出荷まで、農業をリアルに体験できるSLG『ファーミング シミュレーター』。すでに発売中のPC版とニンテンドー3DS版に続いて、海外で9月上旬にリリース予定のPS3/Xbox 360版を紹介するトレーラーが公開された。

 本作は、オープンワールドの世界で作物の栽培や畜産などを体験できる農業ライフシミュレーターだが、経営SLG的な側面よりも、トラクターやコンバインといった農場で働く大型車両のドライビング・シミュレーションとしての要素が強調されているのが特徴だ。公開された動画でも、広大な畑を巨大なトラクターで耕し、実ったトウモロコシをコンバインで勢いよく収穫するといった様子が詳細に描かれている。

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 PC版ではヨーロッパ風の農地が中心となっていたが、このPS3/Xbox 360用版ではトレーラーでも見られるように、アメリカの農地を再現するデータが追加されているとう。本作は日本でも、PS3/Xbox 360版が9月5日に発売予定だ。

(参考サイト:『ファーミング シミュレーター』公式Facebookページ

■『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』の最新DLCキャラ“ゾッド将軍”が海外で配信開始!

 スーパーマン、バットマンなどDCコミックの人気ヒーローやヴィラン(悪役)が一同に集結し、激闘を繰り広げるFTG『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』。本作のDLC追加キャラ第4弾として、スーパーマンのライバル“ゾッド将軍”が、海外で7月3日より新たに配信されている。

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 ゾッド将軍はスーパーマンの母星であるクリプトン星の出身だが、この星で反乱を起こしたために、スーパーマンの父ジョー・エルによって追放されたという過去を持つ。そのためゾッド将軍は、宿敵の息子であるスーパーマンに対しても憎悪の感情を抱いている。配信開始に合わせて公開された動画では、原作コミックやスーパーマンの最新映画『マン・オブ・スティール』の映像を用いて、このゾッド将軍の歴史が紹介されている。

 また動画の中では、豪快な演出で知られる本作ならではとも言える、衝撃的なゾッド将軍の超必殺技も紹介されている。それがどんなものかは、ぜひ自分の目で確かめてほしい。なお海外のWii U版ではこれまでDLCが配信されていなかったが、今回のゾッド将軍の配信開始に合わせて、他機種でこれまで配信されていたDLCが一挙に解禁されたとのことだ。

(参考サイト:『インジャスティス 神々(ヒーロー)の激突』公式Facebookページ

■名作ACTをモバイルでリメイク! 『プリンス・オブ・ペルシャ ザ・シャドウ・アンド・ザ・フレイム』が7月25日より配信

 『プリンス・オブ・ペルシャ』といえば1989年の発表当時、滑らかなアニメーションで高い評価を獲得した横スクロールACTの名作だ。このシリーズの第2作『プリンス・オブ・ペルシャ2』をiOS/Android用にリメイクした『プリンス・オブ・ペルシャ ザ・シャドウ・アンド・ザ・フレイム』が、7月25日より海外で配信される。

 オリジナル版が1993年に発表された本作は、シリーズ第1作が城の内部のみで展開されていたのに対して、洞窟や市街地などの多彩なロケーションが舞台となっている。公開された動画を見る限り、リメイク版でも画面のレイアウトや基本的なゲームシステムはそのまま受け継がれているようだが、3Dグラフィックを使用した画面はじつに美しく、主人公・プリンスのアクションもよりいっそう華麗なものとなっている。

『週間洋ゲー通信』 『週間洋ゲー通信』

 モバイルのタッチパネルを使用した、新たなジェスチャー操作も盛り込まれているということで、リメイク版の操作感が気になるところだ。本作はiOSとAndroidで同時に配信がスタートする。日本での配信にも期待したい。

(参考サイト:UBI BLOG

■覆面の怪盗の正体は!? 全3部の連続エピソードで描かれるミステリーADV『ザ・レイヴン』が7月より配信開始!

 『ウォーキング・デッド』の成功で、海外ではエピソード形式のアドベンチャーゲームに注目が集まっているが、PC/Mac/Linux用の推理アドベンチャーゲーム『ザ・レイヴン』の配信が、海外で7月23日より開始されることになった。

 1960年代のヨーロッパを舞台にした『ザ・レイヴン』は、覆面の怪盗“ザ・レイヴン(カラス)”と、彼を追跡するフランスの刑事、そしてミステリー好きでおっちょこちょいなスイスの警官という3人が繰り広げる謎解きミステリーだ。アガサ・クリスティー風の犯人探しが繰り広げられる一方で、プレイヤーが刑事や警官だけでなく、怪盗を操作する展開も用意されているなど、ひねりのきいたゲームプレイが味わえるという。

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 本作の物語は全3部で構成されており、7月に第1部が配信された後、約1カ月ごとに新たなエピソードが配信されるという。またPSNやXbox LIVEアーケードでも、配信が予定されているということだ。

(参考サイト:『ザ・レイヴン』公式サイト

■Xboxの“ドン”ことドン・マトリック氏が、ソーシャルゲームの大手“ジンガ”に電撃移籍!

 Xboxをはじめとするマイクロソフトのインタラクティブ・エンターテインメント部門を担当し、E3のMSプレスカンファレンスなどでもおなじみだったドン・マトリック氏が、同社を電撃退社し、ソーシャルゲームの大手企業“ジンガ”のCEOに就任することが発表された。

 ドン・マトリック氏は過去4年間に渡ってXbox事業のトップを務め、『ファイナルファンタジーXIII』など多くの有力ソフトをXbox 360に招き入れた他、Kinectのローンチを成功させるなど、Xbox 360の世界的な成功に貢献してきた人物だ。一方のジンガは、Facebookをプラットフォームとしたソーシャルゲームで世界的に成功を収めたものの、ここ数年はスマートフォンへの移行がうまくいかずに業績が低迷している。創業者のマーク・ピンカス氏からドン・マトリック氏にCEOが交代することで、業績をアップさせたい狙いがあるようだ。

 マイクロソフトとしては、次世代ハードであるXbox Oneのローンチを目前にしたこの時期に、Xbox事業のトップを失うこととなってしまったのが悩ましい。この事態に対しては、同社CEOのスティーブ・バルマー氏が自らインタラクティブ・エンターテインメント部門を直接指揮することで、Xbox Oneのローンチを成功に導くという。この年末に欧米で予定されているXbox Oneの発売に向けて、今後の動向からますます目が離せないところだ。

(参考サイト:ジンガ公式ブログ

(参考サイト:マイクロソフト公式サイト

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