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2013年7月19日(金)

生還率ほぼ0%の“バイオハザード・ザ・リアル”が7月19日スタート! これまでにないサバイバルホラー・アトラクションを一足先に体験

文:kbj

 大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、7月19日~11月10日の特定日にサバイバルホラー・アトラクション“バイオハザード・ザ・リアル”が開催される。そのプレスプレビューが7月18日に行われた。

“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”

 “バイオハザード・ザ・リアル”は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに7月19日からの期間限定で登場するシューティング型サバイバルホラー・アトラクション。カプコン監修のもと、ユニバーサル・スタジオの映画技術を用いて『バイオハザード』の緊迫感と世界観が再現される。世界中の警察や軍隊の訓練で採用されているシューティングシステムが導入され、本物さながらの重厚感あるモデルガンでアトラクションを楽しめる。

 また、開催期間中のレストラン“フィネガンズ・バー&グリル”ではコラボメニューを、ショップ“ワンダーピックス”ではグッズの購入や合成写真の撮影ができる。

“バイオハザード・ザ・リアル”

 プレスプレビューには、先行体験のために招待されたゲスト約120人が集結。イベントが始まるのを楽しみにしていると、辺りにサイレンの音が響き渡る。すると建物の中から、アンブレラ バイオハザード対策部隊のU.B.C.S.隊員が登場。大通りの防衛線が破られ、ここにも危険が迫っていることを告げた。ゲストたちは“U.B.C.S.隊員”に誘導され、アトラクションの中に入っていった。

“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”
“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”

 ここで、“バイオハザード・ザ・リアル”の詳細な内容についてお届けしよう。本アトラクションは、ステージ1とステージ2の全2ステージで構成されたウォークスルー形式のアトラクション。ゲストは銃と感染度のわかるインジケーターを受け取り、恐ろしいゾンビやクリーチャーと対峙する。ステージ1の中は、R.P.DルートとHospitalルートに振り分けられ、無事にクリアした人が、ステージ2のアンブレラ社研究所にて最後の闘いに挑むことになる。

“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”
“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”

 今回は、招待されたゲストだけでなく、集まった報道陣も体験することができたので、その様子をお届けする。なお、実際に体験する時のために、ネタバレはないので安心してほしい。

“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”
▲地下鉄のホーム階段を抜けた先には、新聞売り場が。どうやら、かなり荒れているようだ。
“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”
▲シリーズユーザーにはおなじみの“GUN SHOP KENDO”。ここで、武器を受け取ることになる。
“バイオハザード・ザ・リアル”
▲男性隊員の横には、ショットガンやライフルなどの長物が……1本でいいから、そちらも貸してほしいと思ったが、その願いは聞き入れられなかった。

 今回進んだのは、Hospitalルート。部屋に入ったらゾンビがいるというパターンだけではなく、さまざまな場所から突然現れるため、まったく気が抜けない。ちなみに、報道陣は8人くらいいたのだが、なぜか誰も先に行かない。一番先行していた他媒体の人も、なぜか扉を開けて「お先にどうぞ」なんて言っている。ここで止まっていてもしょうがないので、「ちゃんと着いてきて、カバーしてね!」と言いながら、筆者が先行することになった。

 って、いきなりゾンビがいる! そのゾンビがコッチに来たよ!! ……文字にすると、そういうアトラクションなので当たり前に見えるのだが、リアルなディテールのクリーチャーを目の前にすると、思わず身震いしてしまう。また、一匹倒したと思っても他の場所から襲ってきたり、まだ死んでいなかったりと油断ならない。

 さらに恐怖を演出するのは、手渡された銃と感染度のわかるインジケーター。感染度は最初はグリーンで正常を示しているが、オレンジ(感染度中)→レッド(感染度高)と進行していくのを見ると、「本当に生き残れるのか?」と不安になってしまう。銃の残弾数だけでなく、感染度も気にしながら進むため、これまでにない画期的で新感覚のホラーアトラクションになっている。これにより、ゾンビに襲われる恐怖と、銃でクリーチャーを撃破する緊張感を体感できた。

“バイオハザード・ザ・リアル”

 襲いかかってくるゾンビどもを先頭で相手にしていたため、残弾数が心もとなくなってきた。後ろを向いて、誰かと先頭を交替してもらおうと思ったのだが、なぜか後ろのメンバーも弾数が少ないという。このアトラクションはいろいろなところからクリーチャーが襲いかかってくるため、どこにいても安全ではないのだ。

 なんとか最後まで進めたが、全員が感染していたため、ゲームオーバーとなってしまった。ステージ1を生き残った人は、最終ステージであるステージ2に進めるのだが、残念ながらメディア陣で生き残った人がいなかったため、結末についてはお届けすることができない。ここから先は、ぜひ自分の目で確認してほしい。

“バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル” “バイオハザード・ザ・リアル”
▲R.P.Dルートでは、『バイオハザード2』の舞台となった警察署(Raccoon Police Department)の門を確認できる。襲いかかるゾンビとタイラントを相手に、生き残れるか!?

