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2010年8月26日(木)

キャラ同士の掛け合いが秀逸! 『トウィンクル クイーン』のプレイレポをお届け

文:電撃オンライン

 マイルストーンから8月26日に発売される、Wii用ソフト『トウィンクル クイーン』。そのプレイレポートを発売に先駆けて電撃オンラインで掲載します!

 『トウィンクル クイーン』は、人気美少女ゲームの登場キャラクターたちが、メーカーの垣根を越えて熱いバトルを繰り広げる対戦格闘ゲームです。出典タイトルは、『真・恋姫†無双~乙女繚乱★三国志演義~(以下、真・恋姫†無双)』、『G線上の魔王』、『祝福のカンパネラ』、『タユタマ -Kiss on my Deity-(以下、タユタマ)』の4作品。どれも近年発売の大ヒット作ですね。今回は、原作すべてにハマって、本作も発表当初から注目していたライカがレポートをお届けします。

『トウィンクル クイーン』

★密かな夢を叶えるために、戦え乙女たち!

 まずは、美少女たちが戦うことになったキッカケから参りましょう。ストーリーモードを始めると、冒頭で以下のようなあらすじが見られます。

ここは、とある電脳空間。
集いしは美少女キャラクターたち。

孤独な男たちを癒(いや)す電子のオアシスである。

この空間に謎のアプリケーションがインストールされた。
Fighting Beauty Generator“トゥインクル・クイーン”

それは美少女キャラクターを勝手に格闘キャラにしてしまう
彼女たちにはハタ迷惑なアプリだった。

しかし、勝ち残った上位2名の美少女キャラクターには
電脳空間内ならば希望の夢を叶えられる特典があった。

彼女たちは2人1組となって
夢と闘志を胸に戦いの場へ赴く。


 独り身のボクには3行目が心に突き刺さりますが、それは置いておいて、それぞれの夢を叶えるために争うことになるわけです。お祭り的なタイトルなのでストーリー性はあまりありませんが、その代わりに掛け合いやエンディングがメチャクチャおもしろい! しかも、会話シーンは原作と同じ声優キャストによる録り下ろし。“この2人が出会ったら……”という夢のコラボや、“こんな夢があったの!?”という驚きの設定など、原作ファンの方にはたまらないモノばかりです。また、原作をプレイしていない方でも楽しめるユニークな掛け合いが多いので、その点はご安心を。

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』
『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』

 なお、ストーリーモードの他にも、対戦モード、サバイバルモード、トレーニングモードといったモードが用意されていて、1対1の対戦や4人でのバトルロイヤルなどさまざまな対戦方式で遊べます。中でもバトルロイヤル方式は、普通の対戦とはまったく異なるカオスになること間違いなし。友だちとパーティ気分で遊ぶにはもってこいですよ!

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』
▲バトルロイヤル中は何がどうなっているのかわからなくなる瞬間も多々ありますが(笑)。▲原作のあらすじやキャラクターの設定を見られるデータベースモードも用意されています。原作をチェックする時間がない方はここで雰囲気をつかみましょう。

★キャラクターの動きが新鮮!

 それではここで、出典タイトル&参戦キャラクターを紹介しましょう。出典タイトルは冒頭でも述べたように、『真・恋姫†無双』、『G線上の魔王』、『祝福のカンパネラ』、『タユタマ』の4作品。どれもキュートな女の子たちとの恋愛だけでなく、主人公たちが何らかの敵と戦う熱血展開が魅力の作品ですね。参戦キャラクターは、各タイトルからメインどころを3人ずつの計12キャラとなっています。

◆『真・恋姫†無双』(ブランド:Baseson)

 ”乙女だらけの三国志演義”がキャッチコピーのAVG。本郷一刀という少年が現代から三国志の時代にタイムスリップし、三国時代の戦乱に巻き込まれていく様が描かれます。50人以上と桁外れのヒロインが登場するのが特徴。

【参戦キャラクター】

・劉備(桃香)

 蜀軍を率いる、大徳・劉備をモチーフにしたキャラクター。剣を武器に戦いますが、原作そのままのドジっぷりを見せ付けてくれます。コケた拍子に相手を斬り付けたり、天からバナナを降らせたりといったユニークな必殺技が目白押し。飛び道具や無敵技などひと通りの技がそろっている万能キャラですね。

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・曹操(華琳)

 魏軍を率いる、乱世の奸雄・曹操をもとにしたキャラクター。ツンデレ女王様キャラですが、本作ではカッコイイ部分のみ押し出された印象でしょうか。武器が鎌ということで、リーチが長くて発生の遅い技が多め。相手を引き寄せる必殺技なども持っていて、差し合いからラッシュに持ち込むのが楽しいです。

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・孫策(雪蓮)

 呉軍を率いる、江東の小覇王・孫策がモチーフのキャラクター。原作では豪胆な印象が強かったのに対し、他作品のキャラとの絡みでは意外と良識のあるような一面も。剣術と武術を組み合わせた戦闘スタイルで、小回りの利く攻撃&暴れやすい必殺技を生かした接近戦で真価を発揮!

