『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』全キャラレビュー：老ジョセフ・ジョースター編――戦いの年季が違うことを見せつけるッ！

文：あべくん

　バンダイナムコゲームスから発売中のPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』の全キャラレビュー企画。今回の記事では、第3部にて娘・ホリィの生命を救うべく承太郎たちとともに、打倒DIOの旅に出た老ジョセフをさわった感想をお伝えする。

担当：あべくん
好きな部：第4部“ダイヤモンドは砕けない”
好きなキャラ：噴上裕也、ファニー・ヴァレンタイン

■波紋と幽波紋（スタンド）の複合技で、老獪（ろうかい）に戦うッ！

　第2部“戦闘潮流”の主人公として、数々の死線を潜り抜けてきたジョセフ・ジョースター。彼は第3部“スターダストクルセイダース”においても、娘であるホリィ・ジョースターの生命を救うため、長きにわたる激闘の日々に身を投じることになります。第2部では波紋と道具を組み合わせるといった、トリッキーな戦法を数多く見せてくれたジョセフですが、第3部ではスタンド“ハーミットパープル（隠者の紫）”を発現。念写による索敵や移動手段など、サポート向けのスタンドであったものの、ジョセフ自身の機転のよさで迫りくる追手を撃破。戦いの年季が違うと言わんばかりの名勝負の数々でファンを楽しませてくれました。

▲年を重ねたからなのか、より茶目っ気ある姿を見せてくれる老ジョセフ。第3部のムードメーカー的存在でしたが、キメるときはバッチリキメる！

　発動中に行動可能な当身技“ぬけめない策士”や、ドラム缶の中のコールタールを地面にぶちまけ、それを踏んだ相手を行動不能にさせる“コールタール”など、これまでのキャラが持っていなかったようなユニークな性能のコマンド技を数多く持つ老ジョセフ。スタンドモード時は、対空可能な打撃投げ“捕まえたぞ”やヒット後に他の技へ派生可能な“「隠者の紫」！”、リーチの長い下段攻撃“ひとり立ちせんとなあ!!”など、上中下段使い分けた立ち回りで相手を翻弄できます。老いてますます健在と言えるジョセフらしい戦い方を見せつけてくれることでしょう！

▲“ハーミットパープル”を相手に巻き付け、波紋を流す“太陽のエネルギー「波紋」ッ！”を始め、スタンドと波紋の複合で相手を圧倒するッ！

　ハートヒートアタック（以下、HHA）は、ジャンプして勢いをつけたのち手刀をたたき込む当身技“戦いの年季”。グレートヒートアタック（以下、GHA）以外の攻撃を防ぐことが可能です。

　GHAは、ハーミットパープルで相手を拘束して激しくぶん投げたあとに、波紋疾走（オーバードライブ）を流し込む“『隠者の紫』AND『波紋』ッ！”。リーチも長めで扱いやすく、何より迫力満点！　

■「相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している」を忠実に再現

　本体モード時はトリッキーに、スタンドモード時は発生が早く比較的リーチの長いコマンド技の数々で、あらゆる状況に対応した立ち回りを行える老ジョセフ。“波紋の呼吸”でハートヒートゲージをためることも可能なので、GHAもガンガン狙っていくことができます。しかし、コマンド技のほとんどが十字ボタンを180度回転させるものなので、コマンド入力が苦手な人は練習が必要かも？

　個人的には“ぬけめない策士”や“コールタール”など、相手の行動を制限しつつチャンスをうかがうなど、ペースを握れば劣勢からでも逆転を狙えるキャラだという印象を受けました。練習すれば確実に！　そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実に楽しめるキャラですのでぜひ練習してみてください!!

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