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2010年5月28日(金)

【FF特集】思い出を振り返りながら一世を風靡した名作RPG『FFVII』を紹介!

文:電撃オンライン

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■“リミット技”をぶちかませ!

 戦闘システムは、『FFIV』からの流れを引き継ぐATB(アクティブ・タイム・バトル)システム。戦闘中は常に時間が流れていて、ATBゲージが溜まった仲間からコマンドを入力していく、緊張感あふれるシステムです。この戦闘システム自体には過去作から大きな変化はないのですが、やはり3Dになったことで迫力が倍増! 敵も味方も行動に応じていろんな動きを見せてくれるし、視点もあれこれ変化するし、当時はこれまた見入りっぱなしでした! 学校の掃除の時間にホウキを使ってクラウドの勝利ポーズをマネした、僕のようなピュアな少年が日本全国に発生したことと思います。

『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
▲巨大モンスターのド迫力は3Dならでは! ちなみに音楽もグッドです。中ボス戦で流れる『更に闘う者達』を聞いたら、燃えずにはおれぬ!

 そして『FFVII』のバトルに欠かせないのが“リミット”! これは戦闘中にダメージを受けるとリミットゲージが蓄積していき、そのゲージがフルになるとリミットブレイク状態になり、各キャラ固有の“リミット技”が使えるようになるというもの。いわゆる必殺技ですね! これがまた、リミット技の数々が非常にカッコよく、プレイヤーはその迫力、威力に酔いしれることになりました。中でも、クラウドの最強リミット技“超究武神覇斬”のインパクトは、ゲーム中、最大級のソレでした。「え? コレなんて読むの? わわ! スゲェ! めっちゃ斬(き)ってる、めっちゃ斬ってる! めっちゃ……、ま、まだ斬るの!?」と目を白黒させたのを今でも鮮明に覚えています。学校の掃除の時間にホウキを使って超究武神覇斬をマネして友だちに斬りかかり、先生に怒られた僕のようなピュアな(以下省略)。

『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
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▲派手な演出と威力がリミット技のウリ! みなさんはどのリミット技が好きですか?

■自由度満点のマテリアシステム

 ジョブシステムや魔石システムなど、新作が出るたびに画期的なシステムを発明する『FF』シリーズ。本作も例外ではなく、“マテリアシステム”という新システムを生み出しました。これは、武器や防具のスロット(穴)にマテリアと呼ばれるアイテムを装着すると、魔法やさまざまなアビリティが使えるようになるというもの。マテリアには独立系、魔法系などいろんな種類があり、連結したスロットに組み込むマテリアの組み合わせでアビリティを強化することができました。誰しもマテリアが増えるにつれ、あれこれ組み合わせに悩んだことでしょう。これによって、武器や防具はただ能力が高ければいいというわけでもなく、スロットの数、連結穴の数なども重要になりました。

『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
▲シリーズでおなじみの“ぬすむ”や“なげる”といったコマンドも、マテリアを装着すれば誰でも使えます。
『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
▲これまたシリーズおなじみの召喚獣も、本作ではマテリアに。バハムートに至っては3種類も登場し、改、零式とパワーアップするにつれ、威力も演出も激しくなっていきました。

■これを“ミニ”ゲームと呼んでいいのか!?

 『FFVII』は当時としては異例のCD-ROM3枚組で発売され、その膨大なボリュームにプレイする前からワクワクさせられたものです。すでに語ったCGムービーや3Dで描かれたマップ、そしてクラウドたちの星を救う壮大な旅を体験すればするほど、そのボリュームを感じました。そしてそして、『FFVII』では、本来オマケ要素であるハズのミニゲームも異常なボリュームで搭載されていました。スノーボード、潜水艦、チョコボレースなどなど、「もうこれだけで1本のゲームが作れるんじゃね!?」というぐらい、しっかりとしたミニゲームがたくさんあったのです。これらのミニゲームがたくさん楽しめるゴールドソーサーに入り浸ったユーザーは、さぞ多かったに違いありません。メテオが落ちてこようが、ウェポンが復活しようが、延々ミニゲームを極めんとする漢・クラウドが全国にいたことでしょう。

『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
『ファイナルファンタジーVII』 『ファイナルファンタジーVII』
▲当然僕もハマりました。お気に入りはGバイクとスノーゲーム。

 いや~、ずいぶん長々と語ってしまいました。ナイツオブラウンドのありえない威力とか、エメラルドウェポンの強さとか、ユフィとのデートイベントとか、正直まだまだ語りたいことはあるんですけど。しかし、今回記事作成にあたって約13年ぶりに再プレイしたんですけど、つくづくこれが13年前のゲームとは思えないなぁ……。再来年あたり、15周年記念でリメイクとかやりませんか? スクウェア・エニックスさん!!(ヨースケ)

(C)1997 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

データ

▼『ファイナルファンタジーVII』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:PS3/PSP
■ジャンル:RPG
■発売日:2009年4月10日
■価格:1,500円(税込)

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