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2017年10月16日(月)

『SAO インテグラル・ファクター』CBTに先駆けてプレイ。感想や注意点をお届け

文:てけおん

 クローズドβテスト(CBT)が開催されるiOS/Android向けオンラインRPG『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』。本作をCBT開始に先駆けて少しだけプレイすることができたので、そのゲーム概要や感想、そして、ちょっと冒険に詰まった時に参考にしてほしいプレイの指針などをお知らせしていきます。

 まずはゲームの紹介から。本作は、川原礫先生が執筆(イラストはabec先生)する電撃文庫『ソードアート・オンライン』を原作にしたスマートフォン向け『SAO』ゲーム最新作。ゲームの舞台となるのはMMORPG《ソードアート・オンライン》で、全国のプレイヤーとともに、浮遊城《アインクラッド》の攻略を進めていくゲームとなっています。

 CBTでは第1層をまるまるプレイできました。まずプレイヤーは、自分の外見などを設定した後、チュートリアルに挑むことになります。ここでプレイヤーはパートナーキャラクターに出会います。

 このパートナーに、戦い方を教える形で戦闘のチュートリアルがスタート。そのままプレイヤーの目線でストーリーの導入部分をプレイしていくことに。ここは世界観説明も兼ねたものになっています。

 小説やアニメ、コミックなどで『SAO』に触れたことがない状態からゲームをプレイする人は、しっかりと見ておいたほうがいいと思います。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 ゲームのプロローグ部分でどんなエピソードが展開していくのかは、うおぬまゆう先生が執筆したプロモーションコミックでも確認できるので、まだ読んでいない人はこちらも読んでみるといいでしょう。

※画像をクリックするとPDFデータが表示されます。

 そしてこのCBTでは、キャラクタークリエイトもしっかりと体験することができます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

画面の説明

 続いて、画面に表示されているアイコンなどの説明をしていきましょう。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

(1)メインメニュー……装備や設定などのメニューを開閉します。
(2)キャラクターステータス……キャラクターのレベル、HP、SPが表示されます。
(3)通知アイコン……実績、プレゼント、パーティ勧誘など通知が表示されます。タップでそれぞれの詳細を確認できます。
(4)クエストナビ……受注しているクエストの目的が表示されます。タップで表示するクエストを切り替えられます。
(5)ミニマップ……現在のエリアの簡易マップ。タップでエリア全体を表示できます。
(6)移動カーソル……スワイプでキャラクターを移動できます。カーソル外をスワイプすると視点を操作できます。
(7)アクションエリア……タップすることでさまざまなアクションを行います。
(詳細後述)
(8)コミュニケーションウインドウ……他プレイヤーとのコミュニケーションに使用します。
(詳細後述)

 画面右下にまとめられている(7)の“アクションエリア”についてはこんな感じです。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

(1)メインアクション……対象毎に、通常攻撃、会話、調査の3つのアクションを行うことができます。
(2)ステップ……ステップ移動を行います。
(3)ソードスキルアイコン……事前に登録したソードスキルを発動させます。
(4)アイテムパレット……事前に登録した消費アイテムを使用できます。
(5)クイックチェンジ……事前に登録した2つの装備セットを切り替えます。
(6)スイッチアイコン……条件をみたすことで、スイッチ用ソードスキルを発動できます。

 “ソードスキル(SS)”は強力ですが、使用する際にはSPを消費します。同じくステップもSPを消費するのでその点には注意しましょう。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
▲SSの設定は装備メニューから行います。装備は2セット登録可能で、クイックチェンジアイコンで切り替えます。

 本作には“スキルレコード”というものが存在しています。これは武器、および、防具に装備できるキャラクターカードのこと。武器に装備する“ソードスキル(SS)”と防具に装備する“アビリティ”があります。これらを装備することで、さまざまなスキルをキャラクターに付与できるのです。レコードの装備は武器などの装備品と同じく装備メニューから行います。

 このCBTでは、“装備している武器と別の武器のSSを設定可能”になっています。ただし、設定はできても実際にSSを発動することはできないので、注意したほうがいいでしょう。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
▲スキルレコードを装備した状態です。これで「【真剣】アスナ」のスキル《ミラージュ・スラスト》を使えるようになります。
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
▲パートナーの装備やスキルレコードはプレイヤーが決められます。

 CBTでは、後ほど紹介する交換所でスキルレコードを入手できます。

 そして“スイッチ”についても説明をしておきましょう。これは簡単に言うとパートナーやパーティメンバーと連続してSSを放つことで、さらに威力を高めた攻撃ができるアクションです。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 スイッチを使うには攻撃などをしてゲージを溜めておく必要があります。そのため常に使えるわけではありません。またスイッチ後は一時的に敵と距離を取ることができるので、ピンチの時に使うのもいいでしょう。

 ちなみに、エリアの切り替えが発生するとスイッチのゲージはリセットされてしまいます。この点を忘れてピンチになってもスイッチできない……なんてことがないようにしたいところです。

 なお、戦闘時にレベルアップすると、HPが満タンになりるうえ毒などの状態異常が解除されます。《はじまりの街》に逃げ込んだ時にもHP満タン&状態異常解除されますのでこちらも覚えておくといいでしょう。

 最後に、画面下部にあるコミュニケーションウインドウについて。この記事を執筆している時点ではこの機能は試せていませんが、オンラインプレイをする時などには活用することになるでしょう。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

(1)チャットウインドウの開閉……上下にスワイプすることで、表示するウィンドウ幅を変更できます。
(2)メッセージ対象の選択……タップすることで、メッセージを送る対象を変更できます。

