2010年2月17日(水)
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SCEより2月18日に発売されるPSP用ソフト『100万トンのバラバラ』の制作キーマン3人に、インタビューを行った。
『100万トンのバラバラ』は、クリエイタープロジェクト“PlayStation C.A.M.P!”と、アクワイアがタッグを組んで開発した解体切断アクションゲーム。敵の虫型ロボットを避けたり倒したりしながら、2Dで描かれた戦艦を切ってバラバラにしていくのがゲームの目的だ。複雑に描かれた戦艦をいかに切っていくか、という部分に頭を使うパズル的な要素も盛り込まれている。
話を伺ったのは、“PlayStation C.A.M.P!”の前身である“ゲームやろうぜ!”から誕生したクリエイター・池田佑基さん、寺島誠一さん、中塚健太さんの3名。彼らは、『100万トンのバラバラ』を作る以前は、舞浜にある某テーマパークのアミューズメント施設用の造形物を作っていたという。まったく違う業種からゲーム業界へ飛び込んだ彼らが、どんなことを考えて『100万トンのバラバラ』を作ったのか? 興味のある方は以下を読み進めてほしい。なおインタビューには、プロデューサーの小島英士さんと、広報の玉置さんも同席いただいた。(インタビュー中は敬称略)
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| ▲左から話を伺った池田さん、寺島さん、中塚さんの3名。同じ会社で働いた3名が、“ゲームやろうぜ! 2006”を経て、『100万トンのバラバラ』を制作することに! |
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| ▲2人を誘って企画に参加した池田さん。『100万トンのバラバラ』では、主にディレクションを務めた。 |
――皆さんが、“ゲームやろうぜ! 2006”へ参加したキッカケを教えてください。
池田:たまたま告知を見たら、「ゲーム作らせてあげますよ、お金あげますよ」というようななことが書いてあって、「これおいしいな、そんなことあるのかな?」と思いつつ、2人を誘って応募したという感じですね。
――お2人は、誘われた時どうでした?
寺島:冒険心を刺激されたというか……軽い気持ちで乗りましたね(笑)。
中塚:僕も懸賞などは当たったことないので、まさか受かるとは思っていなかったですね(笑)。
池田:懸賞って(笑)。でも、参加するのにリスクがまったくなかったので、とりあえず出してみようよ、という感じでした。
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| ▲前職では、現場で直接造形物を作る仕事をしていた寺島さん。『100万トンのバラバラ』では、主にキャラクターデザインやイベントシーンの素材作りを担当。 |
――応募から実際にゲーム制作が始まるまでは、どんな経緯があったのでしょう?
池田:応募して、書類審査と面接2回をしてから、じゃあ“ゲームやろうぜ!”で一緒にやろうよ、ということになりまして。その時合格した20人くらいが入れる1室を、(SCEに)借りていただいて、そこでゲームの企画を考え始めたという形ですね。
――そこから『100万トンのバラバラ』の企画が始まるまでは、どのくらいの時間がかかったのでしょうか?
池田:1年半から2年くらいは、いろいろな企画を出してはつぶし、出してはつぶしを繰り返しました。他に動きそうな企画もあったんですけれど、技術的なハードルやいろいろな障壁があって、なかなか動かなかったんです。そのころにPSPが流行っていたので、じゃあPSPでアクションを考えようって。それでこの企画が生まれて、じゃあ作ろうかということになりました。
――ずっと企画を作り続けていたのでしょうか?
寺島:そうですね。一応、プレゼンするための資料とビデオくらいまでは作って。僕らはプログラミングができないので、一緒に受かった人に軽いデモみたいなものをお願いして作ってもらったこともありますね。そういうことをやっては、やっぱやめて、もう1個作ってはやっぱやめて……。
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| ▲前職では寺島さんと同じく直に造形物を作っていた中塚さん。『100万トンのバラバラ』では、メニュー周りのデザインを主に担当し、背景なども作った。 |
――かなり試行錯誤の日々だったのですね。ちなみに、皆さんは普段からゲームをなさっていたのですか?
池田:僕はめちゃめちゃやっていて、年間20本くらい買うんですけど。開けないのもなかなか多いですね(笑)。
寺島:僕はここ来る前と来た後じゃ全然違って、来る前は全然やらなかったんですけれど、来てからはPS2を買って、池田さんや中塚さんからおもしろいゲームを教えてもらってやっていましたね。
池田:でも今、『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』をやっているんでしょ?
寺島:そう、話題作ばっかり(笑)。
――寺島さんのお話を聞くと、中塚さんも結構ゲームをなさるようですが?
中塚:結構というほどではないですけれども、寺島君ほど遊ばないわけではなく(笑)。
池田:すごい古いゲームでずっと遊んでいるんですよ。『ポピュラス』みたいな。
中塚:もうさすがに『ポピュラス』はやっていないですけど。流行のというより、一昔前のゲームを長く遊んでいますね。
→戦艦を切ることから広がったゲーム
『100万トンのバラバラ』はどのように作られた?(2ページ目)
(C)Sony Computer Entertainment Inc.
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