2013年7月29日（月）
『ニーア』のエアリーな楽曲とは異なる『ドラッグ オン ドラグーン3』の音楽性とは？ サウンド担当・岡部氏インタビュー【電撃DOD3】
■岡部さんはミハイルと似ている!? イベント開催などの夢もふくらむ
――ではここで、岡部さんが今、『DOD3』の物語で一番気になっているキャラクターについて教えてください。
岡部：難しいなぁ……うーん、あえて言うならミハイルでしょうか。ミハイルは今回のキーマンというか、すごく重要な役割を担っているので、きっと人気が出るんじゃないかと勝手に思っています。
なんだろう、ある種、ドラゴンっぽくないというか、すごくいびつな人間ばかりが集まっているゲームの中でもっともまともというか。共感しやすいんですよね。
――周りにいるキャラが、総じてちょっとアレですからねぇ（笑）。
岡部：守ってほしいんだけど、守りたくもなるみたいな、不思議な気持ちにさせてくれるキャラだと思うので。まぁ、先ほど名前があがったスタッフの中では、僕が一番まともな人間だと思ってますし、シンパシーを感じるんですよね（笑）。
柴：……。
――柴さんが黙って目をそらしましたけど？（笑）
岡部：あれー？
柴：いや、一番まともだと思いますよ。うん、ミハイルはね。
岡部：うん。ミハイルに一番共感できそうっていうことで。
――なるほど。ちなみにPVを見て、ミハイルの声がとてもかわいくてびっくりしたんですよ。アンヘルがピーターさん、レグナが原田芳雄さんときて、ミハイルが東山奈央さん……。このギャップがすごいですよね。
柴：まぁ、そこも含めてミハイルは要注目です。
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| ▲岡部さんがお気に入りのキャラ・ミハイル。声を東山奈央さんが担当していることもあってか、今のところはかわいいイメージが前に出ています。はたしてどんなキャラなのか？ |
――わかりました。それでは、そろそろシメのメッセージを岡部さんからいただければと思います。
岡部：散々申し上げてはおりますが、僕の音楽はゲームありきというか、そのゲームの一部として音楽を作っているつもりです。ゲームの映像とともに聴いてもらうことで、どんな印象を抱いてもらえるのかを追及しているので、ぜひ『DOD3』を遊んでみて、その音楽にも注目してほしいです。
そのうえで音楽を気に入っていただき、サントラなどでも聴いていただけたりすると、作家冥利に尽きます。皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。
――ゲームの映像とともに……まさにゲームミュージシャンならではの考えですね。
岡部：はい。
柴：儲かる仕組みですね。ゲームも買ってね！ よければサントラもお願いね！ って（笑）。
――いやいや、それはプロデューサー視点ならではの発言じゃないですか？ 岡部さんはもっとこう……。
岡部：いや……自分でも、今の柴さんの言葉をきれいに包んで言っただけのような気がしてきました……。
――いやいやいや、前向きで愛がこもってましたよ。大丈夫ですよ！
柴：ある意味、自信の表れという意味でもいいことですよ。ファンの皆さんの期待には絶対に応えないと。
岡部：そうですね。そこはブレずに頑張ります。
――あと、イチファンとして個人的に気になるんですけど。『ニーア』の時って、ライブなどのイベントも開催されたりして、みんなで盛り上がっていたじゃないですか。あれって『DOD3』でも実現できないですかね？
岡部：あぁ、ぜひやりたいですねー。
柴：やりたいですか？ うーむ、なるほど。
岡部：いろいろ大変だってことはわかってますけど（苦笑）。でも、ユーザーさんの盛り上がりを直に見られるライブとかって、ちょっと特別なんですよね。今はネットなどでユーザーさんの声は比較的集めやすいですけど、やっぱりイベントなどで直接お会いして、その人の口から直接感想を聞けるというのは、すごく大きいと思うので。
何より、イベントで自分たちの曲を演奏してもらって、それを聴いているユーザーさんの顔を見せていただくというのは、僕にとっては最高のご褒美ですから。ぜひ実現できたらいいなぁと思います。
――まだゲームすら発売されてないので、予定も何も立案さえされていないかとも思いますが……イチファンとして楽しみにしております。
柴：いやー、もしよければ電撃さん主催でぜひ。ライブイベントだけじゃなくて、ヨコオさんにも顔出しをしなくて済む形で、ユーザーさんと接してもらったりしてね。
――え？ ロッカーに入ってもらったりするって意味ですか？
柴：うん。ロッカーとか……いや、ヨコオさん嫌がるでしょそれ。御簾（みす）越しとか、そんな感じでいいと思うんですけど。公家みたいで。
岡部：ちょっと見てみたいですね、それ（笑）。
柴：まぁ、実際のところイベントなどのお話はまったくの白紙というか、何をおいてもゲームの制作を終わらせてからだと思います。まずはゲームでユーザーさんに楽しんでもらえるよう頑張りますので、皆さんぜひよろしくお願いいたします、
――本日はありがとうございました！
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| ▲冗談でもなんでもなく、ライブイベントなどにも期待が高まるところ。とはいえ今は、ゲームの完成を楽しみに待ちましょう!! |
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Character Design : Kimihiko Fujisaka.
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