・Say:近くにいるプレイヤーキャラクターを対象としたメッセージ
・Party:パーティーメンバーを対象としたメッセージ
・Tell:指定した個人を対象としたメッセージ

(3)文字入力アイコン……タップすると文字入力ウィンドウが表示されます。
(4)エモーションアイコン……タップするとエモーションウィンドウが表示されます。
(5)チャットスタンプアイコン……タップするとチャットアイコンウインドウが表示されます
(6)Tell対象の追加……Tellでメッセージを送る対象を追加することができます。

《はじまりの街》やフィールドに登場する施設

 このCBTにおける冒険の拠点となる《はじまりの街》やフィールドなど、ゲーム中に登場する施設などについて説明しておきましょう。

武具店

 武器や防具、アイテムを販売するお店です。プレイヤーのクエスト進行によって販売するアイテムが異なるので、レベルが上がったら品ぞろえを確認しましょう。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 本作に登場することが明らかになっている武器は以下の6種類となっています。それぞれどんな性質の武器なのか紹介しておきます。

片手剣……攻守バランス型。ソロプレイでもパーティプレイでもOK!
細剣……手数の多さでクリティカルヒットを狙いましょう。敵を弱体化させるスキルも。
両手斧……攻撃速度は遅いものの一撃は超強力。敵を引き付けるスキルでタンクの役目も。
両手槍……範囲攻撃で複数の敵を一掃。ザコモンスターが同時出現するタイプのボス戦では特に重要。
片手棍……1人はほしいサポートの要。パーティ全体に効果がおよぶ強化スキルが強力。
盾……防御特化のスキルで生存率UP。片手武器スキルとのバランスを考えてプレイしましょう。

生産所

  集めた素材とコル(お金)で、武具やアイテムを作ることができます。素材を集める手間はかかりますが、武具屋よりもいい品や、安い値段の消耗品を入手できます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 なお、生産所で作った武具には、ランダムで付与される追加効果“ランダムボーナス”が付くことがあります。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
▲赤いラインで囲った部分がランダムボーナスとして付いた効果です。

鍛冶屋

 特定のアイテムとコルを消費することで、武具やスキルレコードの強化、進化、限界突破を行うことができます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

【強化】

 特定のアイテムを使うことで、武具やスキルレコードのレベルを上げられます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

【進化】

 特定のアイテムを使うことで、武具やスキルレコードのレアリティをアップできます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

【限界突破】

 これはLvを最大にした武具とスキルレコードに行うことができるメニューです。特定のアイテムを使ってレベルの上限値を底上げできます。限界突破や強化に必要なアイテムは、武具店や交換所で入手できます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

交換所

 CBTでは、イベントや討伐戦で入手することができるメダルとスキルレコードなどを交換することができます。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

ダンジョン案内人

 ダンジョン案内人に声をかけることで、通常のフィールドからは行くことのできないダンジョンフィールドに移動することできます。ボスなどに挑む場合も、この案内人に話しかければOK。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

転移碑

 フィールドや街の各所には転移碑が点在しています。プレイヤーがアクティベートした転移碑間同士は、瞬間移動が可能となります。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

プレイした感想や、困った時にちょっと思い出してほしいこと

 ここからは、てけおんがプレイして感じたことなどを書いていきたいと思います。

 本作をプレイしてみた印象としては、《アインクラッド》を舞台にしたコンシューマのゲーム『SAO』シリーズを、スマホ向けに遊びやすくチューンナップしたものといった感じです。

 まだまだ序盤を少し触ったくらいですので、今までのシリーズのようにバフの管理がとても重要なゲームになるかどうかはわかりませんが、本作の特徴的なシステムであるスキルレコードは注目すべきポイントだと感じました。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 スキルレコードは、武器と防具に4枚ずつ、計8枚装備することができます。装備したものによってSSやパッシブスキルの内容が変わっていくので、場合によっては武器や防具よりも戦闘に大きな影響を及ぼしそうです。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 その他注意したいポイントを2つほど。1つめは、このゲームでは“強くなっていくためのゲームサイクル”を作ることが相当重要だということ。このCBTの範囲では、敵を倒して素材やコルを集める→生産所で装備品を整える→鍛冶屋で装備品を強化する……といった感じです。

 多くの人は遊んでいくうちにこうしたサイクルを構築していくでしょうが、そうせずに遊んでいくと、どこかで行き詰ってしまう気がします。《はじまりの街》の各施設には、こまめに足を運んだほうがいいでしょう。

 これは、あくまでプレイした範囲での話ですが、店売りの武器よりも生産所で作った武器のほうが圧倒的に強いように感じました。とはいえ武具店もプレイヤーのレベルによって売られているアイテムが変わるみたいなので、どっちがいいのかはもっと遊んでみて確認したいところです。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
▲上が武具店、下が生産所で入手できる最低クラスの武器です。

 2つめは、大量のコルを得る手段について。このCBTでは、ある程度プレイを進めていくと《はじまりの街》に“キリトさん”が登場します。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 結構リアルなデキなのですが、肝心なのは外見ではありません。キリトさんに話しかけてアンケートに答えることで、1度だけ1万コルを入手できるのです! それを使って装備を充実させていくようにしましょう。

 このCBTにおいて1万コルはかなりの大金で、冒険がとても楽になります。それにアンケートは今後のゲーム運営において参考となるものです。後から書き直しも可能なので、CBTに参加した人は、しっかりと答えておいたほうがいいでしょう。

『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』

 こんな感じで先行して遊んだ感想をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか? 執筆時点でもっとも気になっているのはオンライン要素ですね。このCBTでは、一度階層ボスを倒した後にオンライン要素も体験できるようですので、まずはCBTでどんなものなのかを体験してみたいと思います。

(C)2016 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO MOVIE Project
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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