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2010年3月23日(火)

危険なアレコレも飛び出した!? “アルトネリコ ファン感謝祭 ~PHASE2~”が開催

文:ゲゲン

オボンヌといえばあの人! の彼が登場!!

 ここでシリーズの原点、『1』の主人公ライナー・バルセルト役の布施雅英さんの登場により“『アルトネリコ』トーク”へとシフト。『1』のライナーは、『2』の世界で大人気だったゲロッゴについて知らない模様で、土屋さんと志村さんが『アルトネリコ』のマスコットとしてゲロッゴを紹介する一幕も。しかし布施さんは「ちょっと待ってくださいよ、『アルトネリコ』のマスコットはオボンヌだろ!?」と、実にライナーらしいコメントを返し、会場から笑いと拍手が起こる。

アルトネリコ ファン感謝祭 ~PHASE2~ アルトネリコ ファン感謝祭 ~PHASE2~ アルトネリコ ファン感謝祭 ~PHASE2~
▲記念すべきシリーズ1作目の主人公・ライナーを演じた布施さん。登場時から、オボンヌ好きのライナーらしい見事なかけあいを見せてくれた。

 逆に『2』の世界にはオボンタしか存在しておらず、ココナは「オボンヌなんて言われてもわからない、オボンヌなんてぷー!」との台詞を残して去ってしまった。『2』の世界にオボンヌが存在しないことに、ライナーとしては衝撃を受けているようだ。

 そこで広報Tさんが、“オボン”シリーズについて画像をまとめてきたとのことで紹介がスタート。なぜか観光ガイドのような紹介で、観客は思わず居住まいを正してしまいそうになる。

アルトネリコ ファン感謝祭 ~PHASE2~
▲こちらが“オボン”シリーズ一覧。なお、右下は“オボン夕(漢字の“夕”)”である。

 これを見た布施さんは、足の生えたオボン又から目が離せないようで「進化の過程ですか?」と、思わず周囲へ問いを発してしまったほどだ。

 こうして盛り上がりを見せるトークだが、ステージに華が足りないことについて、布施さんから「地味でしょ?」と問題提起がなされた。本当はきれいどころが一緒にくるはずだったとのことだが、どうやら迷子になっているらしい。しかしその時、土屋さんの側に置いてあった電話が鳴った。そう、きれいどころである『1』のヒロインの1人、シュレリア役の酒井香奈子さんからの電話だった。

 布施さんに続き、酒井さんも「迷子になり、なぜか千葉まで行ってしまった」と、実にシュレリア役らしい当意即妙な会話をしてみせた。急いで会場に向かう旨のメッセージを残して電話は切れ、酒井さんが到着するまでの間、河内さんが布施さんに対してライナーの台詞を収録した際の話などを尋ねていた。ライナーがほぼデビュー役だった布施さんは、3,500文字という台詞の量が、多いのか少ないかよくわからなかったそうだが、収録が3日にも及んだと、当時の苦労を振り返っていた。

 そんな『1』の収録話で盛り上がりを見せる中、ついに迷子だった酒井さんが到着。サイドの髪の一部を、シュレリアのようにかわいらしい三つ編みにしていた。酒井さんにとっても、シュレリアは声優として初めて声をあてたキャラクターであり、記念すべき作品だ。

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▲『1』のヒロインの1人、シュレリア役の酒井さん。シュレリアをイメージした三つ編みが、シュレリアファンから怒られないか心配しきりで、場を和ませていた。

 ここで『1』の主人公とヒロインがそろい、収録当時の互いの印象などを話すことになった。初めて酒井さんと会い、その演技を目の当たりにした布施さんは、声と演技がとてもシュレリアに合っていると感じたそうだ。

 そして、リンケージを脱いだシュレリアの姿を見て「ロリっ娘!? なんという直球! なるほど、ここで!」と大変驚いたとも明かした。しかし、それから改めて酒井さんの演技を見ても、やっぱり「合っているな」との感想を抱いたそうだ。

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▲シュレリアは、『3』のティリアと同じく“塔”の管理者である“レーヴァテイル・オリジン”であり、その中でも最初に作られた1体。

 逆に酒井さんは、台本ではシュレリア視点からしかライナーを見られなかったので、「ライナーが好きで好きでしょうがない」という感じだったそうだが、実際にゲームをプレイしてみたら、誰にでも優しいところが気になったと発言。これには、さすがの布施さんも返答に困っている様子だった。

 しかし酒井さんは、そこがライナーのよいところでもあると語り、最後にヒロインの誰を選ぶかという段階では、ライナーの葛藤を実際に感じて、非常に切なく思ったそうだ。これには布施さんもおおいに賛同し、「そう、それが言いたかった!」と合いの手を入れ、再び客席から笑いが起こっていた。

 とここで、実は酒井さんが来る直前からなにやら横で作業をしていた土屋さんが、突然「トークマターの実演をします」と宣言。ゲームに収録されるトークマターには音声がないので、これが初の音声ありトークマターとなった。

 実演に用いられたのはシュレリアのトークマター“デパートメントに行ったこと・2”で、トウコウスフィアですっかりおなじみとなった、シュレリアの「きゅきゅっ」という台詞が登場するトークマターでもある。従来からのファンや、トウコウスフィアのファンには非常にうれしいサービスだ。

 しかし、しばらくライナーを演じていなかった布施さんから「ライナーってどんな声だっけ」と爆弾発言が飛び出す。とはいえ実際にトークマターがはじまると、それまでのトークとは裏腹に間違いなくライナーの声だった。「…イナゴッスか…。」の微妙な台詞も見事に演じきる。しばらくシュレリアを演じていなかったという酒井さんも、まったくブランクを感じさせないどころか、さらに磨きが掛かったシュレリアの演技で、会場のファンを魅了した。

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▲トークマター“デパートメントに行ったこと・2”。4年以上の時を経て、ついにフルボイス化!

 演じ終えた酒井さんは、シュレリアが敬語以外でライナーと話すシーンがそもそも少ないので、なおさら緊張したと語った。また、過去の音声とは絶対に比べないでほしいと心情を吐露。しかし布施さんは「それは(聞き比べろっていう)フラグじゃないか!」とツッコミ。発売から4年以上経つ『1』だが、久しぶりのトークでも2人の息はピッタリだ。

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■ファン感謝祭 概要
【開催日時】2010年3月21日(日)13:30~15:30予定(開場13:00)(※終了)
【開催会場】ベルサール秋葉原 B1ホール(東京・秋葉原)

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