『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』全キャラレビュー：フーゴ――パープル・ヘイズは爆発するかのように襲い、嵐のように立ち去る！

文：あべくん

　バンダイナムコゲームスから発売中のPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の全キャラレビュー企画。今回の記事では、第5部においてブチャラティチームの頭脳として活躍したフーゴを触った感想をお届けする。

担当：あべくん
好きな部：第4部“ダイヤモンドは砕けない”
好きなキャラ：噴上裕也、ファニー・ヴァレンタイン

■倒れるのは、フーゴの能力を見る相手の方だな！

　第5部“黄金の風”において、ブチャラティのチームメンバーとしてジョルノたちとともにボスの娘・トリッシュの護衛任務にあたっていたフーゴ。IQ152を誇る明晰（めいせき）な頭脳と思慮深い性格を備えている彼は、中盤でブチャラティたちのもとを離れますが、小説『恥知らずのパープルヘイズ』で描かれたとおり、後に組織への忠誠を証明するために危険な任務に挑みます。そんなフーゴが備えるスタンド能力は、殺人ウイルスを周囲にばらまく“パープル・ヘイズ”。フーゴ自身が内に秘めている凶暴さを象徴するようなスタンドを駆使し、本作でも激しく戦ってくれることでしょう！

▲普段は非常に礼儀正しい青年という印象のフーゴ。その反動なのか、感情を激しく爆発させてしまうことも……。

　フーゴ最大の特徴は、毒煙に触れることで一定時間、毒の状態異常を引き起こしてしまうガード不能の“殺人ウイルス”。この“殺人ウイルス”は対応するコマンド技を使うことで消費されていき、特殊な行動をとらない限りリロードされないという制限付きの能力です。また毒煙はフーゴにも影響が及ぶので、その点にも注意したいところ。

　コマンド技には、フォークを相手に突き刺して地面にたたきつける“クサレ脳ミソがァーーッ”や対イルーゾォ戦で見せた“つかんだ！”など、ファンならニヤリとするものを多数用意。連続でラッシュをたたきこむ“フーゴの凶暴な面”など扱いやすいコマンド技も備えているので、相手に「正気じゃあないぜッ！」と言わせるほどの戦いを見せてくれるハズです！

▲各種コマンド技で“殺人ウイルス”の効果を付与することが可能！　基本的に自分にも効果が及ぶので、覚悟をもっての戦いとなるッ!!

　ハートヒートアタック（以下、HHA）はスタンドが連続パンチを繰り出し、シメに“殺人ウイルス”を炸裂させる“爆発するかのように襲い…嵐のように立ち去る”。

　グレートヒートアタック（以下、GHA）は、フーゴが噴き出す毒煙を受けた相手の身体を殺人ウイルスに冒したあと、高速ラッシュをたたきこむ“覚悟している眼”。発動後はスタンドが“パープル・ヘイズ・ディストーション”に成長する！

■自分の危険を顧みず“殺人ウイルス”をばらまく姿に
　僕は敬意を表するッ！

　フーゴは近距離において発生が早く威力の高いコマンド技を数多く備えているものの、飛び道具は皆無。いかに相手に接近して連続攻撃や“殺人ウイルス”をくらわせていくかが、大きなカギを握るでしょう。接近さえすれば打撃投げやラッシュで相手を圧倒可能！　スタンドモード時の通常技は発生、リーチ、威力に優れているので、これをベースに攻めていくのもアリかもしれません。

　また、ピンチにおちいっても“パープル・ヘイズ・ディストーション”を発動させれば大逆転を狙うこともできるハズ。スタンド変化はラウンドをまたぐので、毒によるダメージが増えた状態で戦えます。「このチンピラが。オレをナメてんのかッ！」と相手を威嚇して、勝利を強引にもぎ取りましょう!!

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