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2013年7月9日(火)

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』の戦場をかき乱す“死神部隊”! 世界観と物語にかかわるキーワードやキャラクターを紹介

文:キャナ☆メン

 フロム・ソフトウェアは、9月26日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『アーマード・コア ヴァーディクトデイ(以下、ACVD)』について、世界観とストーリーに関する情報を明らかにした。

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 『ACVD』は、オンラインチームプレイがメインテーマとなった前作『アーマード・コア V』の流れを継ぐメカカスタマイズアクションゲーム。マッチングシステムをはじめ、前作からさまざまな要素が刷新され、多数の新規要素が盛り込まれる。また、本作では領土を奪い合う3つの“勢力”が存在し、プレイヤーはそのいずれかに属して戦っていく。さらに、前作のセーブデータがあれば、その一部を引き継ぎ可能だ。

 本作でもシングルプレイ可能なストーリーミッションが用意され、物語に沿ってさまざまなシチュエーションの戦いを楽しめる。ストーリーのカギをにぎるのは、“タワー”と呼ばれる旧時代の超大型建造物で、先述の3勢力もこの支配権をめぐって争っている状況だ。なお、すべてのミッションは2人協力プレイが行え、チームメンバーのみならず傭兵やUNACと一緒に出撃できる。

 記事では、ストーリーのプロローグや世界設定の他に、謎の“死神部隊”や機体を戦場まで送り届ける“運び屋”、ゲームに登場する傭兵などのキャラクターを紹介する。

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』
▲3大勢力が争う戦場に出没し、無差別攻撃を行っては去って行く死神部隊。構成する隊員の情報については、記事の後半を参照してほしい。

【『ACVD』プロローグ】

 かつての破滅から、どれほどの時間が流れたのか、知る者はもはやいない。
 世界を覆っていた汚染は沈静化し、人類は再びその版図を全世界へと広げていた。
 それは人類の復興の端緒であると共に、かつて幾度も繰り返された戦いが
 再びその幕を開けようとしていることをも意味していた。

 成長と格差。
 強者と弱者。
 繁栄と破滅。
 生と死。

 この愚かな生き物は、いま再び蛮行を繰り返そうとするのか。



■世界設定■


■タワー(Tower)

 世界各地に存在する、旧時代の超大型建造物。あまりにも巨大な構造のため、いまだ全容の調査すら完了しておらず、本来の用途も不明のままである。タワー内部には、現在の科学力をはるかにしのぐ技術が用いられた、膨大な量の旧時代の遺物と、それを製造するための設備が遺(のこ)されていた。3つの勢力は、それぞれがいくつかのタワーを占有しており、それによって現在の勢力を確立・維持している。

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』
▲タワー。その設立経緯や内部には、どのような秘密が隠されているのだろうか?

■ヴァーディクト・ウォー(Verdict War)

 世界各地に点在する“タワー”の支配権をめぐり、3大勢力が引き起こした戦争。戦争は全世界規模で展開されており、タワーの支配権の争奪戦から、互いの存続をかけた総力戦へと激化している。

■3大勢力

 かつての破滅の淵から復興を遂げようとする世界において、覇権を争い、対立している3つの巨大な軍事勢力。各勢力は世界各地に点在する“タワー”を拠点に活動地域を拡大しており、衝突を繰り返している。

<シリウス・エクゼクティブス(Sirius Executives)>

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 荒廃を免れた“生存可能地域”と呼ばれる土地の中で、一部の代表者たちが結成した互助組織を前身とする。かつて存在した“MoH”という組織が、その礎となったと言われている。豊富な物資を確保することで比較的早期に復興を遂げ、勢力を拡大、その過程において、ヴェニデと激しい対立を繰り返してきた。

<ヴェニデ(Venide)>

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 独裁的な指導者のもとで復興を遂げ、周辺の生存可能地域を強引に吸収するかたちで勢力を確立した。階級制に基づく封建的な社会体制を敷いており、また3大勢力の中で最も戦闘的な性格を持つ。同等の規模を持ったシリウスとの接触は、両者の間に激しい対立を生んだ。

<EGF(EverGreen Family)>

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 世界の中で特に荒廃の激しかった地域から復興し、3大勢力の中では最も人口が少ない組織。一方で、荒廃下の環境には優れた適合能力を有しており、タワーをはじめとする旧時代の遺構を、積極的に調査している。他の勢力に遅れて発展したが、その優れた科学技術によって、現在ではほぼ対等の力を持つに至っている。かつて“サンドリヨン”と呼ばれた流浪の民が、復興の中核となったとされ、代表者は彼らの末裔(まつえい)であると伝えられている。

■サインズ(Signs)

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 フリーランスの傭兵を斡旋することで、戦場における大小さまざまな汚れ仕事を請け負っている仲介組織。サインズの業務はあくまで仲介であり、依頼の成功は保証されていない。また、依頼主側にも傭兵側にも、必要最低限の情報しか提供しない。

 そのため、提供される戦力は、実際に派遣された傭兵の力量に完全に依存することとなる。このシステムは、成否のばらつきが大きいと批判される面もあるが、一方でその高い匿名性から、いわゆる裏仕事には最適とされている。

■VoW(Voice of War)

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 戦場のあらゆる出来事を記録し、共有する情報ネットワーク。各地の戦場の最新ニュースを、画像付きで提供している。また、VoWに自ら情報をアップすることも可能で、提供した情報は、署名付きで配信される。

■財団

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』

 失われた科学技術の研究と、復元を行っている研究者集団。3大勢力にさまざまなテクノロジーを提供しており、ある意味で巨大な軍事力を有しているが、あくまでもテクノロジーを売り物にする存在として、中立を表明している。とはいえ、その行動は戦いを煽っているように見える節もある。

 謎に包まれた組織だが、かつて“ミグラント”と呼ばれていた、行商人たちによって創設されたとも言われており、3大勢力の成立以前から存在していたという真偽不明の噂がある。ただし、財団自体は、その設立経緯や内部事情を一切公開していない。

『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』
▲3大勢力とは別の思惑を持っているように思われる財団。物語のカギをにぎる組織となりそうだ。

→次のページで謎の“死神部隊”や
ゲーム中に登場するキャラクター、傭兵を紹介(2ページ目へ)

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