2010年8月26日(木)
続いてバトルシステムですが、まずボタンは弱・中・強攻撃と特殊ボタンの4ボタン(挑発を含めると5ボタン)形式を採用。弱攻撃→中攻撃→強攻撃とリズムよくボタンを押していくことでお手軽にコンボがつながり、必殺技&超必殺技も簡単な入力&わかりやすい性能なので、あまり練習しなくても全キャラクターをある程度扱えるのがうれしいところです。また特殊ボタンを使った操作には、モメントプロテクションをはじめとした独自のアクションが振り分けられ、バトルを奥深くしています。それではここで、特殊ボタンや同時押しを利用したシステムをご紹介しましょう。
相手のガードを崩しつつダウンを奪えます。
相手の打撃技に合わせて発動すれば、攻撃を無効化するガード方法。成功後はすぐに動けるので、反撃する大チャンスになります。
通常攻撃または一部の必殺技をダッシュでキャンセルできるシステム。コンボのダメージアップや攻撃後のスキの減少に利用します。
待機中のパートナーと交代することができます。キャラクターアイコンの上に表示されている“CHANGEマーク”が点滅している時のみ発動可能。
CHANGEマークが点滅中かつ、ノーブルゲージ(ライフゲージ下の緑色のゲージ)が2本以上ストックされている時のみ発動可能。ガードまたはダメージ中にも待機キャラクターと交代できます。
専用攻撃が繰り出され、相手キャラクターにヒットさせることでパートナーと交代できます。
モメントプロテクションとダッシュキャンセルは、それぞれ守りと攻めを強化するアクションです。ダッシュキャンセルでコンボや連係を強化し、その連係をモメントプロテクションを織り交ぜた守りで切り返す、というように攻守のせめぎ合いがいっそう複雑になります。
ソリダリティアタック、ソリダリティディフェンス、ソリダリティブローは、待機中のパートナーと交代できるタッグバトルならではのアクション。待機中のキャラクターは青い部分のライフゲージが回復するので、これらを駆使して小まめにキャラクターを休ませることが勝利の鍵になるでしょう。特にソリダリティディフェンスは、うまくいけば相手のコンボを避けつつコンボを入れられるので、常に狙っていきたいところです。
なお、本作は一定以上のコンボがつながらず、1回のコンボで与えられるダメージはライフの約2~4割というマイルド調整になっています。さらに交代ソリダリティディフェンスによる切り替えしなども考慮すると、1ラウンドで2桁に届くかというガードの崩し合いが発生するハズ。面倒だと思う方もいるかも知れませんが、より多くの読み合いに浸れる点が、本作で対戦していて一番おもしろいところではないでしょうか。
ガッツリとプレイした正直な感想を言うと、予想外におもしろい! というのも、本作が発表された当初はキャラクター性だけに終始した“キャラゲー”だと思っていたんですよね。それが、ゲーム画面が公開されると「あれっ?」となって、その印象でプレイしたらあまり期待していない部分がおもしろかった。そんな感じです。グラフィックにこだわる方には多少抵抗があるかも知れませんが、会話などは秀逸なので原作ファンにはぜひプレイしてほしい!
そして、このゲームはやはり“格闘ゲーム”なんです。操作は簡単で気軽に遊びやすく、それでいて慣れてくるとハイテンポなバトルを楽しめるのがたまりませんね。キャラクターもみんな個性的な上に奥深いので、どんな組み合わせで対戦してもかなり白熱すること間違いないです。格闘ゲーム初心者から上級者まで誰でも楽しめる作品に仕上がっているので、原作ファン以外の方もぜひ遊んでみてください。(ライカ)
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