プレイヤーの手で紡ぐ龍馬のストーリー――『維新の嵐 疾風龍馬伝』を一挙紹介

文：電撃オンライン

■ゲームで一番大事なのはキャラクターの信頼

　ゲームの流れを簡単に説明すると、日本各地を移動しながらキャラクターの信頼を高め、新たな人脈を広げながら、やがては藩主や重臣を説得してその思想を変える、となる。その合間には、歴史上の重大イベントが数多く発生し、龍馬の行動次第で結果も変わっていく。土佐を脱藩するまでは、難易度もかなり低く、自然とゲームプレイを覚えられる作りになっているので、説明書も予備知識も不要でプレイできるだろう。

▲キャラクターには、弁舌、学力、度量、武術といった能力が設定されている。龍馬は訓練することで能力を上げることができ、高いほどゲームを進めるためのミニゲームに勝ちやすくなる。

　なお土佐脱藩後は、期限内に指定された物事を達成する“目標”をこなしていけば、基本的なストーリーは進む。とはいえ積極的にイベントを見たければ、なるべく各地をめぐって多くの人の信頼を得るようにしよう。目標を達成しているだけでは見られないようなイベントにも出くわすはずだ。信頼を高めるにはいくつかの方法があるが、多くの場合はカードバトル形式の“説得”を行うことで上昇する。

▲イベントでは重要な決断を迫られる場面も多い。日本を、坂本龍馬の人生をどう変えていくかは、プレイヤー次第だ。

▲相手によっては、剣術のけいこ（バトル）や花札のミニゲームで信頼を得なければならないケースもある。土佐を脱藩し、やがて維新の中心人物となる龍馬は、追っ手に襲われることもあるので、武術の能力も上げておきたい。

■相手を口説き落とそう！

　キャラクターに会いに行くと、信頼を高めたり、思想を変えたりといった選択肢が現れる。この際に“説得”のミニゲームで勝利すれば、相手の信頼を得たり、言うことを聞かせたりすることが可能だ。

▲桂小五郎に会って、信頼を高めようとしている場面。説得はカードバトル形式で行われ、“熱”弁する、“語”る、“聞”く、という3種類の基本カードと、切り札と呼ばれる特殊な効果のカードが使用できる。

　説得中のカードバトルは5回用意されており、5回戦が終わるまでに相手のゲージを端まで追いやれば成功となる。逆に、5回戦を終了しても相手のゲージが残っていれば、説得は失敗だ。弁舌の能力が高いと、カードバトルとカードバトルの合間に相手ゲージを押し込んでくれることがあり、弁舌、学力、度量の能力値はそのまま基本カードの強さにもなっている。ただし基本カードは3すくみの関係にあり、3すくみに負けるとカードがどんなに強力でも負けてしまう。読み合いに勝利しながらカードバトルに勝ち、相手のゲージを右端へと押し込んでいこう。

▲キャラクターの信頼を高めると、新たな人物を紹介してくれたり、藩の情報をくれたりする。

藩の思想を変えよう！

　説得は、信頼を高める以外にも、重要なイベントの分岐にかかわったり、藩の思想を変えたりすることにも行われる。藩の思想を1つにすることが、ゲームの最終的な目的となるので、ここからは藩の思想を変える際の流れを説明しよう。

▲まずはキャラクターの信頼を高めて、藩の情報を得よう。藩の情報を得ると、藩主や重臣の名前、思想を変えるための条件などがわかる。

▲藩の情報から、藩主や重臣を紹介してくれる人物も判明。芸州藩の思想を変えるには、藩主と重臣の半数以上を説得する必要があるので、藩主を紹介してくれる重臣・浅野忠を説得してみる。

▲浅野忠に藩主・浅野長訓を紹介してもらい、いざ説得へ。説得する人物の順序は自由で、設定された条件を満たした時点で、藩の思想が変更される。

同行者を連れよう

　キャラクターの信頼を一定以上にすれば、龍馬への同行を願い出ることができる。同行者を連れていると、説得の途中でカードを渡してくれたり、バトルで龍馬に先立って戦ってくれたりする。龍馬の仲間である人間はもちろん、桂小五郎や高杉晋作など有名な人物も連れて歩くことが可能だ。

▲説得の際に同行者がいると、カードバトル3回戦で同行者の能力に応じたカードを補充してくれる。相手よりもカードの選択肢が増えることになるので、だいぶ説得が成功しやすくなるはずだ。

▲京都などは、かなり頻繁に襲われるスポットでもある。このバトルは攻撃を仕掛けるタイミングによって勝敗が分かれる。同行者に勝ってもらっても、バトル後の龍馬の成長値は変わらないので、先に戦ってもらった方がお得だ。

→龍馬の周囲で起こるイベントの一部を紹介！（3ページ目へ）

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