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2010年2月9日(火)

世界一のゲームブランドを目指す! 舞台劇も行われたレベルファイブ会社説明会

文:電撃オンライン

 レベルファイブは、本日2月9日に東京・渋谷にある渋谷C.C.Lemonホールで、2011年度の新卒生を対象とした会社説明会を開催した。

レベルファイブ会社説明会

 レベルファイブは、DS『レイトン教授』シリーズや『イナズマイレブン』シリーズなどを手掛けるゲームソフトメーカー。パブリッシャー事業以外にもデベロッパーとして、DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』やPS3『白騎士物語 -古の鼓動-』などを開発している。

 会社説明会は、会社の雰囲気を表現したガイダンスビデオの上映からスタート。映像は、ゲーム少年だったレベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏の「いつか人を感動させたいと思い、会社を設立した」という昔話から始まり、プランナーやグラフィックデザイナー、プログラマーなど、さまざまな視点からゲームクリエイトに関する業種案内がされた。

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10分弱のガイダンスビデオ。開発スタッフによる意見だけでなく、会社の明るい雰囲気も理解できる内容となっていた。

 続いて日野社長が登壇し、新卒生に向けてあいさつを行った。「うちのゲームを遊んだことありますか?」と笑いを誘った後、日野社長は同社が今年で12年目を迎えること、年々成長していることをアピール。安定性のあるゲームメーカーであると説明した。右肩上がりである秘訣について日野社長は、ゲームの知名度を上げるような仕掛け作りをしたことと、ゲームを中心としたクロスメディア展開でブームを作ったことを挙げた。

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これまでの沿革や売上実績を読み上げる日野社長。今期の売り上げは100億円と予測し、今後さらにパブリッシャー事業を拡大する方針のようだ。
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『レイトン教授』シリーズや『イナズマイレブン』シリーズを例に挙げ、メディアミックスについて説明。今後発売されるPSP『ダンボール戦機』やDS『二ノ国』についても仕掛けを用意しているようだ。

 1月から港区に東京オフィスを構え、3月には本社移転を予定している同社は、海外でもソフトを売っていくために、アメリカ支社の設立も検討中だという。日野社長が「レベルファイブが自分のやりたいことができる会社なのか、それをしっかり見極めてもらいたいと思います」とコメントすると、一旦舞台に幕が下ろされた。

 その後は、お笑いコンビ・アメリカザリガニの柳原哲也や平井善之さん、タレントの原口あきまささんが出演する舞台劇『ゲーム・クリエイター物語』が上演された。架空のゲームメーカー・ラベル5を舞台に、仕事内容で悩む柳原さんのもとに、1通の手紙が届くというストーリーが展開。1本のゲームと1通の手紙が奇跡を生むという、感動的な内容に仕上がっていた。実は、舞台劇は2年前の会社説明会でも行われた。日野社長は「うちの会社は驚かせるのが好き。ただ会社の様子を伝えるのではなく、変わった趣向でお伝えしたいと思った。舞台劇は大好評だったので、再度行いました」と開催理由を述べた。

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生演奏に乗せて、お笑いタレントが登場した舞台劇『ゲーム・クリエイター物語』。ラベル5のもとになったのは、いうまでもなくレベルファイブで、手紙のエピソードも実際にあったものだとか。

 舞台劇が終わると、レベルファイブの社員を交え、クリエイターズ・セッションが行われた。デザイナー、プログラマー、広報の立場から「ゲーム作りって大変?」や「レベルファイブに入ってよかった! と思った瞬間」といった質問について、トークが繰り広げられた。さらに会場に集まった参加者からの質疑応答も行われ、「やっておいたほうがいいことは?」、「(パブリッシャーとして)据え置きハードの新作は出さないのか?」という質問が飛び出した。後者の質問に対して日野社長は、「DSは新規タイトルを出すのに適していると考えたため、ソフトを投入しました。据え置きも実は研究していて、PS3とWiiの未発表タイトルも……」と意外な情報が明らかになった。

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社長室秘書/広報・須藤萌恵さんは、よかったことについて「新人でも意見でき、それがよければドンドン採用されるのにはやりがいを感じます!」とコメント。その後、「スタジオジブリにいけたり、有名なクリエイターと会えるのもうれしいです」と笑い、大変だがやりがいがあると話していた。

 最後に日野社長は、「多少時間をオーバーしてしまいましたが(苦笑)、多くの方にきてもらい、会社を理解してもらえたと思います。レベルファイブは大企業ではありません。しかし、エンタテインメント業界に影響を与えるような会社でありたいと考えています。ぜひレベルファイブの力になっていただき、世界一のゲームブランドを目指す力になっていただきたい!」と学生たちに熱の入ったメッセージを送り、説明会は終了となった。

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