『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』全キャラレビュー：ウィル・A・ツェペリ編――東方より伝わりし“仙道”を25年の時を経て完全再現ッ！

文：えまぬえる

　バンダイナムコゲームスから発売されたPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の全キャラレビュー企画。今回の記事では、第1部のウィル・A・ツェペリをさわった感想をお伝えする。

担当：えまぬえる
好きな部：第4部“ダイヤモンドは砕けない”
好きなキャラ：虹村億泰

■『ASB』のすばらしさは完全再現のすばらしさ!!
　ツェペリ男爵の数々の技をあますことなく再現

　父や仲間の命を奪った“石仮面”の行方を追い、吸血鬼化した者と戦う術“仙道”を身につけた男、ウィル・A・ツェペリ男爵。バトルスタイルは、もちろん“波紋”ッ！　本作では、ジョナサン・ジョースターに伝授したズームパンチといった技はもちろん、「パパウパウパウ」や「メメタァ」といった独特の擬音を出すアノ技も再現されているのだよォ～～～～。

　口に含んだワインを波紋で押し出してカッターのようにして飛ばす“波紋カッター”や、屍生人タルカスに放った“波紋乱渦疾走（トルネーディオーバードライブ）”など、原作で使用した数々の技が登場。さらに特殊技として通常より高く飛べる“座ったままの姿勢で跳躍”や、ハートヒートゲージを使用した空中防御も“当たる面積を最小にして波紋防御”として再現されております。

　ハートヒートアタック“これが「仙道」だ！”は、スライディングから相手を奇襲！　攻撃がヒットしてダウンした相手に「るオオオオオ！！」という掛け声とともに、波紋での強烈な追い討ちを「メメタァ」っと放つのだッ！

　グレートヒートアタックは“太陽の波紋！山吹き色の波紋疾走（サンライトイエローオーバードライブ）”。まず小指を突き立てた拳によるボディーブローをお見舞い。そして“勇気”とは一体何かを説いた後、ズームパンチ！　そのまま波紋を流し込む技になっているッ！

■うるさいくらい（褒め言葉）に飛び出す擬音・名言の数々に
　思わず笑みがこぼれてしまうッ！

　攻撃をするたびに、奇妙なセリフや独特の擬音が飛び出し、使っているだけでついついニヤけてしまうツェペリさん。キャラクターとしての使い勝手も良好で“座ったままの姿勢で跳躍”や“波紋乱渦疾走”を利用した奇襲からのイージービートやチェーンビートは、使っていて気持ちいいです。奇行が多いため使うことをためらう方もいるかもしれませんが、“怖さ”を知ることも“勇気”と思って、ぜひ使ってみてください！

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(C)荒木飛呂彦＆LUCKY LAND COMMUNICATIONS／集英社
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