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2013年7月24日(水)

『魔女と百騎兵』発売直前レビュー!! 魔女様のやたらに過激な言動と、期待以上の骨太アクションに脱帽です!?

文:オヌゥ

 “電撃日本一ソフトウェア”で記事執筆を担当させていただいています、ライターのオヌゥです。『魔女と百騎兵』 は原田たけひと氏が描く沼の魔女・メタリカのイラストがファンの方々の間で高い人気を誇り、“電撃日本一ソフトウェア”の女性キャラクター人気投票では、ゲーム情報がまったく公開されていなかった時期にもかかわらず彼女が16位にランクインするなど、期待の高さが伺えました。

『魔女と百騎兵』

 実際、僕もこのイラストを見た時、メタリカの肌色率の高さにドキドキし(笑)、童話の世界のような背景にワクワクして、発売を今か今かと待ち望んでいました。そしてついに明日、7月25日に発売日を迎えるわけです。今回は、一足早くプレイして感じた『魔女と百騎兵』の見どころを、【ストーリー&キャラクター】【システム】【アクション】の3つの観点からお届けしていきます。

『魔女と百騎兵』 『魔女と百騎兵』

■メタリカの口汚さ&傍若無人さは、ラハール殿下の2割増し!?

 さて、発売前から人気の高かったメタリカ。僕がプレイして感じたのは、ものすごく自己中心的な人物だということ。そして、そのわがままぶりがすべて許されてしまうほどの、絶対的な魔力の持ち主だということです。これってどこかで見たことあるなと思っていたんですが、『魔界戦記ディスガイア』のラハールでした(笑)。

 ただ、ラハールよりも口汚いです、女の子なのに。放送禁止用語(ゲーム中では「○&#%&」といったテキストとピー音(笑))がガンガン飛び出します。また、傍若無人さや残忍さもラハール以上ですね。人の不幸を心から喜び、敵を倒す時は相手が一番苦しむ方法を嬉々として考えていますし……。

『魔女と百騎兵』 『魔女と百騎兵』

 そんなやりたい放題で、正統派のヒーローやヒロインとはかけ離れた存在、それがメタリカです。最初は正直、「ひどい、やり過ぎだ!」と思いました。でも、ストーリーが進むと、どんな劣勢な状況にあっても、歯向かう者には容赦しないというメタリカなりの信条をカッコイイと感じたり、仲間の助けを素直に喜べず、ツンな態度をとってしまうのをカワイイと感じるようになるんです。

 こうした悪の主人公を作るのが、日本一ソフトウェアは本当にうまいんですよねー。このあたりの、さりげない言動や仕草に「萌え~!」っとくる感じ、ぜひ自分自身の目で味わってみてください。

 さて、この唯我独尊なメタリカの忠実なしもべが、プレイヤーが操る百騎兵です。

『魔女と百騎兵』

 百騎兵は言葉は理解できるものの、しゃべることができないため、会話シーンではほとんど空気……かと思いきや、「ご飯をやるぞ」と言われたら目を輝かせたり、無茶な要求を言われたら呆れ顔をしたりと、表情がコロコロ変わるので見ていて楽しいです。

『魔女と百騎兵』

 また、ストーリーの随所において“肯定”“否定”“疑問”“無視”の4つの感情が選択肢として現れ、百騎兵自身の意思を周囲に伝えることができます。

 こういう仕組みや演出は、その選択肢を選ぶことによるメリットとデメリットを考えがちですが、返答が結構おもしろいので、できればそういった感情を抜きに、思うがままにプレイしてみてほしいです。

『魔女と百騎兵』

 物語は、こんなメタリカと百騎兵のコンビが世界を毒の沼に変えるため、各地の魔女や魔獣を倒し、支配勢力を広げていくという感じになります。ネタバレになってしまうので詳しくは書けないのが残念ですが、プレイ前に期待していた童話の中のような世界観が、思った以上にすばらしく描き出されています。ぜひ実際にプレイして、『魔女と百騎兵』の世界を存分に楽しんでみてください。

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※画面は開発中のもの

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