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2014年5月27日(火)

【レビュー&攻略】『テラリア』iOS版配信開始! コンシューマやPCで人気を博した2Dドット横スクロールアクション(電撃おすすめアプリ 第151回)

文:くる実

 みなさま、こんにちは! いつか自由に温泉地を旅して回りたい、くる実でございます。今回はPCやPS3、PS Vitaで発売されました、『テラリア』のスマホ版を紹介させていただきます。

『テラリア』

 画面はなつかしい感じの2Dドット絵の横スクロールアクションなのですが、ゲーム内容はすごく斬新な『テラリア』。Android版は5月7日、iOS版は本日5月27日より配信されています。私はAndroid版をプレイしましたので、プレイ画面と一緒に紹介していきましょう♪


■『テラリア』とは?

 プレイ開始時にランダムに生成されるワールドを冒険したり、自由に配置できるアイテムや200種類以上のアイテム作成レシピを使ってのモノ作り、また75種類以上のモンスターを相手に戦闘を楽しむなど、2D横スクロールの世界を、自分の好きなように遊び尽くせるゲームです。

『テラリア』

■とりあえず“くる実ハウス”を作ってみよう~!

 まずは『テラリア』の世界を冒険する、私の分身を作成します。性別も選べますので、カワイイ感じに作ってみましたがいかがでしょうか?

『テラリア』
▲ドット絵ながら、結構自由にキャラクター作成できます!
『テラリア』
▲キャラクターとは別に、ワールドを作成します。作成するたびにマップがまったく変わっちゃうようですね。

 毎回、キャラクター選択→ワールド選択の流れでゲームを開始します。キャラクター1人で多数の世界を冒険したり、マルチプレイで他のプレイヤーの世界にお邪魔することもできるみたいです。

『テラリア』
▲早速開始! プロローグなんかありません。目の前にいろいろなことを教えてくれるNPCがいますので、早速話しかけてみましょう。

 新しい世界に初潜入! いきなり始まります。実は、初プレイ時にチュートリアルを見て「操作はわかったけど、どうしたらいいの!?」となってしまいました。そして本番プレイを始めて理解しました。そう、『テラリア』の世界は目標すら自分で作っていくゲームなのです! なんとも自由ですねぇ。

 というわけで、『テラリア』にメインストーリーなどはありません。今回のレビューでは、私が自由気ままに遊んだ道のりを紹介させていただきます♪

『テラリア』
▲死にたくなければ――。なかなかストレートに伝えてくださいます。

 とりあえず、まずは住むところです。寝床がなければ、四六時中モンスターの恐怖にさらされるので、助言を受け入れて家作りから始めてみました。冒険には拠点が大事ですしね。拠点をイチから作るというのも、なんとも『テラリア』らしいです。

『テラリア』
▲まずは平地を作るために斧で木々を伐採。建築用の木材も確保できますしね。
『テラリア』
▲そしてツルハシで木を刈った場所を掘って平地にしていきます。なんとも地味ですが、秘密基地を作っているみたいで楽しいです!

 現実世界でも、こういう地道な開拓作業を繰り返して、今の私たちの生活空間が作られたのかもしれないと思うとちょっと胸が熱くなりますね! ……私だけでしょうか?

『テラリア』 『テラリア』 『テラリア』
▲まず手持ちの木材で屋根を作ります。それからアイテム作成で作ったドアと机を設置しました。

 とりあえず簡易ですが、“くる実ハウス”が完成しました! ツルハシで掘ってきた石も敷き詰めて床も作ってみました♪ でも、背景が見えていますし、掘った後の土が残っていますし、ヘンですね……。とりあえず、困った時はNPCのヘルプを見てみましょう!

『テラリア』
▲カベはハンマーで壊せる! イイコト聞いた!

 というわけで、木材からハンマーを作成して家作り再開です!

『テラリア』
▲ガンガン土壁を破壊しつつ、木の壁を設置します。
『テラリア』
▲途中、ゾンビの襲来をなんとか撃退しつつ……。
『テラリア』
▲明かりも灯して、ちょっと隠れ家っぽい家が完成!

 なんとか形になりました。山奥の手作りログハウスみたいでなかなかいい感じかも!? でも凝り性のくる実はこれでは物足りないので……。

『テラリア』 『テラリア』
▲2階部分に屋根を作成し、1階部分と同じ感じの造りに。夜中に変なめだまの襲撃を受けながらも完成♪

 2階に上がるための足場や、明かりをたくさん増やして増築しました! ちなみにロウソクは他に燃え移ることはありませんので、安心して設置してください。

『テラリア』
▲気が付いたら住人がいました。家賃は徴収できません、あしからず。

 木材で作った机とイスを設置すると、いつの間にかヘルプ担当のNPCが住み着いたようです。どうやら屋根とドア、机とイスがあると部屋と認識されて、NPCが来ることがあるみたいですね。

『テラリア』
▲庭っぽくひまわりを採集してきて植えてみました。ウサギも遊びに来ています。

 何も考えずスタート地点に家を建てたので、庭のすぐ下に巨大な地下空間があってちょっと不気味です。庭先もおいおい整地していかないといけませんね……。

 そして、この辺りから、くる実のこのゲームでの目標はいつの間にか“こだわりの家作り”になっていたのでした(某番組風)。

『テラリア』
▲NPCにいきなり部屋を奪われたので、自分用の部屋も欲しいと裏庭も開拓。
『テラリア』
▲2階に吹き抜け(?)の空間を作ってみつつ、増築完成!

