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2014年1月9日(木)

PSP『ソードアート・オンライン』は原作ファンにもガチゲーファンにもオススメな骨太RPG【電撃オンラインアワード2013】

文:ライターM

 現在投票受付中の“電撃オンラインアワード2013”の一環として、電撃のライター陣が今年の話題作を紹介している当コーナーに、満を持してあの話題作『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』が登場です!

『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』

 昨年末にはTVアニメ新プロジェクトが始動することも明らかになり、ホットな『ソードアート・オンライン』。今回ライターMのイチオシタイトルとして紹介するのは、2013年3月に発売された『ソードアート・オンライン』のゲーム第1弾となるPSP用RPG『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』です。

 本作の大きな特徴は、アニメ&原作で描かれた架空のオンラインゲームを、本物のMMO(大規模オンラインゲーム)の方法論に乗っ取って、限りなくリアルに再現しているという点。

 現実の時間と同期こそしていないものの、ゲーム内では街やフィールドが時間経過に合わせて様相を変えていきます。フィールドはいわゆるオープンワールド的に描かれ、他のパーティ(NPC)まで個別に活動しています。しかも、彼らは単なる賑やかしではなく個々にレベルも設定され、彼らの戦いに手を貸して育てていけば、いずれ攻略組として貴重な戦力となるというこだわり仕様。

 また、モンスターにはそれぞれ生息域やアクティブ&ノンアクティブといった性格づけもされていて、MMOではお約束のNM(※名前が付いている手強い敵)まで出現します。

『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』 『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』
▲槍や刀、短剣に両手剣など、装備武器ごとに専用のソードスキル(必殺技)が用意され、武器の強化やソードスキルの習得はプレイヤーのお好み次第。
『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』 『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』
▲クエストをクリアして攻略の手がかりを集め、他のプレイヤーたちと力を合わせてボス討伐を目指す。攻略組の戦いを臨場感たっぷりに味わえます。

 当時の筆者は「どうせライトなキャラゲーでしょ?」と、失礼極まりない、謎の上から目線で高をくくっていたこともあり、初めてプレイした時はあまりのガチ仕様に驚かされたものです。

 中でも「ここまでやるの!?」と驚きの声を上げてしまったのが、オートアタック形式で進行するリアルタイムバトル。これにはキャラとモンスターの位置関係やヘイトの概念まで採り入れられていたりします。例えば、主人公・キリト(=プレイヤー)が敵の注意を引きつけている隙に、パートナーが背後からソードスキル(必殺技)をたたき込んだり、スイッチを指示して瞬時に立ち位置を入れ替えたりと、なんとも手に汗握るバトルも実現可能。駆け引きがしっかりとある戦いを楽しめるんですよ。

『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』 『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』
『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』 『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』
▲パリングで敵の攻撃を弾き返したり、パートナーとの連携が決まった時は思わず「よしっ!」と声が出てしまいます。ちなみに、ゲーム内で声をかけて(音声入力ではないです)パートナーの行動を評価することで、親密度を高めたり、行動傾向を調節することもできたりします。

→“ガチゲー”であるがゆえの、注意したいポイントも(2ページ目へ)

(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project (C)2013 NBGI

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データ

▼『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』ダウンロード版
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:PSP
■ジャンル:RPG
■発売日:2013年3月14日
■価格:6,280円(税込)

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