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2014年12月4日(木)

PS Vita版『風雨来記3』の追加要素が2つ判明! 1つは新ヒロイン・雪代明里(声:ゆうき みお)

文:ゴロー

 日本一ソフトウェアは、2015年2月19日に発売するPS Vita用ソフト『風雨来記3』の新情報を公開した。

『風雨来記3』

 本作は、2013年5月31日にフォグから発売されたPC用の同名タイトルを移植したもの。プレイヤーは駆け出しの旅ライターとなり、北海道全域を取材していく。自由度の高さが特徴の1つで、気ままな一人旅を楽しむかヒロインとのストーリーを堪能するかはプレイヤーの選択次第だ。また、PS Vita版には新たなストーリーが追加されている。

『風雨来記3』 『風雨来記3』
▲北海道に点在する取材スポットの数は100カ所超。プレイヤーはスポットの写真撮影とバイクでの移動を繰り返し。一日の終わりには訪れたスポットに関する記事を作成する。

 第2報では3人のヒロインたちとの出会いの物語、道中のサブイベント、PS Vita版の追加要素となる新ヒロイン“雪代明里”と新たな舞台“冬の北海道”についてお届けする。

■ヒロインたちとの出会いと物語

 旅の道中で主人公は、それぞれの目的で旅をするヒロインと出会うことがあり、彼女たちとの出来事や交流から着想を得て投稿する記事を作成していく。ここではなぎさ、小夜、泉との出会いを綴った主人公の記事から、彼女たちとの序盤の物語を紹介する。

【ヒロインとの物語】逢沢なぎさ

『風雨来記3』
▲逢沢なぎさ(声:彩瀬ゆり)……さばさばした性格で、主人公と“旅”について似た価値観を持つ。愛車の大型バイク(1300cc)にまたがり、北海道の最南端から最北端の岬を巡る旅をしている。

 ●2日目:海岸にて

 今日は海沿いの街に行ってきました。そこで大きなサプライズが。フェリーの中で出会った女性に再会したのです。その人は、なんと女性の一人旅! しかも俺と同じようにバイクです。北海道最南端から、最北端である宗谷岬を目指しているとのことです。

 この女性旅人は、俺がはっとするくらいしっかりした旅哲学を持っていらっしゃるので、たぶん大丈夫だとは思いますが、なにせ何が起こるかわからないのも旅です。道中、無事であるように、そして、いい旅になるように影ながら応援したいと思います。

『風雨来記3』
▲海沿いのスポットでのなぎさとの再会。彼女は北海道の最南端から最北端である宗谷岬を目指し、勝手気ままな一人旅を楽しんでいる。
『風雨来記3』
▲なぎさは岬巡りをしているので、近場の海沿いを探せばまた出会うこともできる。

【ヒロインとの物語】水科小夜

『風雨来記3』
▲水科小夜(葵みらい)……オルゴールに刻まれた曲のことを知るため、幼い頃の写真を手がかりに北海道を巡っている。人見知りの彼女を助けるべく、主人公が一肌脱ぐことに。

 ●1日目:少女とオルゴール

 ふと立ち寄った静かな湖畔。行方知れずになった人を待ち続けて……という伝説がここには残っているそうです。そんな湖のほとりを散歩していると、一人の女の子と出会いました。ベンチに座ったその子は、オルゴールの音に耳を傾けていました。話を聞くと、北海道を旅行したときの写真を手がかりにして、オルゴールをどこで手に入れたのかを探しているとのこと。

 写真には両親も一緒に写っていましたが、どういった事情なのか……その少女の探し物が見つかるように……。

『風雨来記3』
▲とある湖畔での小夜との出会い。小夜は幼少期の北海道旅行で手に入れたオルゴールに刻まれている曲のことを知るために北海道へ来ている。
『風雨来記3』
▲北海道旅行の際に、写真を撮影した場所を手がかりに巡っている。

【ヒロインとの物語】富村泉

『風雨来記3』
▲富村泉(声:横尾恵)……湯の里巡りが趣味で、温泉にかんする知識が豊富。携帯電話の使い方を知らないなど、どこか浮世離れした雰囲気を持つ。

 ●3日目:温泉マニアの女の子と出会った!

 今日は道南の野湯に行ってきました。その温泉ですごい女の子と知り合いました。その子の何がすごいって温泉に対する造詣です。いわく、温泉は、一日一秒たりとも、同じお湯にはならない。それがお湯質。そのお湯質は、その日の天気や温度、前の人が入った汗や脂などでも変化していく。もちろん一緒に入っている人間によっても変わっていく。

 恥ずかしながら、俺は今までそんな考えを持ったことはありませんでした。その子はさらに続けました。

「今この瞬間に入れるお湯は、まさにこの時しかない」

 これは、旅と同じ一期一会ですね。それを聞いて、俺は改めて、この旅でその瞬間瞬間に出会える景色や人たちとの縁を大切にしていきたいと思いました。

『風雨来記3』
▲道南に湧く秘湯での泉との出会い。彼女はバスタオル一枚という大胆な格好で登場する。
『風雨来記3』
▲湯の里巡りをしている泉とは、各地の温泉で出会うことができる。道内には名湯がたくさんあるので、探すのは一苦労だ。

■道中のサブイベント

 旅先ではヒロイン以外の人物との出会いも。出会いの数だけ、思いもよらないドラマが待っている。

『風雨来記3』
▲自転車の旅人、通称“チャリダー”との交流。ライダーとは違った旅について語りあうことになる。
『風雨来記3』
▲路上ライブを行う“ギターのおっちゃん”。己自身を歌にぶつける圧巻のライブを披露する。
『風雨来記3』
▲キャンプ場での宴会に誘われた主人公。 北海道の牧場で働いている東京出身の青年と親睦を深める。

■PS Vita版の追加要素

 PS Vita版では新ヒロインの“雪代明里”および、新たな旅の舞台“冬の北海道”が追加される。これまでの『風雨来記』シリーズにはない、冬ならではの雪景色を楽しもう。

雪代明里(声:ゆうき みお)

『風雨来記3』

「はい、スケッチに出かける日は
いつも楽しみでうきうきですよ」

 後志(しりべし)地方の景勝地で出会った少女。風景のスケッチを描くことが趣味で、そのために車で4~5時間ほどの遠出もする。

『風雨来記3』

【冬の北海道】

 鋭明展の記事が好評だったため、主催者から追加のコラムを書く話を貰った主人公。再び北の大地へ。

『風雨来記3』
『風雨来記3』
▲冬の北海道は一面銀色の雪景色。夏のようにバイクで移動はできず、列車を利用するシーンもある。
『風雨来記3』
『風雨来記3』
▲取材のために訪れた札幌。昼と夜、両方の大都会を探訪できる。

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