 1階部分は手元にあったレンガや石で作ってみたので、ちょっと1階の増築部分が違う感じになってしましましたが、コレもアリですネ♪ とりあえずまだまだ改良の余地はありますが、まずは家作りはひと段落しました。

『テラリア』
▲グロテスクなモンスターに襲われる! これはピンチ!

 家作りのために、新しいアイテムを探してみようと探検を開始してみたのですが、空から急に多数のモンスターが襲来! そして……。

『テラリア』
▲くる実死亡。グラフィックも文字表現もかなりグロテスクです……。

 なんということでしょう。手も足も出ずフルボッコされてしましました。うまく撮影できませんでしたが、死ぬと首がもげるんですよ……。もげるんですよ……。

『テラリア』
▲武器を作る素材を探すべく、地下深く掘り進むくる実。

 かつて高度な学術を誇り、黄金の文化を築いたアステカ文明も、スペインの襲撃になすすべもなく敗れたといいます。その一因となったのが、闘争が少ないアステカ文明では鉄器文化が発達しておらず、青銅器も貴重だったため、武具の性能差が大きすぎたからだ、という説もあるようです。

 そう。私の装備はもう時代遅れだったのです!(確信)

 探検するにも、自分を強くするしかないというわけで、武器を作ることにしました。まずは鉄製の武具を目標に、鉄鉱石を探します。

『テラリア』
▲運よく、山盛りの鉱脈をHIT! 鉄どころか金もあります!!

 しばらく掘り進むと、開けた地下の洞窟にたどり着きましたが、なんとそこは立派な鉱脈でした♪ これは鉄の武器どころか、金の装備も作れそうです!

『テラリア』
▲喜びを隠し切れず、文字通り飛び跳ねながら帰路につくくる実。
『テラリア』 『テラリア』
▲家に着くなり、手に入れた鉱石を溶かしてインゴットを作り、装備を作ります。
『テラリア』
▲金のブロードソード、金のツルハシ、金のオノ。一気に時代は進歩しました!

 これで、探検での保身はかなり安心かも! モノづくりの喜びがあふれます。家作りばっかり集中しているつもりでしたが、結局はいろんなコトを楽しんでいますね。手間もかかりますが、それを楽しく感じられるのが『テラリア』のよさだと思います!

『テラリア』
▲引き続き鉱山で作業中。するとこんなメッセージが。
『テラリア』
▲探検から帰ると、なんとナースのケーラさんが住み着いていました。そこ私の部屋のつもり……。

 ナースのケーラさんですが、単なるセクシー(?)なミニスカナースのコスプレではなく、話し掛けると減っている体力を回復してくださいます。ただ、地下で手に入れたり、モンスターを倒した時に落とす“コイン”を要求されますのでご利用は計画的に。

『テラリア』 『テラリア』
▲ケーラさんに部屋を追い出された(?)ので、リフォームしつつ、3階まで増築してみました。全体マップでみると、かなり立派に家しているかも……自己満足。

 なんだかんだと理由を作りつつ、どんどん家を大きくしていっています。今は木造ですが、今後は総レンガ作りの立派な城とか、他の場所を開拓して建築してみたいです!

 というわけで、私の目標はやっぱり“こだわりの家作り”なのでした。

 でも、せっかくなので戦闘シーンも紹介するべく、ボス戦をしてみることにしました。装備も結構よくなったし、もしかしたらいけるかも!?

『テラリア』
▲話し掛けるといきなりケンカをふっかけてくる老人。

 マップがランダム生成なので、このご老人がいつもいるかわからないのですが、私のマップの場合、この方と話して“呪い”を選択するとボスが現れるみたいです。

『テラリア』
▲かなりヤバそうなボスが出現!

 会話が終了するやいなや、いきなりボス“スケルトロン”が出現しました! ちゃんと回復アイテムも装備しているし、よし、戦闘かい……!

『テラリア』
▲し ゅ ん さ つ ☆

 まだまだ鍛錬がたりないようです。装備を整えて出直してきます。

■自由度が高い……というより、自由! 用意された素材で好きなことをして遊ぼう!

 正直なところプレイ開始当初は何をしたらいいのかわからず、戸惑ったりもしました。『テラリア』は、戦闘に重きを置く人もいれば、私のようにどこまでも家作りを追い求めちゃう人もいたり、遊び方は千差万別といってもいいと思います。

 同じWiFiを使ってマルチプレイすることで、4人まで同時に同じ世界で遊ぶことができますので、集団でボスに挑んだり、また友だちと地下洞窟を探検したりすることができれば、私が挑んだ冒険とはまったく違った『テラリア』を体験することができるかもしれません。ちまちまと作業するゲームが大好きな人にはうってつけのゲームだと思います!


●くる実’s profile

『テラリア』

 『テラリア』、なかなかレトロな感じのグラフィックですが、見た目と違って予想斜め上のゲームでした。自分で目標を設定するって、自分に自信がもてない私にとっては非常に難しいことです……。何事にも正解を求めてしまうといいますか……。でも、世の中には正解があることのほうが少ない。『テラリア』はそんな人生のようなゲームです。


Published by 505 Games (and Spike Chunsoft for Japan region).
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