 アトラクション体験後に、『バイオハザード6』を手がけた小林裕幸エグゼクティブプロデューサーと、平林良章プロデューサーにお話しを伺った。本アトラクションを体験した感想や、監修について語ってもらったので、チェックしてほしい。

“バイオハザード・ザ・リアル”
▲左が小林プロデューサーで、右が平林プロデューサー。

――実際に“バイオハザード・ザ・リアル”を体験されたとのことですが、いかがでしたか?

小林:やることは知っていましたが、平林に任せていたので、初めて体験しました。造形は雰囲気が出ていて、出来がよかったです。もともと怖いのが得意ではないのですが、歩きたくないくらいでした。

 今回は銃を持って、扉を開けて進むという、自分でゲームの世界を体験できるのが特徴。グループの先頭だったので、ドアを開けたくなかったです(笑)。後ろにいるメンバーが全然攻撃してくれないので、「撃てーーー!」と命令をして、隊長気分を味わえましたね。8人くらいの友だちと行くと楽しいんじゃないでしょうか?

平林:前の人だけが怖いというわけではありません。横とか後ろからもクリーチャーが来るので、皆で協力して挑んでください。

――今、少しお話されていましたが、全体の雰囲気はどうでしたか?

小林:街の雰囲気がすごいですね。最初のガンショップを含めて……店主はいませんでしたが(笑)。

平林:今回は『2』や『3』のラクーンシティの雰囲気を出すように心がけました。

小林:リッカーはよくできていました。あと……言えないんですが、大型の某クリーチャーは、立ち止まってじっくり見たいほどでしたね。雰囲気があるので、この“バイオハザード・ザ・リアル”を体験された人は、ゲームをプレイしたくなると思います。

平林:造形は、クリーチャーを担当したスタッフが監修しています。ただ怖いだけではないので、ぜひ楽しんでほしいです。アトラクションを作るスペシャリストの人と一緒になって、ファンの方にどうやって楽しんでもらうかを意識しました。それこそ、昨日の晩にも「もっとこうできるんじゃないの?」と打ち合わせしたほど、昼夜を問わず細かいチューニングをしています。

――L字のような通路があって、クラシックな『バイオハザード』を意識しているように感じたのですが、そちらはいかがでしょうか?

平林:作っている人が『バイオハザード』を好きなので、こちらに上がってくるものが、かなりツボを得ていました。

小林:どこからクリーチャーが出てくるのか、わからない。そこは体験していただければわかると思います。

――“生還率ほぼ0%”ということですが、クリアできるのでしょうか?

小林:クリアは、できます。ただ……今回挑戦したカプコンのスタッフは全滅でした(苦笑)。

平林:ゲーム同様に、繰り返しやってもらい、攻略していただきたいです。R.P.DルートとHospitalルート、少なくとも2回はやっていただきたいですね。

――8月8日に出る『バイオハザード6 Special Package』について、セールスポイントを教えてください。

小林:昨年発売され、おかげさまでたくさんの方にプレイしていただきましたが、まだ遊んでいない人もいる。佐々木(※佐々木栄一郎ディレクター)が日本語ボイスを入れたかったということで、発売後に収録しました。すばらしい演技とあいまって、ストーリーがスムーズに伝わってきて、また新たな発見があります。なお、日本語ボイスパックについては、ダウンロードコンテンツ(DLC)として配信もされます。

――演じられている方はかなり豪華ですね。

小林:渾身のキャスティングです。『バイオハザード』は、ハリウッド映画のようなイメージで開発しました。個人的に映画が好きでよく見るんですが、主役の吹き替えをしているような人をキャスティングしています。

平林:主役以外を演じた人も、味があったり渋かったりで、すごくいい雰囲気です。そこにも注目してください。

――付属のスペシャル映像DVDはどんな内容なのでしょうか?

小林:今回のために編集された映像を収録しています。遊ぶ前に見て、ストーリーの大筋を理解していただいても結構ですし、終わってから振り返られてもいいと思います。個人的にはまだ遊んでいない人に見てもらい、きっかけ作りとして活用してほしいです。

 今回収録しているDLCもすでに配信しているものなんですが、オンラインに接続していないために、落としていない人もいる。知ったり遊んだりするきっかけになればと思います。

平林:DVDでは映像を結構出しているんですが、全部の内容が入っているわけではありません。遊ばれた方からすると「まだあるんじゃない?」というものなので、遊んでいない人が見るとやりたくなる映像になっています。ぜひ体験してみてください。

→コラボメニューとグッズショップ、
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画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン

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データ

▼『バイオハザード6 DLC ALL-In Package(DLCオールインパッケージ)』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3(ダウンロード専用)
■ジャンル:A・AVG
■配信日:2013年8月8日
■価格:3,600円(税込)

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