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◆『G線上の魔王』(ブランド:あかべぇそふとつぅ)

 一介の学生である主人公・浅井京介と、勇者を自称する謎の転校生・ハルが、さまざまな事件を引き起こす“魔王”と呼ばれる男を追うヒューマンドラマAVG。ガチンコの戦闘ではなく、難解な推理・心理バトルが繰り広げられる作品です。

【参戦キャラクター】

・宇佐美ハル

 自らを勇者と名乗る、『G線上の魔王』のメインヒロイン。普段は気だるそうな空気を醸し出す不思議キャラですが、実は頭脳明晰で鋭い。手足で攻撃するため通常技のリーチは短いものの、スタンガンや催涙スプレーといった、中距離で使い勝手のいい必殺技がそろっています

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・浅井花音

 明るくてマイペースな、京介の義理の妹。フィギュアスケートの選手である彼女ですが、スケートで戦うキャラクターってほとんど存在しないので新鮮味はNo.1ですね。スピンしながら突っ込む多段技や、めくり判定の強いジャンプ攻撃といった足技がいい味を出しています。

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・時田ユキ

 ハルの友人で、心理術に秀でた少女。人を喰ったような性格で、やたらと言動に説得力があります。唯一の投げキャラとなっていて、多彩なコマンド投げと当て身技で他のキャラとは一線を画す読み合いが楽しめますよ。

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◆『祝福のカンパネラ』(ブランド:ういんどみるOasis)

 不思議がいっぱいのファンタジー世界を舞台にした、ほのぼの恋愛AVG。クラン・Oasis(いわゆるギルドのようなもの)の面々が世界各地をめぐる、楽しげな冒険記がつづられます。現在TVアニメが放送中なので、気になる方はそちらも見るべし!

【参戦キャラクター】

・カリーナ・ベルリッティ

 クラン・Oasisのマスターにして、世界でも数少ない魔法使いの1人です。いつもは穏やかで落ち着いていますが、主人公・レスターに関することとなると何かと暴走する困ったお方。タメ技の飛び道具を数多く持っているので、相手を寄せ付けない戦い方が得意です。

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・チェルシー・アーコット

 ひょんなことからカリーナたちと行動をともにすることになる神殿騎士。一見しっかりしているようで、すぐ道に迷う極度の方向音痴。護衛を主とした騎士を生かした、ライフ回復やゲージタメといった特殊な必殺技がイイ!

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・アニエス・ブーランジュ

 大道芸の最中にカリーナたちと意気投合した、天真爛漫な人形師。相棒のタンゴをはじめとした、たくさんのオートマタ(自律式のロボットのようなもの)は本作でも健在。一発の威力は低い代わりに、さまざまな飛び道具と通常技による制圧力に長けた弾幕キャラに仕上がっています。

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』

◆『タユタマ』(ブランド:Lump of Suger)

 ”太転依(たゆたい)”と呼ばれる神の化身と暮らす、波乱の日々を描いた恋愛AVGです。主人公・泉戸裕理が、突如現れた太転依のましろと一緒に、封印から解き放たれた他の太転依と対峙していく物語が展開します。

【参戦キャラクター】

・泉戸ましろ

 狐のような耳と尻尾がトレードマークな太転依の少女。時代錯誤した知識ばかり豊富で、現代においては世間知らずなところも。強攻撃の使い勝手が悪いものの、近距離では木槌による通常攻撃、遠距離では神通力による必殺技と、距離を選ばない万能キャラに仕上がっています。

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』

・河合アメリ

 自分のペースに他人を巻き込む“ごーいんぐまいうぇい”な性格をした、裕理の幼なじみ兼クラスメイト。ダッシュの性質が少しずつ浮き上がるホバー型になっていて、ダッシュからの高速中段攻撃がメチャクチャつえー! 必殺技の“すぴにんぐアメリ”で目を回す姿も、個人的にポイント高いです。

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』

・如月美冬

 ましろと同じ最上級生であり、その中でも極めて優秀な者だけが選出されるミレディと呼ばれる立場。名家のお家柄によって人格者として徹底的に育てられ、常に冷静沈着で思慮深い。特技の剣術で戦いますが、チェルシーとは異なり攻めに特化した技がそろっています

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』

 もともとは美少女ゲームのヒロインということで仕上がりが気になるところでしたが、どのキャラも素晴らしいデキでした。キチンと格ゲーキャラになりつつも、従来のモノとはひと味違う部分もあるので、格ゲーをやってる方ほど気に入るかと思います。バトルグラフィックは決してキレイなほうではありませんが、そこだけに捕らわれないでほしいところですね。あと、忘れてはいけないのが全員に用意されたEXキャラクターの存在! サバイバルモードの結果によって、キャラごとに性能の異なるEXキャラが開放されます。

『トウィンクル クイーン』 『トウィンクル クイーン』
▲EXキャラクターは、身体の周囲にオーラのようなものをまとっています。モーションなどは変わりませんが、攻撃力などが強化されている模様。▲ステージの背景に描かれているキャラクターたちにも要注目!

 ただ、登場キャラクターについては、個人的に『真・恋姫†無双』の趙雲(星)と、『祝福のカンパネラ』のサルサ&リトスがいないことがチョット残念……。さすがにサブヒロインのサルサたちは難しいとしても、もう少し何人か追加してほしいですね。

→対戦を深くするバトルシステムを紹介!(2ページ目へ)

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